お絵描き日記~イラストレーター照井正邦

職人、照井正邦の似顔絵、意匠など。画力の向上を目的に練習しています。

夏のほぉーはぁーひぃー♪(似顔絵)

2021-09-03 07:56:36 | ・その他似顔絵
筆ペンで描いてみました。
輪郭の外側の背景に線をひくことが多いのですが、「太く描くのが好き」と勘違いされているようなので、外側の線を背景と馴染ませてみました。
少し、不穏な雰囲気です。
「不気味な似顔絵」と言われるよりは、「ぽっちゃりな似顔絵」と勘違いされていたほうがよいのかもしれません。

上白石萌音似顔絵イラスト画像

稲川淳二似顔絵イラスト画像

京極夏彦似顔絵イラスト画像





肩書きの難しさ(似顔絵雑記)

2020-10-02 06:32:02 | ・その他似顔絵
長い間、似顔絵を描いてきて、
「似顔絵にはほど遠い」
似顔絵を教えることになっても
「似ていない」
などと言われることもありました。

私は「似顔絵描き」ではあるのですが、似顔絵師でもなければ、アーティストでもない。

けれど、今回「アーティスト支援プロジェクト」で支援金まで頂いたので、
「ただの似顔絵描きだろ?」と批判を受けてしまうかもしれませんが、
「アーティスト」であろうとしてやっていかねばと考えています。

けれど、「似顔絵をアートにすること」は、私にはできないかもしれません。
「似顔絵をアートに」という姿勢で個人的に取り組んできた時期もあったのですが、それは他の方々の仕事であることに気付きました。
まだ答えは出ていませんが、アートとしては似顔絵ではなく「肖像画」と呼ぶべきではないかと。

だからと言って、「似顔絵」と「肖像画(アート)」とをはっきり分けてしまうと、似顔絵や肖像画の価値を落とす作品にもなりかねない。

世の中には、ほとんどであると錯覚してしまうかの如く、「上手いと下手」のベクトルのみで、絵の価値を見ようとする人々が確実にいます。
それを否定はしないですが、私自身は、上手くは言えませんが別の何かに向かって精進しています。
それは、先に言った「上手い下手」の視点の人にとっては、「下手になっていく」ということなのかもしれません。

多くの師に言われた「上手くなってはいけない」という言葉を大切に、上手く見えてしまう時期もあるかもしれませんが、自身の目指す方向性に向かって、アーティストであろうと作品を描き、デザインの知識を活かし似顔絵の仕事やイラストの仕事をしながら、大衆誌である雑誌に、洒落の通じる似顔絵なども描いていければと考えています。