お絵描き日記~イラストレーター照井正邦

職人、照井正邦の似顔絵、意匠など。画力の向上を目的に練習しています。

アクリルガッシュの買い方

2007-04-18 18:08:54 | 雑記
創作絵本「妖怪図鑑」が完成しました!!

できは、かなりよいです。
内容は、社会諷刺の妖怪たちです。「図鑑を絵本として認められるか?」という関門を突破出来れば、そこそこよい結果が出るのではないでしょうか。

そして、次の絵本大賞へ向けて、制作を開始しました。
以前作ったネームをブラッシュアップさせようと思います。
今回は、アクリルガッシュを使おうと思っています。
アクリルガッシュは描いていて楽しいです。
私は、とてもせっかちなので、速乾性のアクリルガッシュは相性がいいです。
画風は、子供が描いたような雰囲気になっています。
それは、平筆しか使っていないからかもしれません。
細かいところは、筆を立てて描いています。
なんだか、すごく楽しい。
やっぱり、細めの筆で修正はしましたが、無心で描けました。
ストーリーも明るいものなので、その楽しさが伝わればいいなぁと思います。
ちなみに、主人公はオバケです・・・。

ここで、アクリルガッシュについて。
なんと美大の日本画でも、にかわで岩絵具をとぐのではなくて、アクリルガッシュを使っているそうです。それを聞いたら少しゲンナリしましたが、それだけアクリルガッシュは使いやすいということでしょう。
アクリルガッシュと出会ったのは、高校三年の頃です。親に「美大へ行く!!」と言って、びっくりさせました。そして、受験用に買ったのがアクリルガッシュでした。デザイン系では、必須の絵具です。それは、ベタ塗り(均一に塗ること)に適しているからです。いかに塗りむらを作らずに塗れるかが、受験、特にデザインでは大事ですが、塗りむらがあるのが魅力だということは、Illustratorのソフトを手にすれば分かることでしょう。
私のおすすめは、ターナーのアクリルガッシュです。彩度が若干低く、混色するのに適しています。逆に、アクリラはポスターカラーのように彩度が異常に高いのですが、混色しにくいです。なので、私はアクリラはピュアレッドをそのまま使うことはありましたが、ほとんど買いませんでした。ターナーはゴールデンというシリーズもあって、これは高価です。私は、受験時代のものを今も使っています。明度、彩度、色相を数値である程度覚えています。頭の中に絵具の色相環が出来ているという感じです。そのほうが、目的の色を作るときに最短ですむからです。

例えば、ジョンブリアン(使いにくい色ですね・・・)には
2.5YR8.0/7 と記されています。
2.5YRは、イエローレッドの2.5の位置にある。(1~10まである)
8.0は、明度です。1が最も暗く、10が最も明るい。
7は、彩度です。色の鮮やかさですね。1が鈍く20まであるようです。

では、何色から買ったほうがいいのでしょうか?
まずは、白と黒。余裕があればグレー(白と黒を混ぜれば出来ます)。
デザイン系ならば、彩度の高い色から買ったほうがいいでしょう。
白、黒、グレーの絵具によって、彩度を低くすることは出来ますが、高くすることは出来ないからです。
でも、彩度の高い色は塗りむらが出来やすくベタ塗りは難しいですね。乾いてから、二度塗りする必要があるかもしれません。黄色などは、白地だったら水分をたっぷり含ませて塗っても大丈夫です。

とは言うものの、好きな色を買ったほうがいいですね。「妖怪図鑑」では、背景をグレイッシュ系でまとめ、妖怪を中彩度で描きました。
自分の色を見つけるのもひとつの楽しみですね。



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製作中に聴く音楽

2007-04-12 17:38:57 | 雑記
みなさんは、仕事中に音楽は聴きますか?

私は、忙しいとき、疲れているときによく聴きます。と言っても特撮ヒーローソングが多いです。本当はメロディーだけのほうが体によいそうですが(歌詞が入っていると集中できない、歌詞に洗脳される)、そんなことは気にしません。
戦隊ヒーローシリーズはいいですね。疲れているときに強引にテンションをあげることが出来ます。また子供の頃に帰ったような気持ちになります。
特に好きなのは太陽戦隊サンバルカンですね。ちょうど私が幼稚園の頃放送されていたんです。「太陽がもしもなかったら地球はたちまち凍りつく・・・」暗い感じから入って、転調で一気に明るくなるところがいいです。太陽というテーマから外れないのもいいですね。1+2+のほうは、ふざけ過ぎていてあまり好きではないです。カクレンジャーの「なんなんじゃー、にんじゃ、にんじゃー」までいっちゃうとありだと思いますけどね。
あとは超電子バイオマンのED、バイオミックソルジャーはすごいですね。「命それより大切なものが俺にはあるからさー」と明るく歌ってますが、私は自分の命のほうがが大切です。・・・ということは、地球を守ることは大切なのか。とグルグル回ってしまいます。
どうしようもなくテンションが低いときは、科学戦隊ダイナマンを聴きます。
「ダイダイダイダイダイナマン!」とりあえず爆発してくれればOKです。
完成度からいくと光戦隊マスクマンだと思いますね。江原啓之さんが出る前から「オーラ」について歌っているんですよね。オーラと言ったらダンバインのほうが古いですか。

でも、疲れているのを「忘れる」だけなので、疲れは蓄積しているんですよね。なので、音楽を止めるとバタンキュー(懐かしい響きだ)になってしまいます。

落ち込んでいるときに暗い曲を聴くのは、ちょっと怖いです。歌詞の意味を深く理解出来たり、強く感じたり出来ますが、ますます落ち込んでしまう危険性もありますからね。

子門真人さんの歌はダメですね。いっしょに歌ってしまって作業どころではありません・・・。


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