お絵描き日記~イラストレーター照井正邦

職人、照井正邦の似顔絵、意匠など。画力の向上を目的に練習しています。

逃げたくなったとき(雑記)

2018-07-11 18:36:38 | 雑記
逃げ出したくなるときがあります。

「逃げ道は作っておいたほうがいい」
という話は以前しました。
物理的に逃げられるなら、逃げたほうがいいです。
現実として非難警報が鳴っているのなら、当然非難したほうがいいです。

けれど、大統領の黒いカバンのボタンが押されれば終わってしまう世界です。
そうなると「どこへ逃げるんだ?」
という話になります。

答えは出せませんが、意識をしっかりもつことが大事だと思います。
意識をもつとは、無意識の時間=睡眠をとるということです。
睡眠がとれないのであれば、横になっているだけでも違います。

冷静になれず、一時間先の未来も想像できないような場合には、自分の呼吸音を聴くといいです。
確実に何秒かは経っています。
一時間耐えて、それを六セットすると、6時間も横になって休んだことになります。

仮に眠れたのなら、世界が好転している場合だってあるはずです。
人間はとても弱い…けれど意外と強いのです。

一駅、一駅。(雑記)

2018-07-11 16:49:49 | 雑記


都会の電車で目的地へ行く。
たまたま体調が悪く、かつ時間に余裕があるときには、一駅ずつホームに降りて休むことがあります。

夜の駅舎は、ぽっかり浮かんだ小舟のよう。
空もうすべったく思えて、かなり近くに感じる。
白線、紅白の線、黄色と黒の線、警告の赤い円。
眼鏡をはずして目を休めると、電灯だけがぽつぽつと見える。
何か時間が止まっているようであり、時代にも取り残されている感じがする。

けれど、一駅でも乗れれば、確実に目的地へと近づいている。
偶然にもすいている電車にも出会えたりする。
行く場所や帰る場所があるのは、幸せなことだ。

一駅、一駅。ある意味贅沢な旅です。

似顔絵メーカーとは闘わない(横顔の似顔絵雑記)

2018-07-11 14:04:06 | 雑記
「デジタルで横顔を描いたらどうだろう」
そんな軽い気持ちで描いた横顔の似顔絵です。


マツコデラックス


上沼恵美子


阿川佐和子


泉谷しげる


デジタルでは、パーツ的・記号的な似せ方になりすぎてしまうと、「似顔絵メーカー」がライバルになってしまいます。
※似顔絵メーカーとは、自分の顔画像から自動的に似顔絵を作成してくれるものです。
仮に似せ方のノウハウがシステム化されてしまったら、人間が似顔絵を描く必要はなくなってしまいます。
今後アプリ制作の側になる可能性もありますが、原則として「人間が制作する必要性がどこかしらにある似顔絵」を描いていきたいです。

橋本マナミ(アクリルガッシュの似顔絵)

2018-07-11 06:20:23 | ・TV
橋本マナミさんの似顔絵を描いてみました。

「色相を大きくふろう」「構造的に美しく描こう」など、
つまり「意図的に、こうやって描いてみよう!」という思いが強すぎて、モデルを表現することが疎かになっていました。
何回か失敗して描き直すうち、「描こうとしている自分」を戒めながら仕上げることができました。
けれど、今度は「似顔絵として意識する」ことが弱くなりすぎたかもしれません。

橋本マナミ似顔絵アクリスガッシュのイラスト画像
ハガキサイズ、アクリルガッシュ

絵は、描いちゃいけないんだよ(似顔絵雑記)

2018-07-11 05:23:57 | 雑記
うたコンという歌番組で、浜口庫之助名曲集をやっていました。
歌手であるマイク眞木さんが浜口先生からもらったアドバイスは
「歌は、歌っちゃいけないんだよ。伝えるんだよ」
だったそうです。

似顔絵に当てはめてみると、もしかしたら
「絵は、描いちゃいけないんだよ。伝えるんだよ」
と言えるのかもしれません。
似顔絵を描こう、描こうとしているうちは、まだまだなのかもしれません。

いずれにしても、「空に太陽がある限り」の太陽、「夕陽が泣いている」の夕焼け、「バラが咲いた」の小さなバラ。視覚イメージに強く訴えかける感動の音楽でした。

グレースケールの色面分割の似顔絵

2018-07-11 04:26:18 | お仕事画談
当初は、ちょいとカラフルというのを考えて作成したのですが、クライアントの工房 風里花の店主から、「モノクロのほうがよい」ということで、グレースケールでの納品です。
全然カラフルではないのですが、結果オーライというというところです。
やってみないと分からないということは多いです。

色面分割グレースケール

デジタル上でグレースケールに変換したのですが、同一色に見えてしまうところが結構あって、明暗の調整に時間がかかりました。
実際に出力(印刷)して、このトーン(階調)が出てくれるのか、不安ではあります。