鈴木宗男ランド ブログ by宗援会

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宗男日記から

2006年08月31日 | Weblog
ムネオ日記
2006年8月30日(水)
 8時半羽田発で千歳へ。正午から読賣新聞北海道ビル竣工式に出席。大勢の人がお祝いに駆けつけており、「さすが読賣新聞」という感じであった。
 13時半から「2006年北方領土返還要求北海道・東北国民大会」に出席。大会宣言、大会決議を採択したが、いつもの通りで新鮮味がない。56年宣言から半世紀の節目の年に、智恵のある現実的解決に向けた言い方はないのか。歯がゆい思いである。こうした大会も官僚主導で、元島民の声、願いが伝わってこない。
 北方四島周辺海域における我が国漁船の銃撃・拿捕事件に対する特別決議をした。
一、ロシア政府に対する厳重な抗議及び事実関係の確認
一、拘束されている乗組員及び船体の解放
一、北方四島周辺海域における安全な操業の確保
 以上3点の決議であったが、嶋津根室市議会議長の提案で、こちらの方が現実的であり、元島民の叫びが伝わってくる。
 山中外務大臣政務官が麻生大臣の式辞を代理朗読したが、冒頭「簡単に大臣がお書きになったので、読ませて戴きます」と言ったのには驚いた。確かに中身は簡単なもので琴線に触れるものではないが、それを大臣政務官が話したのでは、まさに「マンガ」である。
 出席した多くの人から、「大臣政務官は先輩政治家、来賓の人達に会釈や挨拶がありませんね。人間的にいかがでしょうか」と問われ、私は気にしていなかったが、見ている人は見ているものだと驚かされる。外交は人であり、人間性が問われるものだとしみじみ感じながら、私もごくごく通常の挨拶でもおろそかにしてはいけないと、よい勉強になった。
 会合で丸谷衆議院議員に会ったので、昨日の衆議院沖縄・北方特別対策委員会理事会でのやりとりを聞いていたので、「政治家、情がなくなったら終わりですよ。あなたが出馬した時から、私は人間関係で協力してきましたよ」と話させてもらった。ちょうど北海道の創価学会の幹部もおられたので事情を話すと「もっと言ってくれ」と逆に発破をかけられ、有難かった。これまで約束、信義は守ってきた者として、私には何も後ろめたいことはない。これからも色々な動きが出てくると思うが、私は淡々と筋を通しながら、人間関係だけはしっかりと保っていきたいと思う。
 13時40分、銃撃され、拘留されていた3人のうち2人が日本側に引き渡されたと伝えられる。延び延びになっていたので心配したが、昨日「明日に解放」と言われ、その通りになってよかった。あとは坂下船長と船体が一日も早く帰ることを願うのみである。
 それにしても、麻生大臣がラブロフ大臣に電話でお願いしたという話を聞くにつけ、四島の管轄を認める話であり、こうした事務的なことをなぜ外務官僚ロシア担当者が自らやらないのか不思議でならない。政治家にやらせる前に、司々の担当者がしっかり汗をかくことが手続きではないか。1983年9月1日、大韓航空機が撃墜された時、当時のソ連課長丹波實さんがサハリンに乗り込んで、現場で折衝した姿を想い出す時、今のロシアンスクールにそうした人がいないことは、何か寂しい限りである。
 闇ルーブルの不正蓄財や記者に偽造領収書をつくったり、いかがわしい場所に出入りしていた原田欧州局長や松田ロシア課長は、ロシアに弱みを握られ、表に出られないのかと同情するものである。「松田ロシア課長が代わらない限りダメですよ」という声が私のもとに届くが、そうかなと思いながら、坂下船長の安否を心配するものである。
鈴 木 宗 男
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宗男日記から

2006年08月30日 | Weblog
ムネオ日記
2006年8月29日(火)
 一日議員会館でお客さん対応、週刊誌取材。残暑厳しい天気が続き、「お客さんが頻繁に来ているのは鈴木先生のところだけですよ」と言われ、同じ階を見渡してもそう来客がある感じはしない。
 衆議院の沖縄・北方特別委員会の閉会中審議が行われた。ロシア国境警備庁による根室漁船銃撃事件があったので私も質問に立たせてもらおうと考え、民主党さんの枠で昨年の同委員会でも質問時間を戴いたので今回もお願いしたら、与党自民党の仲村正治筆頭理事と公明党の丸谷佳織理事が、「国対が反対なので絶対ダメだ」と強硬に反対され実現しなかった。仲村さんにしても丸谷さんにしても、私にそんな強い事を言えた義理があるのかと苦笑しながら、人間の器というものを感じた。今回の銃撃事件は尊い人の命がなくなったのである。私としても外務省に聞きたいことがあった。駐留米軍をかかえる沖縄の仲村代議士は理解してくれると思ったのだが。
 かつて仲村代議士は沖縄の抱える問題について、私のところによく陳情、頼みに来た時、相当無理して尽力したものだ。また、仲村代議士は沖縄の軍用地主であり、いつも国会議員所得番付のベストテンに入っているのは国民の税金をもらっているからであり、その地代を上げる陳情をよくしていた姿が目に浮かぶ時、沖縄の人達はどう思うだろうか。私なりに沖縄の心配をしてきて、米・海兵隊本土受け入れをいの一番に北海道へ決めた者として心ある沖縄の皆さんは私のことを理解してくれているので、沖縄の皆さんに仲村正治代議士の話でもゆっくりしようと思う。
 今回、私の質問機会を作るために民主党の皆さんは関係者に働きかけをしてくださりご支援を賜った。質問をすることはかなわなかったが、一生懸命尽力頂いた事に心から感謝申し上げたい。
 21時から日本テレビ「Newsリアルタイム」収録。「ロシアが漁船銃撃のここがわからん」のテーマで話す。8月30日、17時25分位からの放送である。一日も早い3人の釈放を願いながら、明日にも船員2人の釈放が実現できる動きに期待している。
鈴 木 宗 男

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宗男日記から

2006年08月30日 | Weblog
ムネオ日記
2006年8月28日(月)
 8時から空知管内豊富町廻り。約2時間かけて後援会関係者のところにご挨拶。11時に稚内市に入り、地元マスコミ2社に挨拶。稚内空港12時15分発で上京。竹中総務大臣と一緒になる。タウンミーティングで稚内に来ていたそうで、私から「北海道の経済は悪いですよ」と話すと、竹中大臣も「北海道はそうですね」と肯定してくれる。良い話に同意してくれるのなら有難いが、悪い話を認めてくれるのは何ともむなしい限りである。竹中大臣も稚内に来て、それなりの地方の悩み、苦しみをわかってくれたのではと考えるのだが。
 議員会館に入り、J-WAVE JAM THE WORLDの収録、根室の銃撃事件について話す。17時半から日本テレビ「太田光の私が総理大臣になったら」(9月1日金曜日、20時から21時放送)、汐留のスタジオで収録。メール全面禁止法案がテーマであった。
 最北端から中央に戻ると、時間差以上に格差を如実に感じる。都会と地方の大きな溝を実感する。新自由主義、弱肉強食の結果である。
 政党ビラ配りに無罪の判決が出たが、検察側はどう受け止めるのか。「上級庁とも協議の上、控訴の要否を判断したい」と、東京地検次席検事は話しているが、今後のなりゆきを見守っていきたい。「立場は違っても、国策捜査と言えるのではないか」という声が私のもとに寄せられる。
 福岡市の多目的レジャー車転落事故で、亡くなった幼い3人の子供の遺影を見る時、何とも言えない思いである。酔って車を運転するとは何事か。どう責任をとるのか。憤りを禁じ得ない。
 命は尊く、重いものである。命が軽んじられる今の社会、モノ・カネ優先で来たツケが、道徳、倫理、道義を忘れてしまった日本人が多くなった事を物語っている。同時に、政治の責任も合わせて考えなくてはいけない。心を失った、情をなくした政治家が多い事も、社会全体に大きな影響を及ぼしていると私は考えるものである。3人の幼い兄弟のご冥福を心からお祈りしたい。
鈴 木 宗 男
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宗男日記から

2006年08月27日 | Weblog
ムネオ日記
2006年8月27日(日)
 5時に起き、留萌管内増毛町に向かい、第20回日本海オロロンライントライアスロン国際大会開会式に出席。今年が最後の大会であり大会関係者、ボランティアの皆さんに感謝と敬意を表したい。水泳2キロ、自転車208キロ、マラソン42キロ、鉄人レースと言われるが途中沿道で応援したが、今日は真夏の気温で選手は相当厳しい表情で走っていた。遠別町で応援していると311番のゼッケンを付けた人が「先生の長男と職場一緒です」と言われ驚くとともに「頑張れ」と心からの声援を送る。その後を439番留萌の田中豪選手が会社の皆さんのサポート受けながら走ってくる。厳しい苦しい表情だったが完走を祈ってやまない。給水所に寄ってボランティアの皆さんを激励する。日本を代表するトライアスロンレースが今年でなくなるのは淋しい限りであるが、関係者の皆さんの知恵でこれに替わるイベントを考えて欲しいものである。私にとってトライアスロンを見るのは初めての経験だったが大勢の人がお手伝いする尊い姿に頭の下がる思いであった。
 トライアスロンの合間に11時から留萌管内小平町の産業祭りに参加。夏日に恵まれたが、人の出は昨年より格段に少ない。ここでも格差の広がりが如実に現れている。行きたくても行けない、余裕がない声なき声を考える時、弱肉強食の政治によって北海道は負け組の象徴的地区である。先週宗谷管内利尻、礼文を廻り、一昨日、昨日、今日と天売、焼尻、留萌管内を歩き、率直にそう感じる。流れを変えなくてはいけない。知事選挙がそのスタートだと訴えていきたい。
 18時から稚内市で宗谷管内後援会ビールパーティー。いつものように大勢の人が集まり盛大に行われる。自民党幹事長の選挙区で政治風土厳しい中で心ある人が集まってくれることに心から感謝したい。
 私の場合、人間関係で特別肩書きのある人や地位に就いている人より腹の据わっている、胆力のある人がいることに、昔からの知人友人に支えられていることは大きな財産である。
 武部幹事長がモスクワに行ってロシア政府関係者と会っているが、日本の与党第一党の幹事長として会っている人の肩書き、立場からすると、不釣合いの対応しかされていないと感じるのは私だけだろうか。
 過去のピントのはずれた発言や行動を検証してみることも必要ではないか。外交は積み重ねである。「安倍政権誕生後、ロシアのルート、レールを築きたいと考えているようだ」という外からの声も聞こえてくるが、今からでは遅いのである。この外の声を聞くだけでも戦略がないと思いながら、銃撃された盛田さんの無念さと、拘束されている坂下船長以下3人の安否をきずかうものである。
鈴 木 宗 男
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宗男日記から

2006年08月27日 | Weblog
ムネオ日記
2006年8月26日(土)
 9時過ぎから天売島を廻り、10時25分発のフェリーで焼尻島へ。11時から14時まで焼尻島を廻る。両島とも一軒残らず廻りながら、空き家が多くなったり亡くなったり、島民の方が息子さん、娘さんのところに行かれたという話を聞く。米田ハチヨさん(80歳)を訪ねると、体調がすぐれない様子で、息子さんはむつ市におり、海上自衛隊勤務、娘さんも内地にいるとの事だが、お年寄りだけに心配だ。島に対する愛着もあり、島を簡単に離れる訳にはいかない様なので、念のためお巡りさんにお話ししたら、よく事情、状況は把握されており、ホッとする。羽幌町役場にも連絡だけはする事にしよう。改めて、離島に住む人達の事を想いながら、わけてもお年寄りのご苦労を考える時、政治があったと言える形にしたいとつくづく思う。
 15時20分焼尻港発で羽幌に向かい、車で留萌市へ。18時から留萌管内新党大地各支部と、鈴木宗男後援会の恒例のビールパーティー。昨年、ちょうど選挙の時期とぶつかりタイミングが良かったが、今年は国政に復帰しての会であり、特に「新党大地」は留萌管内では第一党なので、出席者は皆さん自信に溢れていた。
 頑張った者が、一生懸命額に汗した者が栄光の座につく事は当然である。高橋定敏留萌市長はじめ、大勢の人が参加しての盛大な会で、留萌管内の後援者の皆さんに、心から感謝申し上げたい。
 旭川市長選挙に出馬される加藤礼一道議の代理の方も来られたので、皆さんに紹介しながら、加藤礼一道議の必勝を誓い合う。
 今日の産経新聞に、袴田茂樹青山学院大学教授が「拿捕事件に2島返還論を絡ますな」という見出しで、政府の日ロ政策決定、政策遂行について難癖をつける様な記事を書かれている。橋本、小渕、森政権における日ロ政策に関わりを持ってきた一人として正確を期す為、本日付で内容証明の通知書を出す事にする。内容は以下の通りである。
通 知 書
 平成18年8月26日付産経新聞に、貴教授が寄稿された「拿捕事件に二島返還論を絡ますな」という論文を拝読致しました。貴教授もご案内のとおり、私は橋本龍太郎、小渕恵三、森喜朗歴代三総理の指示を受け、日ロ平和条約交渉に従事した経緯があります。貴教授の寄稿の内容には、私の政治家としての名誉と尊厳に抵触すると思われる重大な記述がございます。ご多忙中のところ誠に恐縮ですが、本書簡受領後、96時間以内に以下の4点につき、ご回答頂ければ幸甚です。
1.
貴教授の寄稿に於いて、「日本側にも深刻な問題がある。最大の問題は対露政策が一貫していないことだ。橋本、小渕、森の各政権の頃は、国家の『操』を軽んじて『援助外交』に熱を上げる動きがあった。実はロシアの術中に嵌っていたのであり、当時は領土交渉が進展していたというのは能天気な錯覚である。」との記述があります。「橋本、小渕、森の各政権の頃は、国家の『操』を軽んじた」と貴教授が評価される具体的根拠を明らかにして下さい。それから私は当時、領土交渉は進展していたと認識しております。その根拠は、1997年11月のクラスノヤルスク合意、1998年2月のいわゆる安全操業協定(日本国政府とロシア連邦政府との間の海洋生物資源についての操業の分野における協力の若干の事項に関する協定)、2001年4月のクラスノヤルスク声明などです。貴教授がこれらの政府間合意を「能天気な錯覚」であるとする根拠を明らかにして下さい。
2.
貴教授が言うところの「二島先行論者」の定義を明確にして下さい。
3.
貴教授が言うところの二島先行論者に、私鈴木宗男が含まれるか否かを明確にして下さい。
4.
貴教授の寄稿に於いて、「今後、拿捕事件を起こさないためには、安全操業を確保し拡大する交渉に国として本腰を入れるべきだ。また、漁民は不本意でも協定や規則を守り危険を冒さないことだ。それで生じる損害は、国が補償しなくてはならない。」と主張しておられます。「それで生じる損害」というのは、具体的に何を意味するのでしょうか。どれ位の金額を想定しておられるのでしょうか。国が補償しなくてはならない根拠、並びにその財源についてどうお考えになられているのでしょうか。国に補償しろと口先で言うのは簡単です。しかし、その財源は国民の税金によって担保されるのですが、その点について貴教授はどの様な認識をもっておられるのかお知らせ下さい。
なお、本書簡の内容は、私のHPに公表致します。
平成18年8月26日
<通告人>
 東京都千代田区永田町2-2-1
衆議院第1議員会館224号室
新党大地代表 衆議院議員
 鈴木宗男
袴田茂樹 様
 いい加減な、思いこみの話はいけない。特に「自分だけがいいものだ」「間違いないんだ」的話を、新聞を使ってアピールしているので、これは国民に真実を知らせなければならないと考えてのアクションである。袴田教授からどんな返事が来るのか、楽しみに待つ事にしよう。
鈴 木 宗 男
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