ヒロちゃんは、姉夫婦が八王子でスナックを経営していて、
新しい店か新メニュー開発のために入店したと云っていました。
カズ、コ~ちゃん、ヒロちゃん、と新人が3人、
マサと僕で若い衆5人、板前二人にお姉さん一人、
オヤジと奥さんと総勢10人になりました。
奥さんは、店員の昼食を作り、
一人息子のお迎えで昼食後に出かけ、6時頃から店に復帰でした。
昼食のおかずは、コロッケ・ニラと卵の椀・お稲荷さん・
店のお新香・シジミの赤出汁、など殆ど毎日変わり映えしませんでした。
飽きるので、オコゲを作りおにぎりで食べました。
おやつもおにぎり、お昼と夕食の間もオコゲおにぎりでした。
その前に亀戸の人がいましたが、1か月位で辞めて行きました。
40才近くの人で、真面目で静かな人でしたが、
姉の健康が気になると云い、少しの休み取りましたが、
戻って来た時の人の多さで、辞める事を決めたようです。
坊主頭に高下駄のヒロちゃんもいましたが、
二階の堀部美容室事件の後、何と無く辞めていきました。
年がシマちゃんと同じ位で、腕が半端な人はいらなかったのでしょう、
シマちゃんは、何でもそつなくこなしました。
あの事件の後、
『1番年上の君が何故止めなかった?』とオヤジに言われていました。