お絵描き日記~イラストレーター照井正邦

職人、照井正邦の似顔絵、意匠など。画力の向上を目的に練習しています。

絵としてとらえる人、言葉としてとらえる人(創作絵日記的雑記)

2021-07-26 14:22:12 | 雑記
絵を描いていると、形としてとらえる時代、光としてとらえる時代、線としてとらえる時代などがくる。
それらは、文章力では上達しづらい。絵の先生ではない場合は、文章で絵の説明を求められる。
多くの人は会話が必要ですから、文章を言葉としてとらえる。
絵はいつでもそこにあるのに、なかなか見てはくれない。
絵描きは絵に対して正直であるのだけれど、見る人の役職や経歴や宗教や政治思想に配慮して説明することができないので、言葉としては常に嘘つきに思えるのかもしれない。
描いてみせるしかない。
けれど、それは英語が広がっていったように、望まない描く以外のパフォーマンスを広げることになってしまう。
パフォーマンスを見られて、また絵を見てもらえない。
解説により、絵から目を離して人は考える。
それは、文章の文字がもう一度絵からはじめなければならなくなる時まで続くのかもしれない。
私は、絵が文章を上回ることを望んでいる訳ではないので、言葉を発したりや文字が書けるのだと思う。

矛盾のある絵(絵の雑記)

2021-07-26 10:11:02 | 雑記
良くないことを、良くないと提示した場合に、その条件が全てクリアされたとき、良くないことを推進する側になってしまう危機感を感じています。
それを回避できるか分かりませんが、良いか悪いか以外の、矛盾を含んだ価値感で描くように心がけています。

弦楽器とタンゴ(アクリル画)

2021-07-24 06:30:23 | アクリルガッシュアート

タンゴのようなリズムのなかの、弦楽器の流れていく旋律が好きだ。
刻まれた音はノイズになってしまうのか、音が拾えない音源が多い。
好きな滑らかなメロディーが聴けることよりも、タンゴであることのほうが大事だと思って聴いています。

フローラシリーズの習作も兼ねて


固有色をあまり用いない似顔絵「青鬼平」(似顔絵)

2021-07-23 08:09:45 | 雑記
席描きというイベントのスタイルがそのまま今後成立するのかはわかりませんが、それと併用していくつかの可能性も模索していこうと考えています。

「色を用いた似顔絵」もその一つ。
常に描く前に問題になるのが、「固有色を用いるのか」ということだと思います。
今回は固有色を用いないで描いてみました。
メディアのジャーナリストの報道の「笑い」というものが、「人を馬鹿にしている」という意味として扱うことが自明となってきていることを考えると、不可能なことなのかもしれませんが、人を馬鹿にする意味なしに笑って頂ければ嬉しいです。それは、「笑い」が「馬鹿にする」以外の意味合いもあると考えられることに繋がっていくのかもしれません…と、真面目に書いてしまうと笑えませんね。

「青鬼平」の似顔絵です。



さらさらっと描き似顔絵3(筆ペン似顔絵)

2021-07-22 08:20:18 | ・TV
似顔絵を長く描いていると、「似顔絵とは○○である」と説明を求められる機会に出会いそうになることがありますが、クライアントの「企画が盛り上がるなら、似顔絵でなくてもよいのですけれど…」という心の声が聴こえる気がして、描くときにブレーキペダルに足を常に乗せながら、今日も散歩。


さらさらっと描き似顔絵1(筆ペンでの似顔絵)

2021-07-22 06:53:16 | 雑記
カフェで、遠くに座っている人のふと一息ついた雰囲気を描きたくなることがある。
コロナ下でそれは現実的には難しいですが、
場所が表現を熟成させてゆく。
カフェなどの、あまりかしこまらないことをコンセプトとしたスペースで描くという設定で、少し表現を模索していこうかと考えています。