ドローン焼けとツリビト道

ドローンを買ってから、操縦の練習に出かける日々。
リタイアした無職人なので気ままに時間がとれる。
夏のような太陽の強い光に晒されながら約一時間半操縦するうち、すっかり顔も腕も黒くなってしまった。
一時間半というのは、バッテリー１本で３０分の飛行が可能で、その３本分ということだ。

およそ誰も通らないと思われる藪の中の暗い道を蜘蛛の巣に引っかからないよう顔の前で手を振りながら歩いて練習場所の浜に辿り着く。
家族連れなどでほかの場所が賑わっていても、ここへは誰も来ない。
ただ、たまにひょっこり釣り人が現れるので、その時は飛行を中止する。

釣り人がどこから来るのか確かめてみた。
すると、岸沿いに、ケモノ道ならぬツリビト道があった。




このツリビト道の方が本来の道よりアップダウンも少なく駐車場所との距離も短く蜘蛛の巣もないことがわかった。
公道のガードレールを乗り越えて行き来することになるが、公道をウォーキングやジョギングしている人は、ガードレールから下るこのツリビト道には気が付かないだろう。
改めて注意して歩くと、ガードレールを乗り越えていく同じようなツリビト道が何本もあることがわかった。
ガードレールを乗り越えやすいように石が置いてあるところもある。
道を作ってしまうなんて釣り人ってスゴイな。

で、ドローンの操縦練習だが、四角形飛行など直線飛行は対面、機首右、機首左、機首斜めなどバリエーションあっても比較的覚えやすい。
問題は円形飛行で、これがなかなか難しい。
思った通りのスピードで、思った通りの大きさの円で、思った通りの位置に、円を安定して描くのが難しい。
したがって、８の字飛行も思った通りには円が描けない。
練習を重ねれば、８の字飛行で思った通りの円を描けるようになるのだろうか。
トシだしなあ・・・と思う。