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お絵描き日記~イラストレーター照井正邦

職人、照井正邦の似顔絵、意匠など。画力の向上を目的に練習しています。

ヘタヘタ、ヘタウマ、ウマヘタ、リアル、抽象などを繋げないか(似顔絵雑記)

2018-07-26 17:12:12 | 雑記
山藤先生の書籍で、「ヘタウマ文化論」というものがあります。
ヘタウマが増えてきて、ウマいというのではなく、面白いという基軸が出来たという主旨だったと思います。

けれど、今はヘタヘタ、本当にヘタな人が喜ばれている気がします。
そして、一般の人にはもしかしてヘタウマ、ウマヘタ、ヘタヘタの区別はつかないのではないかと感じています。

この不思議なスパイラルは、「ヘタとウマい」というベクトルと「面白いつまらない」の二つのベクトルだけでは、解決しないのではないかと思っています。

正直言って、私は絵がヘタです。けれど一般レベルで考えると、似顔絵の講師もしているくらいですから、かなりウマいとなってしまいます。
この「ウマい-ヘタ」と「面白い」以外の評価できる価値観を、一般の人たちが見いだせるようにならなければならないと考えます。

不思議なことに「リアル」というのは、一般的には評価されているようです。
この(一般に評価されているほうの)リアル以外の、ヘタウマなども評価できるようにはならないか。
さらに、その状態(ヘタヘタである。リアルであるなど。)の表現の人を、その人が理想とする価値観の表現へと導くことはできないか。
そんなことを思っています。

しかし、「有名人の似顔絵」となってくると、「アートを詳しく知らず、リアルの価値観しかない人たち」のことを考えると、どんな表現を試みても「悪意のある」「心がこもっていない」「失礼」などという誤解を与えてしまうと考えます。

そこで、クロッキーやデッサンなどで、私自身が色々な「見る」という行為を試みることによって、「みなの言うリアル」ではない、数多くのリアリティーをグラデーションのようにつなぎ、かつ言語化も試み、似顔絵の指導できるような状態を夢見るのです。

その目標は、私にとっても「似顔絵の救い」ではありますが、今は「答えは無い」という空虚で虚しい空間です。
その空間が、光に見えてくるのではないかと、僅かな期待を持っているのです。

初心者的似顔絵の人体の描き方の一例(似顔絵教室)

2018-07-26 11:55:35 | 似顔絵教室談
初心者的似顔絵の人体の描き方の一例です。



似顔絵は、顔を描くもので、身体が描ける必要はないかもしれません。
また、骨格や構造も理解していなくても、楽しい似顔絵は描けます。

ただし、顔の表現のバランスに合わせた身体を描けるようになると、自然な印象を与えられるようになると思います。

子供っぽい似顔絵には、子供っぽい身体を。
リアルな似顔絵には、リアルな身体を。
(「子供っぽい」と「リアル」など、どちらのほうが正解というわけではありません)

身体を含めた頭身は誇張して全く問題ありませんが、顔とのバランスは合わせたほうがよいと思います。