異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

【辺野古】妊婦を助けようとしたら警察は公務執行妨害で逮捕!仲間を返せ、名護署前で抗議!

2015-09-22 23:49:20 | 沖縄

妊婦を助けようとしたら警察のイチャモンで公務執行妨害で逮捕!
仲間を返せ!現在二人を拘束中。

 

今朝辺野古ゲート前で不当拘束された仲間の釈放を求め、名護署へ抗議中です。=糸数 慶子さん (名護) 糸数 慶子さんの写真

 
 

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-249283-storytopic-271.html

抗議行動で男性逮捕 市民100人、名護署前で抗議

2015年9月22日 11:36 

男性の逮捕を不当だとして抗議声上げる市民=22日午前9時10分、名護署前

 

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古での新基地建設をめぐり22日午前7時20分ごろ、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込みなどの抗議行動を行う市民を機動隊が排除した際、韓国から抗議に参加していた20代後半の男性が警官を蹴ったとして公務執行妨害の疑いで逮捕された。男性は名護署に身柄を確保されている。
 男性の妻によると、妊娠中の妻が警察官に押されたため、男性が間に入って引き離そうとした際に拘束されたという。
 逮捕に抗議する市民は8時20分ごろから名護署前に詰めかけ、午前10時現在約100人が「仲間を返せ」「不当逮捕はやめろ」などと激しく声を上げている。
 一方、基地建設が計画されている名護市の大浦湾では、市民が乗る船2隻とカヌー19艇が抗議行動を展開している。【琉球新報電子版】

 

 


戦争法案のどさくさ採決認めない!東大教授ら賛同呼びかけ<至急>締切9/25

2015-09-22 23:36:35 | 案内 情報 デモ 集会 逮捕

東京大学名誉教授、醍醐氏が

「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ」への賛同のお願い(至急)

という署名活動をしています。...

与党が起こしたあのような事態下では、採決自体が存在しなかった。そのため正当な審議を再度行うことを、市民が国会に要請しよう、という運動です。

これこそ民主主義、私たちの正当なツールですね(^o^)/

すでに何千人も署名しているそうです。
締め切りは9/25、署名は下記アドレスから。

http://t.co/4KWAIAmMsr https://t.co/2v1npdfelT

 

申し入れに賛同くださる方は次の「賛同署名の入力フォーム」にご記入のうえ、「確認」「送信」ボタンを押してお送りくださるようお願いします。
 http://form1.fc2.com/form/?id=009b762e6f4b570b

 

                                          東京新聞

 

http://netsy.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-6f5b.html

2015年9月19日 (土)

「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ」への賛同のお願い(至急)

市民の皆様へ                        2015年9月20日
「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ」への賛同のお願い(至急)

 政府・与党は9月17日の参議院安保特別委員会で、2つの安保関連法案ほか計5件の案件を「採決」し、「可決」したとみなし、マスコミもそのように報道しています。
 しかし、「採決」の場面をテレビで視た多くの市民の間で、「あのように委員長席周辺が騒然とし、委員長の議事進行の声を自席で委員が聴き取れない状況で、5件もの採決がされたとは信じられない」という声がネット上で飛び交っています。至極もっともな感想ではないでしょうか?
 ということは、「強行採決」に抗議する以前に、「採決」はそもそもなかったというのが真相ではないでしょうか? にもかかわらず、審議の模様を中継したNHKが、事実関係を確かめないまま、いち早く「法案、可決」と伝えたのは、数の力に頼んだ政府・与党の理不尽な行為を追認し、既成事実化したものと言っても過言ではありません。

 安保関連法案が参議院本会議で「可決」された今、特別委員会の「採決」について異議を唱えても実益は乏しいという疑問を持たれるかもしれません。確かに、「採決の不存在」を申し立てても手続きを前に戻すことは不可能と思えます。
 しかし、別紙「申し入れ文書(安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ)」(http://netsy.cocolog-nifty.com/fusonnzai.pdf)に記しましたように、あの「採決」は「参議院規則」に照らしても「表決」の要件を充たしていません。現に、弁護士有志は「参議院特別委員会での安保関連法案の議決の不存在確認および審議の再開を求める声明」をまとめ、賛同を募っています。 
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/bengoshiyusi_seimei.pdf

 今後、安保法(案)の違憲訴訟や廃案を求める運動が全国規模で起こされると思います。そうした運動の正当性への確信を強め、運動への支持を広げるためにも、政府・与党が違憲の法案を不当な手続きで強行した二重の罪を国民の前に明らかにする意義はたいへん大きいと考えます。

 そこで、皆様に、以下の要領で、別紙「申し入れ文書」(安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の続行を求める申し入れ)(http://netsy.cocolog-nifty.com/fusonnzai.pdf)への賛同と呼びかけの拡散をお願いする次第です。
(別紙「申し入れ文書」は下記にも貼り付けてあります。)

          呼びかけ人 醍醐 聰(東京大学名誉教授 電話:080-7814-9650)

1.  申し入れに賛同くださる方は次の「賛同署名の入力フォーム」にご記入のうえ、「確認」「送信」ボタンを押してお送りくださるようお願いします。
 http://form1.fc2.com/form/?id=009b762e6f4b570b

2.  ご記入いただいた氏名、所属/お住まいの都道府県名はそのまま名簿に記載して提出します。また、記入いただいたメッセージとともに、このページ(http://netsy.cocolog-nifty.com/blog/l2.html)に掲載させていただきます。(右リンク集のTOPにもあります。)匿名をご希望の方はその旨を必ず付記ください。

3.  申し入れは、賛同者名簿を添えて、今国会の会期末(9月27日)までに提出します。
それに合わせて賛同署名は9月25日(金)10時締切りとします。
4.  時間が切迫しているため、僭越ながら醍醐1人の呼びかけでスタートさせていただきますが、呼びかけ人に加わっていただける方はご一報をお願いします。
 (shichosha_kangeki@yahoo.co.jpまたは、080-7814-9650へ)
──────────────────────────────────────
参議院議長 山崎正昭 様                2015年9月25日
参議院「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」委員長 鴻池祥肇 様
安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の続行を求める申し入れ
                                 市民有志

参議院に設置された「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」(以下「特別委」)は、2015年9月17日、同特別委に審議を付託された安保関連法案等計5件の採決を行い、いずれも賛成多数で可決されたと言われています。
 しかし、採決が行われたとされる同日16時30分頃の委員会室の模様を参議院のインターネット中継やテレビの中継・録画で視る限り、鴻池委員長席の周囲は与野党議員によって何重にも取り囲まれ、委員長の議事進行の声を委員が聴き取れる状況になかったことは一目瞭然です。また、委員長も動議提出の声を聴き取り、各委員の起立を確認できる状況になかったことは明らかです。

こうした状況の中で、採決というに足る手続きが踏まれたとは到底言えません。また、委員会室にいた特別委の委員自身も、「可決はされていません。・・・・委員長が何を言ったかわからない。いつ動議を出したのか、採決されたのかわからない」(福山哲郎委員)、「いったい何がおきたのか、そもそも動議が出たのかどうかも、委員長が何を発言したのかも誰もわからない。そして、私は自民党席の前にいたが、彼らも何もわからないまま立っていただけですよ」(井上哲士委員)と語っています。実際、速記録(未定稿)でも「議場騒然、聴取不能」と記されるのみで、議事の進行を記す委員長の発言も質疑打ち切り動議の提案も記されていません。

こうした一連の事実と状況に照らせば、上記5件の「採決」なるものは、参議院規則が定めた「議長は、表決を採ろうとするときは、表決に付する問題を宣告する」(第136条)、「議長は、表決を採ろうとするときは、問題を可とする者を起立させ、その起立者の多少を認定して、その可否の結果を宣告する」(第137条)という表決の要件を充たしていないことは明らかです。
国会での審議が進めば進むほど違憲の疑いが深まった安保関連法案を参議院規則まで踏みにじり、締め括りの質疑も省いて、「採決」なるものを強行したことは憲政史上、稀にみる暴挙です。
以上から、私たちは貴職に対し、次のことを申し入れます。

1.  私たちは5件の「採決」と称されるものは、すべて採決の要件を充たさず、採決は不存在であると考えます。貴職がこうした私たちの見解を受け入れないのであれば、参議院規則にもとづいて反証されるよう、求めます。
2. 「採決」が存在しない以上、安保関連法案の審議は未了です。よって、改めて所定の手続きを取り、法案の審議を再開されるよう求めます。

 

 


土田晃之が安倍首相を「おじいちゃん超えたい、歴史に名を残したいだけ」と批判、ネトウヨから「在日」攻撃

2015-09-22 23:02:43 | シェアー

リテラ http://lite-ra.com/2015/09/post-1519.html

土田晃之が安倍首相を「おじいちゃん超えたい、歴史に名を残したいだけ」と批判し、ネトウヨから卑劣な「在日」攻撃

2015.09.22
tsuchida_150922.jpg
ニッポン放送『土田晃之 日曜のへそ』公式サイトより


 安保法制成立から2日後の9月20日、意外な人物が安保法制を批判し、大炎上している。その人物とはお笑い芸人の土田晃之だ。

 土田はこの日のラジオ番組『土田晃之 日曜のへそ』(ニッポン放送)で今週一番気になるニュースとして真っ先に安保法制を挙げ、こう切り出した。

「賛成多数で可決されるのは分かったことだから、参院本会議の映像を普通に見ていて超みっともねーなと思いましたけどね。パフォーマンスな感じがすごくするかな」

 一瞬、当たり障りのない野党の議事妨害批判でお茶を濁そうということか、と思ったのだが、土田は続いて自らの安保に対する考えをこう表明したのだ。

「今回国民のデモとかがあって反対している人もいますし、僕もどっちかというと反対なんですけど」
「安保って今よりさらに戦争をしないようにと安倍さんは言っているわけですよね。でも、取りようによってはこれで戦争ができてしまう」

 土田の思いはかなり真剣のようで、祖父母から聞いた体験談を紹介しながら、戦争に対する思いをストレートに語った。

「国民は我々を含めて戦争しちゃいけないし、したいとも思っていない。死んだ婆ちゃんや爺ちゃんがよく言ってたのは、戦争を経験していて本当に悲惨な目にあった、大変だったよという話で。東京大空襲や大阪もそうですし、なんせ唯一の被爆国でもありますから。戦争は本当に絶対しちゃいけないと思っている」

 

 さらに、土田の批判の矛先は、安保法制をゴリ押しした安倍首相自身にも向かっていく。しかも、あの安倍首相の“コンプレックス”に言及する形で、だ。

「安倍さんはもうちょっと国民の人たちに納得できる、この先絶対戦争を起こりませんよということを、ちゃんと説明してからじゃないと。ちょっと焦り過ぎですよね。焦っている感じは、テメーが歴史に名を残したいだけなのかな。おじいちゃんを超えたいんでしょう。たぶん(フッっと嘲笑)。岸(信介・元首相)さんを。『俺は憲法をいじったんだぜ』くらいに思ってるのかなぁ」

 安保法制成立前、多くの芸能人たちが安保法制に反対し、これまでタブーとされてきた“政治的発言”をしてきたのは本サイトでもお伝えしてきたが、しかし、その背景にある安倍首相の体質、“おじいちゃんコンプレックス”に触れた芸能人はいなかった。土田はそこにあえて踏み込んだのだ。

 もちろん、ネットでは早速、安倍親衛隊のネトウヨたちによって大炎上。「バカ芸人が政治に口出すな」「安倍さんへの名誉毀損だ」といったおきまりの批判はもちろん、「土田って見た目があっちの人だしなぁ」「テメーは只の朝鮮人だろ」といった「在日」認定攻撃までが巻き起こっている。

 しかし、土田はこうした一部の卑劣な連中のことなどまったく気にする必要はない。なぜなら、安保法制については、多くの国民が疑問を持ち、今国会での成立に否定的な意志を表明しているからだ。安倍首相がおじいちゃんコンプレックスに突き動かされていることも、政治ジャーナリストや学者がさんざん語ってきた明らかな事実だ。

 それを芸能人が口にしたというだけで、なぜ非難を浴びなければならないのか。むしろ、今回の土田の発言は、成立後には安保法制を批判したうえ、きちんと安倍首相の問題にまで言及したという意味で、かなり質の高い論評といえよう。

 しかし、今回の土田に限らず、安保法制をめぐる論議では、多くの芸能人や著名人たちが批判を恐れず“政権への反対意見”を堂々と表明していた。これは、日本に戦争をもたらす危険な動きを止められなかったなかで、唯一の希望というべきかもしれない。

 芸能人や著名人たちには、安保法制が成立してしまった今後も、ぜひこうした動きを萎縮させることなく続けていってほしいところだが……。
田部祥太

 

 


【辺野古】9/19日思会によるテント襲撃事件「暴力行為を黙認した沖縄県警の不可解な対応」

2015-09-22 22:40:11 | 沖縄

IWJ Independent Web Journal

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/266208

【緊急アップ!】「警察は右翼団体を利用しているのでは」暴力行為を黙認した沖縄県警の不可解な対応――安保法制の成立翌日、辺野古新基地建設に反対する座り込み行動440日目に起きたテント襲撃事件
 

「日思会」メンバーらの暴言や破損行為を映した現場映像

 午後6時頃、街宣車に乗った右翼の男女約20名が辺野古テントに押しかけた。右翼は「日思会」を名乗る沖縄の団体で、これまでも座り込みの市民らに罵詈雑言を浴びせるなど繰り返してきた。最近では毎日、テント周辺に現れていたという。

 日思会のメンバーらは、ゲート前近くのバス停で飲酒しながらテントに挑発を繰り返し、午後10時半頃になるとカッターナイフを手に、本格的にテントを襲撃。横断幕などを切り裂き、「お前ら日本人じゃねーだろ!」「殺すぞ!」などと怒鳴り声をあげながら、テントを破壊して回った。その様子の一部は市民らが撮影した動画で確認できる。

 <!-- 2015/09/19 米軍キャンプ・シュワブゲート前 右翼団体によるテント襲撃映像2  -->

 

 

顔を殴られるという暴力行為も黙認した警察

 日思会のメンバーは午後6時頃、カッターナイフを持ってテント内に現れた。身の危険を感じたという市民らは名護警察署に通報。救援を要請したが、キャンプ・シュワブ内に常駐する警察官が現場を確認したところ、「問題なし」と判断。その後、午後8時にも再び車を囲まれるなどして、市民らは断続的に挑発を受け続けたという。

 実際にパトカー2〜3台が現場に駆けつけたのは深夜0時頃。テントがかなり破壊された後だった。あまりにも初動が遅すぎる。刃物を振り回し、暴れている人間がいるというのに、なぜ、すぐに対応しないのか。市民らがこの日、名護署に救援を求めたり、110番通報した回数は13回にも及んでいた。

 「これだけのことをやったんだから、かなりの数が逮捕されるだろうと思っていました。だから殴られても、どうにか手を出さずぐっと堪えたんです」

テント内にあった椅子やテーブルが見るも無惨になぎ倒されている

▲テント内にあった椅子やテーブルが見るも無惨になぎ倒されている(20日深夜撮影)

 右翼の男に頬を殴られたという49歳の男性は、昨年7月から座り込み抗議に参加している。その日はテントにいなかったといい、報告を受けてすぐ現場に急行した。到着したのは午後11時50分頃。すでにテント内のテーブルや椅子などが壊されていたが、男性が到着した時、警察の姿は見当たらなかったという。

 「現場に到着して仲間から話を聞きました。警察が対応してくれないということで、米軍基地の中にいる警察を呼びに行ったんですよ。そうしたら、基地から出てきた警察3人が慌てて私を止めました。私が『何で、右翼を逮捕しないんだ』と言ったら『そんな話は聞いてない』と」

 その後、合計8人くらいの警察が現場対応にあたったというが、テントをなぎ倒したり、フェンスに張られた横断幕を切り裂くという破損行為を警察は本気で止めることがなかったという。男性が顔を殴られた場面も警察は現認していたというが、それさえも事実上、黙認された。

IWJ女性記者も負傷「今まで見てきた警察とは違う」

フェンスに張られていた横断幕も切り裂かれた

▲フェンスに張られていた横断幕も切り裂かれた(20日深夜撮影)

 現場で取材にあたったIWJの女性記者も「酔っ払った右翼が市民に突進してきたが、警察がしっかり拘束しないから、何度も何度も、繰り返し突進し続けてきた」と証言した。動画を確認しても、警察の対応の甘さゆえに、事態の収拾がついていないのが見て取れる。

 女性記者も、右翼に突き飛ばされ、小指に怪我を負った。警察に助けを求めたが、警察はビデオカメラを回しているだけで、一向に助けてもらえなかった。「今まで見てきた警察とは違う」と感じたという。

 これまで警察は、辺野古新基地建設に反対する市民の抗議行動を、たびたび力で制圧してきた。腕を掴んで拘束する、二人がかりで取り押さえる――市民らが非暴力であるにも関わらず、である。

 しかし今回、警察は、刃物を振り回す右翼を拘束しないばかりか、右翼をテントに居座らせたまま放置し、テントに近づこうとする市民らのほうをブロックした。まるで襲撃者を守りにきたかのような、信じがたい行動だった。

 また、この日もキャンプ・シュワブの敷地内には2台の機動隊車両があった。機動隊は、辺野古の工事を阻止しようとする市民対策として連日待機しているのだが、この日、ようやく機動隊員が車両から出てきたのは午前1時半頃。すでに右翼の襲撃が落ち着いたタイミングだった。

 機動隊は2時間以上ものあいだ、何をしていたのか。

 「我々が警備しているのは辺野古工事に関する事業であって、市民と右翼の衝突は任務外だ」とでもいうのだろうか。本来、市民を守るはずの立場であるはずの警察が、刃物を振り回す暴漢ら暴力行為を黙って眺めていた。これは大問題である。

弁護士の見解「警察は右翼の暴力行為を利用したのでは」

20日早朝、警察は市民立ち会いのもと、実況見分を行なった

▲20日早朝、警察は市民立ち会いのもと、実況見分を行なった

 もしこのような事態が場所を変え、繁華街などで起きていたらどうか。13回にも及ぶ110番通報をなぜ軽く受け止め、目の前で起きている破損行為を警察は事実上、黙認したのか。男性は「警察はある程度目をつむっているのでは」と指摘した。

 「午後4時から右翼団体は街宣活動をして、テント周りで嫌がらせを繰り返していました。そして、空き地に車を止めて酒盛りを始めた。トラブルが起こらないわけがないですよ。110番や名護署に連絡していたのは10回以上。

 目の前でばんばんテントを壊されているのに、警察は私と目も合わせない。警察は『仲裁に入ってます』と言っていましたが、あっちがべろんべろんになって刀も振りかざして、バナーも切り裂いている状況で、何が『仲裁』かと。こちらは一方的な被害者だと。それでも警察はまともに取り合わない状況でしたよ」

 今年2月、座り込み抗議の現場で指揮をとってきた山城博治氏が、米軍が引いた境界線を超えたという理由で身柄を拘束された事件があった。その際、山城氏の釈放を名護署に求めるなどした弁護団の一人、三宅俊司弁護士に、今回起きた襲撃事件について話を聞いた。

 「警察は十分に警戒すべきでした。右翼のメンバーたちは広場で酒盛りをしていた。警察の判断は甘かった。しかも、甘かっただけではなく、(右翼を)利用しているんじゃないかという感じがしますね」

 三宅弁護士は負傷者が出る事態に発展する前に、安全を確保するのが本来の警察の姿だと指摘。それをしなかった警察は、右翼団体の威圧的行動を容認し、利用しようとしたのではと推測した。

 「テントをどけたいのが警察の意向でしょうから、刑事事件になるまでは放っておいて、右翼団体を使って威圧をし、市民に恐怖感を与えてそれを利用する。これでもし市民側が実力で右翼のメンバーを排除しようとすれば、市民側も捕まりますよ。そうしないために、市民は警察に頼らざるを得ない。威圧を加えて行きながら、警察の存在感を示していくという面もあるのではないでしょうか」

 市民に傷を負わせ、テントを破壊した右翼団体のメンバーらは、「テントの設置は違法だ」と自らの破損行為を正当化している。それについて、三宅弁護士は次のように反論した。

 「それよりも何よりも違法な(基地建設)工事を継続させている警察ですね。住民を排除して違法な工事を継続させているのは警察ですから。反対運動は表現活動の一つとしてやっているわけですから、憲法で保障された権利だと思っています」

「適切に対応した」を繰り返すだけの名護警察署

 テントが見るも無惨に破壊され、負傷者が出るに至るまでなぜ、警察は右翼の暴力行為を止めなかったのか。IWJは名護署に電話取材した。

 不適切な対応に批判が相次いでいることについて、応対した担当者は「適切に対応した」の一点張りで、まともに答えようとしなかった。

 テントを破壊し、襲撃を終えた右翼らは近くの広場で朝方まで堂々と睡眠をとってから辺野古をあとにした。結局、名護署は20日、傷害と器物損壊の疑いで同県西原町我謝の土木作業員宮平安人容疑者(40)ら3人を逮捕。同容疑者は「やっていない」と否認しているという。

 安保法制の成立翌日に右翼団体がテントを襲撃する、という出来すぎたタイミングに、警察の態度の豹変。強引で暴力的な手口で安保法制の採決を強行した安倍政権と、あまりに連動した動きのように思える。

 一方、破壊されたテントは20日午前、即座に500人の市民が集まり修復作業を行なった。沖縄県民の民意を象徴する辺野古テントは、元の姿でその場所にある。

(原佑介、ぎぎまき)

 

IWJの沖縄スタッフは、自分自身の判断で現場へ急行し、突き飛ばされ、怪我を負いながら、勇敢に暴行の現場となる映像をおさめ続けました。IWJは体を張った取材を各地で続けています。誰かが現場で取材し、報じなければ、こうした理不尽な事件は闇に葬られてしまいます。
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「辺野古の状況を見てください」国連での沖縄知事声明全文(日本語訳)

2015-09-22 19:06:20 | 沖縄

<!-- 「辺野古の状況見てください」沖縄知事、国連人権理で声明 -->

 

https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=133924

「辺野古の状況を見てください」国連での沖縄知事声明全文(日本語訳)

2015年9月22日 11:42
知事演説(英文)  国連人権理事会で演説する沖縄県の翁長雄志知事

知事演説(英文)                      国連人権理事会で演説する沖縄県の翁長雄志知事

                                                                                 

沖縄県の翁長雄志知事は21日午後(日本時間22日未明)、スイス・ジュネーブの国連人権理事会で名護市辺野古への米軍基地建設に反対する声明を発表した。声明は次の通り。

翁長知事、沖縄の苦難の歩み切々と 国連でシンポ

 

 ありがとうございます、議長。

 私は、日本国沖縄県の知事、翁長雄志です。

 沖縄の人々の自己決定権がないがしろにされている辺野古の状況を、世界中から関心を持って見てください。

 沖縄県内の米軍基地は、第二次世界大戦後、米軍に強制接収されて出来た基地です。

 沖縄が自ら望んで土地を提供したものではありません。

 沖縄は日本国土の0.6%の面積しかありませんが、在日米軍専用施設の73.8%が存在しています。

 戦後70年間、いまだ米軍基地から派生する事件・事故環境問題が県民生活に大きな影響を与え続けています。

 このように沖縄の人々は自己決定権や人権をないがしろにされています。

 自国民の自由、平等、人権、民主主義、そういったものを守れない国が、どうして世界の国々とその価値観を共有できるのでしょうか。

 日本政府は、昨年、沖縄で行われた全ての選挙示された民意を一顧だにせず、美しい海を埋め立てて辺野古新基地建設作業を強行しようとしています。

 私は、あらゆる手段を使って新基地建設を止める覚悟です。

 今日はこのような説明の場が頂けたことを感謝しております。ありがとうございました。