異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

★私は、一人の人間としての日本人であり、日本人としての人間ではありません(武田康弘)

2015-09-30 23:12:21 | 歴史  歴史歪曲

転載元  思索の日記 http://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/b2943e435ffa7a97134a506d1fc05787 

私は、一人の人間としての日本人であり、日本人としての人間ではありませんー思想の原理を否定する安倍政府

2015-09-30
 
武田康弘

わたしは、一人の人間としての日本人です。
少し詳しく言うと、
わたしは、善美に憧れる一人の人間としての日本人です。

けっして、
日本人としての人間ではありません。

日本人という属性を先立てるのは、思想の原理上成立しません。
安倍首相ら閣僚の大多数が所属する「日本会議」の主張は、原理を踏み外していて、論外です。

他の生物とは異なる人間という種であること、これが先立つのです。これは当然の話と思われるでしょうが、この簡明な思想の原理を踏み外すところに、ニッポン主義=国体思想の異常さ・異様さが現れています。

中国人(古代文明からでいくつもの民族)という属性を先立てたり、アメリカ人(まだ200年あまりの歴史)という属性を先立てたら、人間としていかに生きるか?というフィロソフィの根源的問いは成立しません。

どこの国に生まれようと、国籍がどこであろうと、言語がなんであろうと、
生身の人間としてどう考え、生きるのか?を問うのであり、それを逆にして、〇〇人や△□国籍者として考えるのでは、【人間存在への問い】は消えてしまい、また、【人権という共通項】もなくなります。

実に愚かな考え方でしかありませんが、自民党や次世代の党の国会議員の多くは、そのレベルでしか思考できていないのです。みな右翼団体=「日本会議」のメンバーで、異常・異様な思想を共有してるのには、呆れ返るよりありません。

戦時中(1943年)の『中央公論』の主張そのままです。
「わが日本においては、国体を離れていかなる事実もなく、国体を離れていかなる個人も生活も存在し得ないことを、ここに改めて深思すべきである。

安倍首相のように、自著で「日本人が先」を主張し、彼の親友で政府の教育再生実行委員の八木秀次(麗澤大学教授)のように「人権思想に怯えず、国民の常識に戻るべきである。」というのは、人間の生の原理を逸脱する思想で、愚かであると同時に危険な思想というほかありません。




武田康弘

 


「黙ってはいかん。殺されてもいけないけど、でも、黙らない」(SEALDs奥田愛基氏の父・奥田知志)

2015-09-30 23:11:56 | 報道

 

リテラ http://lite-ra.com/2015/09/post-1542.html より転載

殺害予告を受けたSEALDs奥田愛基氏の父親が語った!「僕は黙らない」「親の影響だと語るのは愛基に失礼だ」

2015.09.30.  リテラ

「黙ってはいかん。殺されてもいけないけど、でも、黙らない」

 奥田知志さんは、怯むことなく、きっぱりと、そして明るく言い切った。
 すでに報じられているように、SEALDsの中心メンバーである、奥田愛基氏が殺害予告を受けた。それだけでも卑劣で許されないことだが、さらに卑劣なことに殺害予告は、奥田愛基氏の家族までをも標的にした。
 本サイトで先日指摘したが、奥田氏の家族までターゲットとなった背景には、「週刊新潮」の父親バッシングがあったと思われる。「週刊新潮」は愛基氏の父親である奥田知志さんがホームレスの支援をしていることを「近所で迷惑」、かつて小泉首相の靖国参拝に反対したことを「反天皇主義」などと悪し様に書き立て、テロを煽ったのだ。
 さらに愛基氏が28日にツイッターで殺害予告を受けたことを公表して以降、奥田親子に対するバッシングは、ますますエスカレートしている。
 この異常な状況をどう受け止めているのか。本サイトは父親の奥田知志さんが都内で安保法制に関する講演に出席するという情報をきき、会場で直撃した。殺害予告についてたずねると、知志さんは率直にそして非常に明晰に語ってくれた。

***********************

 ハッキリ言って怖いですよ。殺すって言われると。
 息子は、一層つらいと思いますよ。自分だけではなく、「家族も」ということを言われている。彼にとって、いちばんイヤなことだと思います。電話したときも、第一声は『申し訳ない』でした。おとといも会って話しましたけど。

 でも、「怖い」の中身は何かというと、もちろん「殺す」ということの怖さがあります。でも、もうひとつ別の怖さもあります。
 送られてきた殺害予告の手紙には、なぜ殺されるのか何も書いてないんですよ。言葉がない。なんのために我々が殺されなければならないのか、という理由がないんです。つまり、問答無用ってことでしょ。そこには、一切の対話や言葉を介さないという。
 手紙っていうのは言葉のやり取りなんだから、ふつうはもうちょっと書くでしょ。これこれこういう「理由」でと。例えば安保法制に反対しているから、というなら、理解できるし、対話もできる。しかし、それがまったくないのが、すごく怖い。

 この怖さは、憲法がないがしろにされている今の状況を象徴していると思います。
 つまり、言葉がない。議論がない。反対意見は封殺される。
国会での議論を見ていても安保法制についても「政府が総合的に判断する」のひと言だけで何も説明しない。憲法を解釈で変えてしまい法的安定性は関係ないと強弁する。説明もなければ議論も不十分であることは否めない。当然、国民の多くは理解できないままです。いや、そもそも国民の理解を得るための説明がどれだけ必要と思っていたのか疑問です。ことばを大事にしない。憲法は、ことばに対する信頼です。
 そういう時代をこの手紙は象徴しているように思います。問答無用という感じがします。一方的に、ともかく「黙れ!」と言われている。その理由さえ問うなという。

 家族の命の問題がともかく心配ですが、このままだといろんな人が黙らされていく。ほかの人にも殺害予告が来てもおかしくないように思います。
 安保法制が成立して「戦争できる国」になったわけですが、戦争状態とは何か?ってことを考えると、他国と戦いを交わすということ以前に、我々の日常が壊されるということだと思います。我々の日常を守っているもの、それを担保しているものの大元が憲法だと思います。つまり、憲法は私たちの権利を保障しており、それに基づき日常が成立していると思います。でも戦争になると、自由にものが言えなくなり、自分の持ち物も国に差し出さなくてはいけない、行動も制限されるわけです。憲法で守られているはずの我々の権利が制限されていく。対話もなく、一方的に、です。
 そう考えると、今回の問答無用の手紙は、“対話がない”“言論が封殺される”という状況を示している。その意味で、既に戦時中みたいな感じがします。
 だから、黙ってはいかんと思うのです。当然殺されてもいけないし、殺されたくない。けれど、ここで黙ると、この時代の危険な空気をますます推し進めることになりかねない。だから黙るわけにはいかないと思います。

 僕は牧師です。だから、神様を信じるし、人間を信じたい。あらゆる方と対話できればと思います。こちらの意見に反対なら反対の意見をきかせてほしいと思います。
 そもそも僕と息子だって意見は一致しているわけではありません。彼は立憲主義を重んじている。一方で「じゃあ、改憲すれば、戦争してもいいのか?」と常に議論しています。ちがう意見の人に対しても、黙れと言わないのが、日本国憲法です。
 手紙を出してきた人とも、対話できると僕は信じたい。

 憲法や言論の自由について明快な考えを示してくれた、知志さん。さらに印象的だったのは、自分と息子・愛基氏の意見がちがうことを語っていたことだ。実際、「週刊新潮」などの批判や報道についても、知志氏は自分に対するバッシングうんぬんよりも、親子を一体として攻撃していることに強い憤りを感じているようだ。

 僕と息子が一体とか、僕の影響とかいうのは、息子に対して失礼な話です。
 そりゃ、我が家で育ってるわけだから、ものを考えるきっかけはあったかもしれないけれど、僕が「あれしろ」「これしろ」って言ったことはない。彼が中学のときにいじめなどがあって死線をさまよいながら、孤独に考えて、選びとってきたことです。
 だから、彼が国会の中央公聴会で「孤独に考えろ」って言ったのを、僕はかっこをつけているとは全然思わなかった。実際、彼自身が孤独に考えてきたっていう体験から出てきた言葉だと思いました。

「週刊新潮」の記事では、僕のことを「反天皇主義」だって書かれましたけど、学生時代から「天皇制」について議論してきたのは事実です。これに関しては、週刊誌の引用通り、以前本に書に書いていますし別に隠していません。人がそれを読んでどう感じるかわからないけど、それは異論として議論する事柄です。
 ひどいなと思ったのは、根拠のないホームレス差別の記載。
 それから、もっともイヤだったのは、「この親にしてこの子あり」と、最後の部分で息子を親父で規定したことです。SEALDsや息子のやっていることは、彼自身が考え、選び取り、決断したことなのに。息子は息子、僕は僕で別人格です。
 たとえば、安倍首相に「バカか、お前は」って言ったことには、「それはいけない」って、僕はメールしましたよ。

 安倍首相に「バカ」っていう言葉がいいかどうかという批判はあるだろうし、若気の至りで言ってしまうっていうこともあるだろう。だけど、批判するなら、それは「奥田愛基の言葉」として批判するべきだ。親父の影響で言っているなんていうのは、彼に失礼だ。彼が孤独に思考したことなのだから。
「週刊新潮」の「親の背中を見て子は育つ」という最後のひと言は、息子に対して本当に失礼だと思いました。

 28日殺害予告を公表されてから、ネトウヨなどを中心にますますバッシングがさらにエスカレートしている。奥田さんが被害届を出したことに対し、「それが集団的自衛権だ」とか「酒酌み交わして話し合うんじゃないのか」といった、支離滅裂な誹謗中傷がなされている。このことについてもきいてみた。

 そんなこと言われているのですか? 「酒酌み交わす」っていうのは、福岡の西南学院大学の後藤(宏基)くんが国会前で「福岡はアジアの玄関口だから、中国や韓国の人たちと、酒を酌み交わして仲良くなる。僕自身が抑止力になる」って話したのを使ってるんだろうなあ。
 いいですよ。手紙を出してきた人と酒酌み交わしたって、僕はいいよ。だけど、そのことと殺害予告は別でしょ。それはしちゃいけない、法治国家なんだから。

 でもネット右翼って一口に言うけど、いろんな位相がいるんだろうな。SEALDsに対してまぶしさを感じてるような人もいるんじゃないかな。実際、僕が知っている、路上で見ている若者と、SEALDsの若者は全然ちがいますから。これはSEALDsに対する批判ではないですけどね。
 これからもSEALDsはみんなを引っ張っていくだろうと思います。これだけ反対の世論が盛り上がっていても、安倍政権の支持率はまだ4割もあるでしょ。表層で起こっていることと奥のほうが別の世界というか、社会の上部と下部が乖離しているように思います。

 ただ最近、大阪でずっとひきこもりで、社会なんかイヤだなって思ってたというコが、戦争になったらどうなるんだとかいろいろ考えて国会前にやってきて、「私には夢がある」って話したんです。「30年後くらいにかなえたい夢がある。喫茶店を開いて、ごはんを食べられない子にごはんを食べさせてあげる」って。ああいう立ち位置の若者が出てきたか、と。SEALDsは学生運動で労働運動じゃないけど、労働者はじめ、様々な立場の人の声が上がり始めていると思います。いずれ、私の日常で出会う路上に暮らした青年たちも自らの声を上げるでしょう。

 大学から殺害予告がFAXで送られてきたとき、その理由は書かれていませんでした。僕が深読みしすぎなのかもしれないけど。ああこれが「特定秘密保護法」の時代なのかとも思いました。
 なぜ戦争をするのか? なぜ自分は戦争に行かなければいけないのか? そんな肝心なことが「特定秘密」だと言われて教えてもらえない。言葉がない時代になっていく。理由を問うてはいけない時代。ハイとしか言ってはいけない時代――。
 あの手紙は、そういう時代を先取りしています。
 だから、黙っちゃいけない。

********************

 自分自身や家族が危険にさらされているというのに、それ以上に現在の時代状況に対する危機感と、それと真摯に向き合う強い覚悟を語った知志さん。
 そして息子・愛基氏に対しても、自分とはちがう自立したひとりの人間として尊重し、意見のちがう部分は議論を交わしながら、その活動を理解し応援する。同時にネトウヨのようなSEALDsとは相容れない若者にも理解を寄せようとし、殺害予告犯にも対話できるはずだと呼びかける。その誠実さと真摯な姿勢に、正直、感銘を受けた。
 それに比べて、殺害予告犯、そして今なお意味不明なバッシングを叫ぶ者たちの卑劣さは、どうだろう。彼らは、このインタビューを読んでもなお同じことが言えるのだろうか。ぜひ聴いてみたいところだ。
(編集部)

 

 


安倍氏は国連総会でオバマ大統領と同席しているはずなのに、無視され握手させしてもらえず

2015-09-30 22:51:35 | 報道

新ベンチャー革命 http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/35303945.html

われら日本の代表・安倍氏は国連総会で米国を代表するオバマ大統領と同席しているはずなのに、なぜ無視されるのか

新ベンチャー革命2015年9月29日 No.1224
 
タイトル:われら日本の代表・安倍氏は国連総会で米国を代表するオバマ大統領と同席しているはずなのに、なぜ無視されるのか
 
1.国連総会の最重要議題はシリア問題だったのに、安倍氏は疎外されている
 
国連総会にて、シリア対応を巡ってオバマとプーチンの激論が交わされましたが、IS(イスラム国)掃討に関しては、意思統一が実現したものの、アサド政権対応において、両者、歩み寄りはなく、もの別れに終わりました。
 
 一方、ロシアは予定通り、単独でIS空爆に踏み切る模様です(注1)。
 
 米国のスタンスは、アサドは独裁者だから打倒しろというものですが、かたやプーチンは、アサド政権はシリア政府を代表する正統なる政権であり、外部の国がとやかく干渉すべき筋合いはないというスタンスです。誰が見ても、プーチンの方が正論です。
 
 オバマは、対立する米国戦争屋に気兼ねしてアサド打倒を叫んでいるに過ぎないことがもうミエミエです。
 
なお、上記、米国戦争屋(世界的寡頭勢力の主要構成メンバー)およびそのロボット・悪徳ペンタゴンまたは悪徳ヘキサゴンを構成する日本人勢力の定義は本ブログNo.816の注記をご覧ください。
 
 上記より、今回の国連総会のメインテーマはシリア問題であることが明らかですが、われら日本の安倍氏はまったく疎外されていて、オバマからは完全に無視されました。本件、本ブログにてすでに取り上げていますが(注2)、それが、現実のものになっています。
 
2.国連で村八分にされてしまった安倍氏の惨状を日本のマスコミはまったく報じない
 
 日本のマスコミは訪米中の安倍氏の動向を報道していますが、日本国民がもっとも怪訝に思っていること、それはすなわち、安倍氏とオバマの握手シーンがいっこうに出てこないのはなぜか、という点です。
 
 アジアでは中国も韓国もオバマ寄りに動いていますが、安倍氏はオバマ寄りではなく、オバマと対立する米戦争屋一本やりです。オバマにとって、安倍氏は米戦争屋の傀儡そのものですから、もう顔も見たくないのでしょう。
 
 外務省とマスコミは、なんとか、安倍氏とオバマが握手するシーンを撮ろうと必死なのでしょうが、まったくその気配はありません。
 
安倍氏はあれだけ、日米同盟の深化を国民に強調し、強引に戦争法案を可決させたのに、オバマはまったくそっけない対応です。
 
3.国連総会でオバマが安倍氏と握手もしないのは、日本国民に対するオバマの意思表示そのもの
 
 日本国民の多くは、米国という国家は一体であり、その米国を代表する正統なる大統領がオバマであることを知っています、にもかかわらず、国連総会にてオバマは安倍氏を無視し続けています。これはいったい何を意味するのでしょうか。
 
 本ブログの見方では、オバマの安倍氏への冷淡な態度から、安倍氏はオバマと対立する勢力・米国戦争屋との同盟を深化させたに過ぎないためと観ています。したがって、安倍氏は、オバマが代表している米国との同盟を深化させたわけではないとわれら国民は気付くべきです。
 
 オバマは安倍氏が深化させた日米同盟は米国との同盟ではなく、単に米戦争屋との同盟であって、正統なる日米同盟ではないという現実を日本国民に気付かせようとしているのではないでしょうか。
 
 今回のオバマの安倍氏無視に何も感じない人がいるとすれば、その人はほんとうに鈍い人としか言いようがありません。
 
 これほどおかしなことが起きているのに、日本のマスコミはその異常性をまったく指摘しません、そのこと自体もほんとうに異常ですが、その異常に気付かない日本人もほんとうに異常です。
 
注1:CNN“ロシア、シリアで空爆準備か ISISとは別の標的も”2015年9月29日
 
注2:本ブログNo.1221『アメリカ様のために必死で戦争法案を強行可決させた安倍首相に米国大統領オバマは会ってもくれない:アメリカ様命で安倍様命のネトウヨはこの惨状をどう思っているのだろう』2015年9月24日
 
 
 

アメリカ様のために必死で戦争法案を強行可決させた安倍首相にオバマ大統領は会ってもくれない

2015-09-30 22:47:29 | 報道

新ベンチャー革命  http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/35288275.html より転載

アメリカ様のために必死で戦争法案を強行可決させた安倍首相に米国大統領オバマは会ってもくれない
:アメリカ様命で安倍様命のネトウヨはこの惨状をどう思っているのだろう

新ベンチャー革命2015924日 No.1221
 
タイトル:アメリカ様のために必死で戦争法案を強行可決させた安倍首相に米国大統領オバマは会ってもくれない:アメリカ様命で安倍様命のネトウヨはこの惨状をどう思っているのだろう
 
1.アメリカ様命で戦争法案を強行成立させた安倍氏は国連総会に出席しても、米大統領と会ってももらえないとは・・・
 
 9月末の国連総会に安倍氏が出席するようですが、米大統領オバマは今、訪米中の習近平に次いで、NYにてプーチンと会談します(注1)。ところが、安倍氏は米大統領と会ってすらもらえず、バイデン副大統領と会談するようです(注2)。なぜ、安倍氏はバイデンと会談するのかというと、バイデンが次期大統領選に出馬するからだそうです。ところが、韓国の東亜日報によれば、バイデンの出馬は無理との見方です(注3)
 
 あれだけ、安倍氏はアメリカ様のために必死でがんばって、戦争法案を強行可決させたのに、肝心の米大統領は、極めて冷淡であり、オバマは会ってもくれないことが明白となりました。
 
 このことから、安倍氏の強行した戦争法案成立を米大統領はまったく、評価していないとみなすことができます。
 
 そして、米大統領から無視されるわが日本の安倍首相の惨状を、マスコミは全く報じないのです。アメリカ様命で安倍様命のネトウヨはこの惨状をどう思っているのでしょうか。
 
2.シリアにてイスラエルNATOvsロシア軍の軍事衝突回避の動きが出始めた
 
 本ブログでは、安倍氏が戦争法案成立を急ぐ背景に、シリア紛争があると観ています。そして、近未来、自衛隊がシリアとイスラエルの国境地帯のゴラン高原に派遣され、最悪、シリア政府支援のロシア軍と戦闘させられると観てきました(注4)
 
 ところが、2015922日、イスラエルのネタニヤフ首相が訪露、プーチンと会談しています(注5)。その目的は、プーチンがシリア・アサド政権を支援すると表明、ロシア軍がシリアに入っているため、イスラエルNATO軍がロシア軍とシリアで軍事衝突するのを回避するためです。プーチンは、イスラエルがアサド政権を打倒し、シリアを占領して、シリアの油田を乗っ取ろうとしていることをすっかりお見通しなのです。
 
 ちなみに、本ブログでは、シリアに侵入しているISは、米国戦争屋ネオコン(イスラエル・ネオコン含む)の敵役・傀儡傭兵集団とみなしています。
 
 400万人におよぶシリア難民を生み出している元凶が、このISです。そのISを背後で操っているのが米戦争屋ネオコンなのです。
 
 そのことをわかっているプーチンが本気で怒ったら、ISを壊滅させるのはわけないはずです、だから、ネタニヤフはあわてたのでしょう。
 
この状況から、プーチンの睨みが効いている限り、イスラエルは簡単には、シリアに侵攻できなくなりました。今後、シリア情勢がどうなるか、不透明になりました。
 
 プーチンは、シリア難民受け入れを決めたドイツ・メルケル首相ともコンタクトがあるので、シリア難民をシリアに帰す構想を持っているような気がします。
 
 上記の動きと連動するように、今月末の国連総会にて、オバマが安倍氏とは会いもせず、プーチンと会談するわけです(注1)
 
 安倍氏が戦争法案を急いだのは何のためだったのか、これこそ、検証すべきです!
 
なお、上記、米国戦争屋(世界的寡頭勢力の主要構成メンバー)およびそのロボット・悪徳ペンタゴンまたは悪徳ヘキサゴンを構成する日本人勢力の定義は本ブログNo.816の注記をご覧ください。
 
3.なぜ、ネタニヤフは軟化しているのか
 
 ネタニヤフはネオコンの頭目であり、非常に好戦的ですが、わざわざ、プーチンに会いにモスクワまで行ったところをみると、ネオコンを取り巻く情勢に変化が起きている可能性があります。
 
 上記のように、今月末、プーチンはNY入りして、国連総会に出席して、オバマと会談するようです(注2)。ということは、アンチ米戦争屋のプーチンが危険を冒して訪米することになります。
 
 現在、米戦争屋と真っ向から対峙できているのは、ロシア・プーチンと中国・習近平くらいです。米戦争屋にとって、この二人は、事故死を装った暗殺の対象にしてもよいほどです。ところが、それを知っているプーチンと習近平がともに、訪米するということは、両者が訪米しても暗殺される心配がないからです。
 
 この事実と、ネタニヤフの軟化は関係しているはずです、すなわち、米戦争屋は、彼らよりもっと上層の寡頭勢力から抑え込まれていると観られます。
 
 ネタニヤフの訪露も、その寡頭勢力の指示なのではないでしょうか、この勢力は欧州寡頭勢力以外には居ません。欧州寡頭勢力と米戦争屋勢力は、毎年、ビルダーバーグ会議(注6)を行いますが、直近の会議は2015611日から14日に、オーストリア・チロルで行われています。
 
 そして、米不動産王のトランプ氏が突如、共和党から大統領選挙に出馬すると発表、その日は、ビルダーバーグ会議2015の直後、616日です。そして彼は米戦争屋の傀儡候補・ジェブ・ブッシュの前に立ちはだかりました。
 
 その後、カーリー・フィオリーナ(HPCEO)の人気も出て、ジェブの存在が大きくかすんでいます。
 
 このことから、ビルダーバーグ会議2015にて、ポスト・オバマの大統領として、米戦争屋の傀儡・ジェブの次期大統領就任の芽が摘まれ始めています。
 
 つまり、ポスト・オバマでも、米戦争屋政権の実現があやしくなっています。このことが、ネタニヤフの軟化をもたらしているようです。イスラエルは米戦争屋の支援なしではシリアでロシアに勝てないからです。
 
 上記のように、凶暴なネタニヤフが豹変したということは、シリア戦争がすぐには起こせないということと、ポスト・オバマにて米戦争屋政権の誕生が不透明になっているということです。
 
 もし、そうならば、安倍自民が戦争法案成立を急ぐ理由もなくなっているということです。ほんとうにアホらしい話です。
 
注1:朝日新聞“プーチン氏、来週オバマ氏と会談へ 国連総会で訪米予定”2015924
 
注2:NHK NEWS Web “安倍首相 米バイデン副大統領と会談へ”2015924
 
注3:東亜日報“出馬を取り下げたバイデン氏、クリントン氏が再浮上”2015923
 
注4:本ブログNo.1209日本を乗っ取っている米国戦争屋の要請で、自衛隊がNATO軍下請けとしてシリアに動員され、最悪、ロシア軍と戦闘させられる危険が急浮上!』2015910
 
注5:NHK NEWS Web “イスラエル ロシアのアサド政権支援に懸念”2015922
 
注6:ビルダーバーグ会議