koyabiyori

koyaから始まる”い・い・か・げ・ん”な生活
食と車とDIY、時々クマとカメラ?
さて今日はいったい何をしよう!

ブルー

2024-02-27 08:40:30 | 

数日後

主治医から電話あり

「キンさん、残念ですが余命宣告です」

そうですか

「病状は、第二心房の圧力低下により失火、発火力が落ち、1番3番だけでかろうじて回っています」

・・・

「圧力を計測しましたが、エンジンの安定期で下限ギリギリの1.0です」

「なので、この状態では来年の2年検診の時はNGを出さざる負えない状況です」

「したがって、起動時の状態では、それ以下になっている可能性があり

発火しても力が出ません、なので2基で回しているような状態ですから

シフトアップする力も生まれません」

対処法はやはり移植ですか?

「移植もしくは再生ですが、再生してもどれだけ延命できるか・・・」

・・・

「K6Aの過去診断記録からして、200,000km超まで健在だったのが不思議なくらいです」

「早いものでは200,000km到達できないものもあります」

当院でも、100,000km越で何台か入院していますが、中には判断できず

床に伏している方もいます。

そうですか、以前のトラのはF6Aでしたが300.000km越えた今も、他オーナーの手に渡り

未だ健在ですが?

「300,0000kmはスゴイ!オイル交換等よく手入れされていましたからね」

心のオイルは、高級なものを使い古すより、安価でもこまめに変えた方がよいと聞いているので

「しかしこのボディーにK6Aですからね、トラにくらべ体重的にも300kg近く重くなるので

 心の蔵への負担も大きいでしょうね」

・・・

「今言えることは、第二心房停止状態でも回転は第一、第三で回っていますが、第三の圧縮圧も

下がってきています、ウォームアップ状態でギリギリ回るような症状、だからと言って安定しているか?

というと、保証はできません。いつ何時発作がでるか・・・」

いずれにせよ、さよならするにも、まだ、中にはいろいろ残っていますので

今日の所は一旦退院させます

「処で、キンさんは以前はどちらで?」

前オーナーのカルテによると

東北の山間部で、リースの仕事をしていたようです

「リースですか、恐らく年一回の定期健診でオイル交換はされているでしょうが、

仕事先の方が、走行距離に見合った自腹のオイル交換はしないでしょうね、

そうなると、その時期の負担が大きかったのかもしれませんね」

私の手に渡ってから、3年

既に70,000km越えていますから、それまでの9年間の方が走行距離は少ないものの

カルテ上には年一回の検診記録しか残っていません

いろいろありがとうございます。

まず、移植手術してまでの延命措置は考えないで、

現状をいたわりながら少し考えます

 

「いえいえ、こちらも健康な状態に戻せず申し訳ありません」

いや、それは医師の手腕ではなく、私の判断なので気になさらないでください

「ではお気お付けてお帰りを。」

ありがとうございます

この話は、事実に基づいた会話を

多少なりとも脚色、オーバーな表現と、

いいかげんなワードで構成しているフィクションです。

どうぞ、お気楽に

しかしこの先どうするかな?

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする