鈴木宗男ランド ブログ by宗援会

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宗男日記から

2007年10月31日 | Weblog
ムネオ日記
2007年10月31日(水)
 7時半から東京のカナダ大使館で、「不朽の自由作戦-海上阻止活動(OEF-MIO)」の説明会があった。
 NISのインテリジェンスアナリスト、国防総省のアフガン担当者、統合参謀本部第5部の政策担当者らから、アルカーイダの脅威、タリバーンの支配回復について説明があり、またアフガニスタンにおける最大の課題は麻薬であり、世界の93%のアヘンはアフガニスタンでつくられていること、OEFにおける日本の役割、貢献の成果についても詳しく述べられた。
 「不朽の自由作戦」に参加している国の在京の大使も出席していた。新テロ特措法を通すための一環として、日本の貢献に感謝しながら、更なる理解をとの思いがあっての今日の企画だと考えるが、最初から「給油継続ありき」での話なので、私としては一方的な都合の良い話と受け止めながら拝聴させて戴いた。
 質疑応答に入り、自民党、民主党、公明党、国民新党、共産党、社民党、新党大地、新党日本と、各党一人ずつ質問の機会が与えられた。私から1.カルザイ政権の統治能力はどうか、1.パキスタンのムシャラフ政権は安定しているか、1.タリバーンは空軍も海軍も持っておらず、ゲリラ戦をしているが、給油に使う力を民生の安定の安定等、アフガン国内に使ってはどうかと質問したが、「個別の問題は個別に聞いて欲しい」とはぐらかされた。この対応だけでも、今日のブリーフィングが思いつきで、形だけのガス抜き的なものだと感じた。誠意のない態度は受け入れられない。
 10時半から約1時間、自民党の古賀誠選挙対策委員長と選挙協力について協議する。古賀先生からの呼びかけが先週あり、今日の打ち合わせとなったが、昨夜伊吹幹事長夫妻と恒例の会食会があり、私も家内を連れてご馳走になったが、伊吹幹事長からも「古賀さんとよく話して下さい」と言われており、古賀先生からも大変丁寧なお話を承った。次回の協議には伊吹幹事長も入れてということで、今日は選挙協力の申し入れを承ったことにした。古賀先生は北海道の1区から12区まで、小選挙区の情勢について細かく把握されており、さすが選挙の責任者であると感じた。
 古賀先生とは、古賀先生は幹事長、私が総務局長として、平成12年の衆議院総選挙を戦い抜いた経験もあり、昔から良く知っている仲である。伊吹幹事長も古賀選挙対策委員長も手強く強力なタフネゴシエーターであるとの思いを新たにする。
 いつ選挙があるか。昨日の党首会談もいろいろな事情、思惑があってのことであり、いつ何があってもおかしくないとの認識の中で、賢明な判断をして参りたい。政治は生き物であることを十分頭にいれて対処していこう。
 一日議員会館で仕事をする。夜は横浜で後援会の集まりに顔を出し、懇親する。

本日提出した質問主意書2件

№91 政治資金の透明性に関する再質問主意書№88 1972年の沖縄返還における日米「核密約」を示す米公文書に関する第3回質問主意書

№92 ミャンマーにおける邦人記者殺害に対する政府の対応に関する質問主意書№89 外務省における特命全権大使の役割に関する再質問主意書
※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。
衆議院ホームページ
鈴 木 宗 男
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宗男日記から

2007年10月31日 | Weblog
ムネオ日記
2007年10月30日(火)
 朝早くに新幹線で静岡から戻り、議員会館で仕事。
 質問主意書に対する政府答弁書が6件返ってくる。その中に、今問題になっている、海上幕僚監部による海上自衛隊補給艦給油量の誤差隠蔽に関する質問主意書に対する答弁書があるので、質問主意書の内容とあわせて以下お知らせしたい。
Q:海上幕僚監部による海上自衛隊補給艦給油量の誤差隠蔽に関する質問主意書
(平成19年10月22日提出)
1.
海上自衛隊の補給艦が2003年2月にインド洋で米補給艦に給油した量を巡り、20万ガロンから80万ガロンへと防衛省が訂正した問題で、海上幕僚監部が2003年当時から誤りに気づいておきながら、当時の防衛庁長官に真実を報告せず、隠蔽していたこと(以下、「隠蔽」という。)が明らかになったが、なぜ「隠蔽」は行われたのか。その原因、経緯を明らかにされたい。
2.
2003年5月9日、当時の福田官房長官が記者会見で「キティホークの燃料消費は1日20万ガロンで、(海自提供の燃料は)ほとんど瞬間的に消費してしまう。イラク関係に使われることはあり得ない」と述べ、また当時の石破防衛庁長官は同年同月15日の参議院外交防衛委員会で「アメリカに確認したところ、2月25日に米補給艦に20万ガロン燃料提供した」旨答弁しているが、福田官房長官と石破防衛庁長官が右の答弁を行う以前に海上幕僚監部が「隠蔽」を行い、両氏に対して真実を伝えていなかったということか。
3.
「隠蔽」に主導的役割を果たした人物及び「隠蔽」に第一義的責任を負う人物は誰か。「隠蔽」に関わった人物の官職氏名を全て明らかにされたい。
4.
2007年10月2日に閣議決定された政府答弁書(内閣衆質168第43号)では、2003年2月のインド洋における海上自衛隊の補給艦による米補給艦への給油量が20万ガロンではなく80万ガロンであったことについて、「これは、平成十五年当時、海上幕僚監部において給油量に関するデータを集計する作業を行った際、当該米補給艦への給油量を他の艦船への給油量と取り違えて入力した事務的な誤りによるものである。」との答弁がなされているが、右の事務的な誤りに政府が気づいたのはいつか。
5.
「隠蔽」が発覚したのはいつか。
6.
4.の事務的な誤りに政府が気づいてから4.の「隠蔽」が発覚するまでの間、なぜ政府は「隠蔽」に気づかなかったのか。
7.
3.の人物に対してどのような処分が検討されているか明らかにされたい。
8.
2007年10月22日の朝日新聞1面には、「当時の担当者は20万ガロンから80万ガロンに増えても、イラクへの転用はないから重大な問題ではないと判断したようだ」との防衛省首脳のコメントが掲載されているが、右コメントに対する政府の見解如何。イラク戦争への転用がなかったので、実際は80万ガロンの給油量を20万ガロンとした誤りを公表しなくても問題はないと政府は考えているか。
9.
シビリアンコントロールの定義如何。
10.
8.のコメントにあるように、イラクへの転用はないから給油量の誤差は重大な問題でないと判断し、誤差を隠蔽することを決めた海上幕僚監部の行動は、シビリアンコントロールの観点から問題であると政府は考えるか。
右質問する。
A:海上幕僚監部による海上自衛隊補給艦給油量の誤差隠蔽に関する質問に対する政府答弁書
(平成19年10月30日閣議決定 内閣衆質168第142号)
1から6までについて
 お尋ねに係る事実関係については、現在も調査中であること等から、すべてを確定的にお答えすることはできないものの、現時点では、防衛省として、おおむね次のとおり把握しているところである。
 平成十五年二月二十五日、海自自衛隊補給艦ときわは、米補給艦ペコスに対して約八十万ガロンの給油を、米駆逐艦ポール・ハミルトンに対して約二十万ガロンの給油を行った。
 平成十五年二月二十六日、当時の防衛庁海上幕僚監部防衛部運用課(以下「運用課」という。)等は、インド洋に派遣されている派遣海上支援部隊の指揮官から当該給油に係る報告を受領した。また、同日、海上幕僚監部装備部需品課(以下「需品課」という。)等は、当該部隊から当該給油に係る受領証の写しが添付された電子メールを受領した。運用課の担当者は、同日ころ、当該報告に記載された給油量をパソコンソフトを用いて作成された給油量の集計表に転記したが、その際、米補給艦ペコスへの給油量と米駆逐艦ポール・ハミルトンへの給油量とを取り違えて入力した。
 平成十五年五月六日、イラクの自由作戦に従事したキティホーク空母戦闘群のマシュー・G・モフィット司令官が、海上自衛隊から米補給艦を経由して間接的に約八十万ガロンの燃料補給を受けた旨を発言したとの報道がなされた。
 平成十五年五月八日、当時の石川統合幕僚会議議長は、当該集計表に基づき、記者会見において、海上自衛隊から米補給艦に約二十万ガロンの補給を実施している旨を述べた。
 平成十五年五月九日、海上幕僚監部防衛部防衛課長等は、需品課の担当者からの指摘により、前記の取り違えによる誤りに気付いたが、米補給艦ペコスが我が国から補給を受けた直後に米空母キティホークに補給したことに係る問題が当時沈静化しつつあったこと等を考慮し、適切な報告を行わず、当該誤りに係る訂正の措置をとらなかった。
 一方、平成十五年五月八日、防衛庁防衛局防衛政策課の担当者は、米補給艦ペコスが我が国から補給を受けた直後に米空母キティホークに補給したことに係る問題に関する防衛庁としての応答要領を前記の当時の石川統合幕僚会議議長の記者会見の内容を踏まえて作成した。この結果、当時の福田内閣官房長官が同月九日の記者会見において、また当時の石破防衛庁長官が同月十五日の参議院外交防衛委員会において、それぞれ海上自衛隊補給艦から米補給艦への給油量は約二十万ガロンである旨の説明をすることになった。
七について
 現在、当時の海上幕僚監部及び防衛庁内部部局等に所属していた関係者について、事実関係の調査を行っているところであり、関係者に対する処分については、当該調査により認められた事実関係を踏まえ、厳正かつ適切に行うことを考えている。
八及び十について
 平成十五年当時、一から六までについてで述べた取り違えによる誤りが生じていたことについて、海上幕僚監部防衛部防衛課長等が気付いていたにもかかわらず、適切な報告を行わず、当該誤りに係る訂正の措置やその旨を公表するための措置をとらなかったことは、防衛省や自衛隊の事務処理の在り方に対する信頼を損ねるとともに、文民統制に係る極めて重大な問題であると考えている。
九について
 シビリアン・コントロールは、文民統制のことを指し、民主主義国家における軍事に対する政治の優先を意味するものと考えている。
 今まで言われてきたとおりの型通りの答弁だが、防衛省がこの問題を深刻に受け止め、再び間違いを起こしてはならないとの思いが伝わってくる。外務省の答弁書に比べると誠意が感じられる。お互い、緊張感を持つ時は持ってやっていくことが必要である。
 守屋前防衛事務次官の証人喚問を各紙大きく扱っている。本人は記憶に基づいて正直に答えていても、「何か隠し事があるのではないか」という論調が多い。「傍目八目(おかめはちもく)」の言葉の通り、第三者的に冷静に物事を見ることも、一つの大事な考えではなかろうか。
 私は「騙(だま)すより騙(だま)されろ」を信条として生きてきた。この生き様が足をすくわれることにもなったが、私の方から人を騙(だま)したことがないだけ気が楽であり、お天道様の下を胸を張って歩くことができる。
 アメリカ大リーグのワールドシリーズは、レッドソックスの4連勝で優勝がきまった。ローテーションを守った松坂投手、リリーフ役の岡島投手の2人の日本人選手の活躍が大きく評価されている。メジャーで堂々とやっていける選手の姿に、勇気ややる気をもらった人もいることだろう。素晴らしいことである。負けたロッキーズの中で、キラリと光る活躍をした松井稼頭央選手の存在も大きい。
 ワールドシリーズで日本選手が大きな影響を持つことを、20年前、30年前、誰が想像しただろうか。このことでも10年、20年の年月の流れは重く、大きいものがある。メジャーで頑張っている日本選手全てに拍手を送りたい。来年は更なる好成績をあげることを祈念してやまない。

本日提出した質問主意書3件

№88 1972年の沖縄返還における日米「核密約」を示す米公文書に関する第3回質問主意書

№89 外務省における特命全権大使の役割に関する再質問主意書

№90 富山県における冤罪判決に関する第3回質問主意書

本日受領した政府答弁書6件

№68 外務省職員が公務出張に際して取得したマイレージの利用に関する質問主意書

№69 1972年の沖縄返還における日米「核密約」を示す米公文書に関する再質問主意書

№70 富山県における冤罪判決に関する再質問主意書

№71 ミャンマーにおける邦人記者殺害に関する第3回質問主意書

№72 政治資金の透明性に関する質問主意書

№73 海上幕僚監部による海上自衛隊補給艦給油量の誤差隠蔽に関する質問主意書
※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。
衆議院ホームページ
鈴 木 宗 男
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宗男日記から

2007年10月30日 | Weblog
ムネオ日記
2007年10月29日(月)
 昨日、藤波孝生先生が亡くなったとの知らせを聞く。74歳、人生80年の今日(こんにち)、年齢的に早すぎる旅立ちである。
 昭和61年、金丸幹事長のもとで「死んだふり解散」を中曽根首相は行ったが、この衆・参同日選挙で自民党は圧勝した。このことにより中曽根首相は、2期4年の自民党総裁任期を特別に1年延長し、5年の間やることになる。当時のキングメーカー金丸先生の判断だった。
 その金丸先生は、中曽根先生のあとは竹下登先生を考え、特別に1年延長したものである。昭和62年の俗に言う中曽根裁定で竹下先生を指名したゆえんだ。
 金丸先生は、竹下先生に2期4年やらせるつもりだった。そしてその後は藤波孝生先生を考えていた。私が2回目の当選をした時、金丸幹事長は「鈴木君、俺の目の黒いうちは金丸が君の面倒はみる。しかし、いつまでの金丸の時代じゃない。藤波孝生は間違いなく将来があるから、藤波のグループ(新生クラブ)にも入っておけ」と言われ、藤波先生の政策集団に入らせてもらったいきさつがある。一般的に、竹下先生のあとは安倍晋太郎先生と言われていたが、私の知る限りにおいては、金丸先生は竹下先生4年の後は、藤波先生を考えていたのである。
 竹下先生がリクルート問題はじめその他の事件に名前が出て、青木伊平秘書が亡くなる悲しい出来事もあり、また、消費税議論も重なり、予算成立を引き替えに竹下内閣は退陣する。前後して藤波先生もリクルート事件に巻き込まれる。まさかのまさかと言うべき、藤波先生の在宅起訴であった。
 政治の世界にあの時こうしてい“たら”、こうしてい“れば”の「タラ」「レバ」はないのだが、リクルート事件がなければ間違いなく藤波先生は天下人になっていたであろう。羽田孜先生や森喜朗先生も名を連ねていた「新生クラブ」の代表であった藤波先生の、何とも言えぬ人間味、懐の深さが、今とても懐かしく思われる。
 政界、まさに一寸先は「闇」と言える。かくいう私もまさかの「さか」に遭ってしまった。心から藤波先生のご冥福をお祈りしたい。
 政治の世界、一人消えれば二人、三人と台頭してくる。時に人の不幸につけ込んでくる者もいる。永田町に身を置いて38年、色んな出来事を見てきたが、足の引っ張り合い、だまし、狙い撃ち、ねたみ、ひがみ、やっかみ、色んな思惑が政治をつくっていく。そんな中で藤波先生は、自然体で泰然自若(たいぜんじじゃく)としており、特別な存在であったと思える。藤波先生のご冥福を心からお祈りしたい。
 守屋前防衛事務次官の証人喚問が行われた。検察当局、関係者は、目を皿にして興味深く今日の喚問を眺めていたことだろう。自分たちのシナリオ・ストーリーに沿ってこれから追及の陣立てを考えるのだろう。私もまた注意深く見守っていこう。どのような国策捜査が行われていくのか。
 昨夜は鹿児島から札幌ドームに駆け付けて、日本シリーズの日本ハム応援にまわったが、残念ながら中日に完敗だった。明後日から名古屋での試合になるが、是非とも勝ち越して札幌に戻って勝負をつけて欲しい。これが多くの北海道民の願いである。
 午後の便で東京に戻り、議員会館に入って打ち合わせ等。16時の新幹線で静岡に向かい、内外情勢調査会静岡支部で講演。
 10月の講演も今日で5ヶ所目。毎月何カ所かの講演が入ってくるが、有難い限りである。弱肉強食、新自由主義、勝ち組・負け組と格差の拡がる中で、敗者復活できた、カムバックできた側の一人として、私なりの発信をして参りたい。
 「人生あきらめるな」「人生生きていればいいことがある」「信念を持って正直に生きろ」と言い続けて行きたい。

本日提出した質問主意書2件

№86 拉致問題を巡る官房長官と外務大臣の対立に関する質問主意書

№87 米大統領の日本観に対する政府の対応に関する質問主意書
※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。
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宗男日記から

2007年10月28日 | Weblog
ムネオ日記
2007年10月28日(日)
 鹿児島市でタクシーに乗って乗務員さんとお話をすると一日置きに働いて月収14~15万、年収150万と聞く54歳の方だった。又、個人タクシーの運転手さんは毎日働いて月25万~30万という。二人とも異口同音に規制緩和の弊害です。誰でも参入出来、台数だけが多くなり、事故を起こしたり、体を壊したりする人が多くなっていると聞かされる。
 東京の価値基準で市場原理、競争原理でたちゆかない地方に対する配慮がない、地方が疲弊している、格差が拡がっていると鹿児島市に来ても北海道と同じだ、政治が無いと感じる。
 アメリカ型の新自由主義、弱肉強食のやり方は日本に馴染まない。この流れを変えなければ、国民がやる気を失い、国力が低下する。エネルギー資源のない日本は人的資源、国民の勤勉性をもって世界に冠たる日本になった。歴史に学び、歴史をつくっていかなければならない。政治の流れを変えることが重要である。
 守屋前防衛事務次官の証人喚問が明日行われるが質疑に立つ人は風聞やデマ中傷の類でなく、しっかりと裏打ちされた自分で掴んだ事実を以って質問して欲しい。
 平成14年3月11日、私も証人喚問を受けたが、共産党の佐々木憲昭議員は「ムネオハウス」というねつ造語を以って質問してきた。ロシア人はロシア語に誇りをもっている。北方四島の人は、私は何回も行ったが英語は使わない。それなのに面白おかしく質問してきた。私は今、「ムネオハウス」で、北方支援事業関係で裁判にはなっていない。迷惑千万であった。
 又、社民党の辻元清美議員は「疑惑の総合デパート、疑惑の総合商社」と質問で言ってきた。ケニアのソンドウミウのダム・ODAに関してだが、私は何も業者選定には関与していないのに一方的な何の裏づけもない質問でパフォーマンスそのものだった。辻元議員の「疑惑の総合デパート、総合商社」という言葉が一人歩きし、これも国民に面白おかしく受け止められた。
 この時、質問していた時期に辻元議員は国民の尊い税金から秘書給与を2000万円以上詐欺していたのである。詐欺している時に私に、事実でない誹謗中傷するとは何事か。こうした経験則から私なりに訴えたい。
 神聖な国会でしかも縛り厳しい条件のついた証人喚問という場で、ウソやデタラメな表現はすべきではないし、あってはならない。粛々と議論を進め、国民への情報公開を行って欲しい。テレビ中継だからといって私のときのように、佐々木氏や辻元氏の様なパフォーマンスはいらない。事実関係をしっかり質疑をして欲しいと願ってやまない。
 午前中、霧島神社をお参りする。北海道栗沢町出身の千葉宮司さんからご挨拶を頂き、感激した。雄大な大自然の中にあり、歴史を伝える大神宮に参拝し、身も心も洗われる思いであった。
 昨日の知覧特攻平和会館に続き、今日も感謝とやすらぎを頂いた思いである。先人のご労苦、偉業にただただ頭の下がる思いである。
 2時過ぎの鹿児島発で東京へ。羽田で乗り継ぎ千歳へ。札幌に出る。日本列島を縦断したが、鹿児島市は20℃以上の陽気、千歳、札幌はひんやりとして温度差は15度以上、狭い日本と言われるが南と北では随分と差がある。
 昨日、北海道美唄市で火事があり、消火にあたっていた北清幸司消防士長、山岸信貴消防士の二人が亡くなるという悲しいニュースに驚く。命を懸けて職務を全うしたお二人のご冥福を心からお祈りしたい。40歳と25歳、これからが人生の花も実もあると考える時、又残された御家族の事を思う時、胸が痛む。こうした人のお陰で我々の日常生活が守られていることをお互い考えていこうではないか。
鈴 木 宗 男
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2007年10月27日 | Weblog
ムネオ日記
2007年10月27日(土)
 せっかく鹿児島に来たので、午前中、知覧特攻平和会館を視察する。川床剛士参事さんの説明を聞きながら、平和の尊さを思い知らされる。
 「命の尊さと家族の絆。特攻隊員の心に学ぶ」という30分程の特攻隊員の遺書の紹介を見ながら、教えられること大であった。1036人の特攻隊で殉死した中で17―18歳の少年飛行兵は335人。北海道出身者は35名で、都道府県別では5番目であった。知覧からの出撃は439名である。
 遺書を拝見しながら、圧倒的にお母さんあてのものが多いことに気がつく。お父さんあては少なく、ご両親様というあて名もある。やはり生み育ててくれたお母さんはかけがえのない存在であり、子供の頃お父さんに叱られ、怒られた時、お母さんが優しくしてくれた昔の夫婦の良き役割分担の中で、お母さんに対する感謝の気持ちが最後には出てくるのだろう。
 不登校や引きこもりの、または非行行為で社会に迷惑をかけ、現在少年院にいる子供・少年に知覧平和会館を見学させれば、更正につながり、勇気ややる気を起こさせることになるのではとつくづく感じたものである。なによりも、家族、故郷を、国を愛する心をわかってもらうことが重要である。私が寄贈した献燈を通りながら、今日は貴重な、尊い勉強をさせて戴いたと感じた。
 高村外相が26日午前の記者会見で、拉致問題の進展について「何人かでも帰国すれば進展であることは間違いない」と言ったことに対し、町村官房長官は午後の記者会見で「それを言って何か意味があるのか。相手につけいる隙(すき)を与えるだけだ」と批判している。更に「関係者にあたかも何人かが帰ってきそうだ、ウチは入っているだろうかとあらぬ誤解を招く」と言及したと報じられている。内閣のスポークスマンである官房長官が、外交の責任者である外相の発言を詳しく精査した上で噛みついたのか、単に「こういう記者会見だった」と表面的な話を聞いただけで文句を言ったのか、何かしら違和感を覚える。
 今回の外務大臣の発言にモノを言うのなら、水面下で事の真実をきちんと確認してからモノを言うべきである。表で議論する話ではない。それこそ町村発言は「相手につけいる隙(すき)」を与えるだけではないか。表に出して話すことなのかどうか水面下で意思確認をし、間違っても閣内不統一と言われることのない様にするのが官房長官の一番の仕事だと思うのだが。何とも寂しい議論である。
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