コタラの社長日記

スリランカ産ハーブ「コタラヒムブツ」(学術名サラシア・レティキュラータ)を紹介され、世界初のサプリメントを製造!

仁義と云うけど、

2021-11-30 16:36:54 | Weblog

 『同じ組なのに、こんな事があった。

仁義と云えばそれまで何だけど、

凄く可愛がって面倒見てくれた他の兄貴分がいたんだ、

その人が気に入らないと、俺の直の兄貴分が云うんだよ、

それで言われたのが、『あいつをやってこい!』だよ。

 

 『えっ!出来ません』と云ったけど『俺の言う事が聞けないのか!』だよ。

しぶしぶ出かけて、申し訳ないけど、命令なのでと云って、やって来た。

 

『A、お前!』と云われたけど、

『申し訳ございませんと云って、刺した。そして、俺にやられたと、云わないでくれた。

本当に嫌な事だけど、仕方が無い世界だ、お前は絶対に入ってはいけない』

『母親が入ると困ると心配しているけど、絶対に入らないから安心して』

 

 

 


大学生のバイトのつもりが・・・

2021-11-28 15:24:27 | Weblog

 『大学生になって、パチンコの景品買いを始めたんだ。

東京だから、実入りが良いだろ。誰にも縛られないで自由に出来る、気楽ささ。

その時、スカウトされて、組に入った。

適当な値段で売買されるのが、嫌だったんだろうな。

当時日本で1番だと云われていた組織だった。

そこの親分に気に入られて、部屋住みになったよ。朝5時に起きて掃除から始まる』

 『部屋住みって大変だね~!』

 

 『それは、一人前になるための、男としての躾だな。

大きな鉱山を持っていて、羽振りは良かったし、気風も良かった。

男も惚れる良い男でよ~、浅草の3社祭を仕切ってたんだ。誰が見ても漢だったな~!』

 

 『へ~、あの三社祭を仕切っていたんだ、凄いな~!』

 

『盆暮れには、他の組からオヤジさんにと現金5百万と若い衆にと、

ビールやジュースが2tトラックで来るんだよ。毎年驚いてたよ。』

『凄いよね~!』

 

 


中学生から、ヤミ米を

2021-11-26 14:52:23 | Weblog

 『都会に米は、無いだろ?そりゃ~売れるよ、でも金額だな、買う方も擦れているから、交渉が難しかった、でも俺は売ったよ。持ち帰る事は無かった』と自信タップリに云いました。

『三浦半島には、米が採れなかったのかな~?』

 

 『そりゃ~、取れただろうけど、安けりゃ買うよ』

『取り敢えず売れたよ、売り方の駆け引きも覚えた。

シケモク集めもしたよ、ホテルのロビーの灰皿を回るんだ。

集めたシケモクを英語の辞書で巻くのさ、英字の辞書に巻いたシケモクは直ぐ売れた。

三浦半島に行った時、お巡りさんに捕まったけど、

親を思う子供だから今回は助ける、次は捕まえるぞって脅かされて、2度と行かなかった。』

『良かったね~、分かる人に捕まって良かった!兄さんたちは、しなかったの?』

 

 『あいつ等、地元でえばってるだけで、カラッキシさ!』

『あ~、そうなんだ・・・』

 

 

 


切っ掛けは、なに?

2021-11-25 16:45:57 | Weblog

 『家はよ~、家計が苦しくて母親が大変だったので手助けをしたかったんだ。

親父は、台湾で警察官をしていて、戦後の引き揚者さ。仕事が無くてさ~。

子供は、男4人と女3人の7人兄弟だもの、食うのが大変な時代だよ』

『子供が多いと大変だよね~、でも田舎だったから食べ物はあったよね?』

 

 『田舎だったから少しは良かったかな。だけど、少しでも母親を楽にしたくて、米やタバコを背中に背負って上野まで行ってた。帰りにフカシ芋を買って食べるんだ。あれが美味くてよ~。俺の家の方の芋は、ぐちゃぐちゃの芋で美味くない、こっちの芋は、ホクホクして美味いんだ~。1個10円。これを食べるのがうれしくてさ~、汽車に乗っていると警察の取り調べが突然行われてさ~、飛び降りる人もいるんだよ。俺は中学生だけど、捕まる時もあって、「もうしないから勘弁して下さい」なんて謝って勘弁して貰える事もあったな~。神奈川の三浦岬まで米を売りに行った事もあった』

 『三島から東京に行くのに汽車に乗ると、大きな荷物を背負った人達が、鈴なりになって乗っていた。たまに蒸気機関車が走る事もあったけど、その時は、屋根に腹ばいで乗っている人達もいた。窓にぶら下がっている人達も居た。売れたの?』

 

 


入れても、後が大変だと思いますが、

2021-11-23 14:16:42 | Weblog

 『親に裏口から入れて貰っても、勉強でついて行けるのかな?』と、

義兄は、心配していました。

 本当にツイテ行けたでしょうか、人事ですが心配になります、

 

 刑事が¥1500万円出しました、これこそ怪しいお金だと疑います。

お金は、足利銀行の帯が巻いてあり、1500枚通し番号だったそうです。

 

 今から50年チョット前の、今頃の寒い日の夜の8時頃の事でした。

 

 コートの左右のポケットに¥400万円づつ入れ、病院を出ましたが、

左右のポケットの重さと、お金を運ぶ緊張で、

血の気が引いているのが分かりました。

 

  ある人の話ですが、

 私立の学校では、寄付で入学するのは、当たり前の事だと云っています。

父兄の寄付で学校が運営され、父兄と学校との信頼関係が強固になると云っています。

 

池袋びっくりガード 東口

 

 

びっくりガード - Wikipedia

 

 

 

 

 

びっくりガード西口

 


入学金かな?

2021-11-22 14:46:21 | Weblog

 僕が義兄に呼ばれたのは、

受け取ったお金を、家に運んで欲しいとの依頼でした。

 その時、義兄は駒沢の国立病院に入院していて、動けない状態でした。

でも、これって仕事ですね。

 

 ベッドのマットレスをまくると、¥100万円の束が出てきました。

『お金を運ぶのは良いけど、幾ら運ぶの?』

 

 『ここに¥800万あるから、これを運んで欲しい。小遣いをやるけど、幾ら欲しい?』

『いらないよ、運ぶ位何でも無いもの』

『じゃ~、¥10万で我慢しろ、俺はケチだな』

『こんな事で¥10万円貰って良いの?』

『少ないけど、頼むわ』

 

 『裏口入学の紹介で¥1500万円貰ったけど、

紹介者の二人に、お礼で¥700万円渡したから、¥800万円になった、

この残りを妻に渡してくれ』と頼まれました。

 

 紹介者、あ~、あの二人かと、顔が浮かびました。

あの二人、借金があるから返せば良いのに、どうせ酒代で終わっちゃうな、

 人に迷惑を掛けても、何とも思わない人達も居ると云う、見本の二人・・・

 

上池袋びっくりガード西口、

下東口、向かって右側のビルの2階に義兄の会社が在りました。

びっくりガード - Wikipedia

 

 

 

 

 

 


大学に入れたい親

2021-11-21 15:15:09 | Weblog

 義兄は出身大学のNには、顔が利いていました。

ボクシング部出身でしたので、運動部全般に、です。

 

その頃、 特にボクシング部と空手部の学生達は、毎日出入りしていました。

 

 ここに登場したのが、気に入らないデカでした。

息子が大学に入りたいけど、

入れないから、何とかして欲しいと話があったそうです。

 それも、10数校受験したのに、全部ダメだったそうです。

 

 『Aよ、何とかならないか?』

『何とか、話をしてみましょう、でも、お金が掛かりますが良いですか?』

と、云う様な事になったようです。

 


仲間内でも、

2021-11-19 16:20:00 | Weblog

 『デカの仲間内で、何か良い事があったとするよな、

それも家を建てたなんて話が出たとするだろ?』

『うん、家を建てる人もいるだろうね』

 

 『そんな話を聴いたら、奴らはどうすると思う?』

『普通、お祝いをするね』

 

 『違う、どうやって家を建てたのか、洗うんだよ』

『えっ、洗うって、どう云う事?』

 

 『洗うって云う事ぐらい分かれよ、どうやって金を作ったか、調べるって事だよ』

『うん?どうやってお金を作ったか?普通に貯めたんじゃ~ないの?』

 

 『分かんね~な~、誰かから、金を貰ったかもしれないと思うんだよ』

『あ~、そ~云う事か~、わいろを貰ったか、調べるの?』

 

 『そうだよ』

『えっ、だって、仲間内でそう云う事をするの?』

 

 『あいつ等は、仲間内でも疑ってる、信用しないな』

『へ~驚いた、じゃ~探られた人も他の人を探るんだ?』

 

 『そうだよ、自分以外は、信じていない』

 

今も、そうなんでしょうか?

 

 

 

 


暴力団とデカは、同じ仲間だ

2021-11-18 13:54:01 | Weblog

 『暴力を振るって、暴力団と呼ばれるか、デカと呼ばれるかでは、偉く違うだろ?』

『うん、違うね』

『暴力を振るって、馬鹿がそのままだと、暴力団、多少目鼻が利くとデカだ』

 

 『どう云う事?』

『暴力団は、暴力を振るうワルの小僧が大きくなった人間達で、

デカは、暴力をフルっても権力に守られる人間達だ、そうだろ?』

 

 『う~ん、そう言われれば、そうかも知れない』

『相手が悪いと分かれば、そりゃ~すごいからね!

殴るわ、蹴るわ、やりたい放題。俺はやられた事はないけどね』

 

 『殴る人間、殴られる人間、殴られないで、命令する人間と3種類に分かれる』

『うん、そうだね』

『殴られるには、殴られる訳がある』

『そうだね』

『殴るには、殴る訳がある』

『そうだね』

『デカになる奴は、殴れる立場になる事を考えていて、

殴るのが好きな奴がデカになる、それも法律に守られてだ。

だから、多少は、頭が必要になる』

 

 『う~ん、そう云われればそうかもしれないな~』

『殴ると自分も痛いだろ?自分は殴らないで、殴らせる奴もいる、そいつが1番賢いな』

『う~ん、そうだね』

 


ハジキとデカ

2021-11-17 13:56:33 | Weblog

『あいつ等、最低な奴らだよ』

『へ~、どうしたの?』

『良い刀なんか、何振りも持って行かれた』

 

 『A.お前、良い刀を持っているらしいな~、チョット見せてくれ』と云われれば、

見せない訳にはいかないだろ?もう、それっきり、帰って来ない。

こちらに非があるから、その気になるんだな。

最初から取るのが目的だから、始末が悪い。何振りも、持って行かれた。

俺が刀を持っているのを知っている奴が、チクるんだな。

自分の何かを見逃してもらうんで、チクるんだ、ケチな奴だ。仲間を売るなんて!』

『そんなデカも、昔は役に立つ事があったけど、今は全然ダメ!』

 

 今書いているのは’69年~‘72年頃の事を書いていますが、

これより5年~10年位前だと、デカ達も融通が利いたと云っていました。

 

  どんな事か、興味があるでしょ?

 

「何か問題が起きると、

『チョット、チョット』とこちらに手招きするんだよ」

 

「来たところで、『あの話だけど、何とかならない?』と云えば」

 

『どうすれば良い?』と聴いてくるから、

「ハジキを1丁持ってくるから、終わりにしてよ」と云うと、

『お~分かった、分かった、何とかするよ、それで、アレ、頼むな』と、返事がきたもんだ。

 

 「それだけ、ハジキの事件が多くて、町中に出回ってたんだな。

それで、出回っているハジキを集めていたんだな」

 

「それで、ハジキを1丁探し出して渡すんだ、それで、ポイ」

「今は、全然ダメ。それだけ、ハジキが集まったと云う事だな。

ハジキでは、融通が利かなくなった。

 

融通が利かなくなったデカは、面倒臭くなった」

 

S&W

COLT

リボルバーと呼ばれる拳銃