ムネオ日記
2009年5月29日(金)
麻生首相が関係閣僚に検討を指示していた厚生労働省の分割・再編について、先送りされることが決まったという。
15日の政府の安心社会実現会議で、厚労省の分割について話が出て、麻生首相が厚労省と内閣府の一部を「社会保障省」と「国民生活省」に分割・再編する具体的な形を出し、与謝野財務大臣にとりまとめを指示したと公(おおやけ)になっていた話が、2週間で変わってしまう。何ということか。
麻生首相は「100年に一度の経済危機」と、「100年に一度」という言葉をよく使う。橋本龍太郎元総理は、「100年に一度の大行政改革」と言って、今の1府12省庁体制にしたのである。
この時、中央省庁等改革基本法を通し、次の小渕内閣で省庁改革関連法、省庁改革施行関連法が成立したのだが、この両法案に閣議で署名している政治家は現在では私だけになった。「100年に一度」の大行政改革の歴史的経緯とその重みを、首相はじめ閣僚はよく勉強してもらいたい。思いつきやその場の雰囲気で動かす話ではないのだ。
橋本内閣における行政改革は、自由民主党の行政改革委員会委員長を約10年間務められた橋本元首相が、その経験を持って、検討に検討を重ねて、首相になって断行した歴史的な仕事なのである。あまりにも軽い今の政治に、橋本、小渕両元首相はどう感じているだろうか。
これに関して、日本経済新聞2面の囲み記事が面白い。
厚労省分割めぐり―安心会議が紛糾 「党利党略」「無礼だ」
厚生労働省の分割・再編を巡り、28日の安心社会実現会議が紛糾した。薬害肝炎全国原告団代表の山口美智子委員は「一委員の提案した厚労省分割・再編が報道された。衆院選のパフォーマンスを思わせる。党利党略だ」と表明。これに「提唱者」とされる読売新聞グループ本社会長の渡辺恒雄委員が「取り消せ。無礼だ」と反論し、会議は一時、険悪な雰囲気に包まれた。
このため与謝野馨財務相が「超然たる立場で意見を述べてもらうのが会議の趣旨」と場を収めた。
(5月29日日本経済新聞朝刊2面)
与謝野大臣が「超然たる立場で意見を述べてもらうのが会議の趣旨」と言ったそうだが、超然的では困るのである。現実と向かって議論を重ねてほしい。
民主主義は手続きが一番大事で、次に中身なのである。しっかりと踏まえて戴きたいものだ。
総務省が今日公表した労働力調査によると、完全失業率は2003年11月の5.1%に次ぐ5.0%となり、有効求人倍率は、1999年5、6月と並び過去最低となる0.46%に達したとのことである。過度な規制緩和により格差が広がり、働く機会がなくなったことの証左である。
小泉政権以後政治がなかったことは、この数字をみても明らかである。一日も早い解散総選挙で国民の信を問うのが、麻生首相の最後の仕事ではないか。
「政局より景気」と言いながら、昨年から何ら改善されていない。この現実を麻生首相は何と国民に説明するのか。是非とも麻生首相の肉声で説明してほしいものだ。
夕方千歳に入り、千歳市議会議員選挙で新党大地が推薦している「ほりえ政行」さんの応援に入る。
いよいよ明後日が投票日、沢山の人に投票所に足を運んで戴きたいものである。
◎
本日提出した質問主意書5件
・
№307 北方四島への人道支援に対するサハリン州政府の見解に関する質問主意書
・
№308 外務省在外職員の住居の実情等に関する質問主意書
・
№309 外務省についての各マスコミ報道に対する同省の対応に係る国民への説明等に関する第3回質問主意書
・
№310 外務省と同省所管の各種法人との関係等に関する質問主意書
・
№311 最高裁判所裁判官の指名等に関する再質問主意書
○
本日受領した政府答弁書9件
・
№272 農林水産省の労働組合員が無届けで非営利団体の役員を兼務していた件に関する質問主意書
・
№273 我が国の報道機関関係者がロシア政府のビザ発給を受けて北方四島に渡航した件に関する質問主意書
・
№274 政府見解と異なる北方領土問題の解決方法について言及した政府代表に対する外務大臣の対応等に関する再質問主意書
・
№275 外務省職員が公務出張に際して取得したマイレージの同省における取り扱い及び公費節減効果の検証等に関する再質問主意書
・
№276 ロシア側に押収されたままの第31吉進丸の船体返還に向けた外務省の取り組み等に関する質問主意書
・
№277 在ロシア日本国大使館において本来節約できたはずの月額約四百五十七万円もの賃借料が二年に渡り支払われ続けていた件に関する第3回質問主意書
・
№278 海上自衛隊の特殊部隊における隊員死亡事件に係る防衛省による調査の進捗状況等に関する質問主意書
・
№279 外務省所管の各種法人に対する同省の助成等に関する第3回質問主意書
・
№280 農林水産省の出先機関における勤務評定に関する再質問主意書
※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。
衆議院ホームページ
鈴 木 宗 男
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新党 大地
鈴木宗男 オフィシャルページ
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2009年5月29日(金)
麻生首相が関係閣僚に検討を指示していた厚生労働省の分割・再編について、先送りされることが決まったという。
15日の政府の安心社会実現会議で、厚労省の分割について話が出て、麻生首相が厚労省と内閣府の一部を「社会保障省」と「国民生活省」に分割・再編する具体的な形を出し、与謝野財務大臣にとりまとめを指示したと公(おおやけ)になっていた話が、2週間で変わってしまう。何ということか。
麻生首相は「100年に一度の経済危機」と、「100年に一度」という言葉をよく使う。橋本龍太郎元総理は、「100年に一度の大行政改革」と言って、今の1府12省庁体制にしたのである。
この時、中央省庁等改革基本法を通し、次の小渕内閣で省庁改革関連法、省庁改革施行関連法が成立したのだが、この両法案に閣議で署名している政治家は現在では私だけになった。「100年に一度」の大行政改革の歴史的経緯とその重みを、首相はじめ閣僚はよく勉強してもらいたい。思いつきやその場の雰囲気で動かす話ではないのだ。
橋本内閣における行政改革は、自由民主党の行政改革委員会委員長を約10年間務められた橋本元首相が、その経験を持って、検討に検討を重ねて、首相になって断行した歴史的な仕事なのである。あまりにも軽い今の政治に、橋本、小渕両元首相はどう感じているだろうか。
これに関して、日本経済新聞2面の囲み記事が面白い。
厚労省分割めぐり―安心会議が紛糾 「党利党略」「無礼だ」
厚生労働省の分割・再編を巡り、28日の安心社会実現会議が紛糾した。薬害肝炎全国原告団代表の山口美智子委員は「一委員の提案した厚労省分割・再編が報道された。衆院選のパフォーマンスを思わせる。党利党略だ」と表明。これに「提唱者」とされる読売新聞グループ本社会長の渡辺恒雄委員が「取り消せ。無礼だ」と反論し、会議は一時、険悪な雰囲気に包まれた。
このため与謝野馨財務相が「超然たる立場で意見を述べてもらうのが会議の趣旨」と場を収めた。
(5月29日日本経済新聞朝刊2面)
与謝野大臣が「超然たる立場で意見を述べてもらうのが会議の趣旨」と言ったそうだが、超然的では困るのである。現実と向かって議論を重ねてほしい。
民主主義は手続きが一番大事で、次に中身なのである。しっかりと踏まえて戴きたいものだ。
総務省が今日公表した労働力調査によると、完全失業率は2003年11月の5.1%に次ぐ5.0%となり、有効求人倍率は、1999年5、6月と並び過去最低となる0.46%に達したとのことである。過度な規制緩和により格差が広がり、働く機会がなくなったことの証左である。
小泉政権以後政治がなかったことは、この数字をみても明らかである。一日も早い解散総選挙で国民の信を問うのが、麻生首相の最後の仕事ではないか。
「政局より景気」と言いながら、昨年から何ら改善されていない。この現実を麻生首相は何と国民に説明するのか。是非とも麻生首相の肉声で説明してほしいものだ。
夕方千歳に入り、千歳市議会議員選挙で新党大地が推薦している「ほりえ政行」さんの応援に入る。
いよいよ明後日が投票日、沢山の人に投票所に足を運んで戴きたいものである。
◎
本日提出した質問主意書5件
・
№307 北方四島への人道支援に対するサハリン州政府の見解に関する質問主意書
・
№308 外務省在外職員の住居の実情等に関する質問主意書
・
№309 外務省についての各マスコミ報道に対する同省の対応に係る国民への説明等に関する第3回質問主意書
・
№310 外務省と同省所管の各種法人との関係等に関する質問主意書
・
№311 最高裁判所裁判官の指名等に関する再質問主意書
○
本日受領した政府答弁書9件
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№272 農林水産省の労働組合員が無届けで非営利団体の役員を兼務していた件に関する質問主意書
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№273 我が国の報道機関関係者がロシア政府のビザ発給を受けて北方四島に渡航した件に関する質問主意書
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№274 政府見解と異なる北方領土問題の解決方法について言及した政府代表に対する外務大臣の対応等に関する再質問主意書
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№275 外務省職員が公務出張に際して取得したマイレージの同省における取り扱い及び公費節減効果の検証等に関する再質問主意書
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№276 ロシア側に押収されたままの第31吉進丸の船体返還に向けた外務省の取り組み等に関する質問主意書
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№277 在ロシア日本国大使館において本来節約できたはずの月額約四百五十七万円もの賃借料が二年に渡り支払われ続けていた件に関する第3回質問主意書
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№278 海上自衛隊の特殊部隊における隊員死亡事件に係る防衛省による調査の進捗状況等に関する質問主意書
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№279 外務省所管の各種法人に対する同省の助成等に関する第3回質問主意書
・
№280 農林水産省の出先機関における勤務評定に関する再質問主意書
※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。
衆議院ホームページ
鈴 木 宗 男
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新党 大地
鈴木宗男 オフィシャルページ
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