コタラの社長日記

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「かすみ」を食べたい

2006-06-05 09:05:00 | Weblog
SUN教授が投稿した記事の題名です。

昔、仙人は、「かすみ」を食べていたという。
最近、この「かすみ」を食べてみたいと思う。

「かすみ」は、
外国語に翻訳すると「霧」ということになるそうだが、
感覚的には「かすみ」と「霧」とは大分異なる気がする。

実際、広辞苑によれば、「かすみ」は春のもの、
霧は秋のものとはっきりと区別されている。
春、地上の植物の生命がわきたち、
森羅万象とやりとりをし、
その中から生まれた雰囲気が「かすみ」なのだろう。
摑もうとすると、
スルリと指先から逃げていってしまう、それが「かすみ」だ。

一方、霧の発生する秋、地上の植物は、
冬に備えてその生命活動を静めてゆく。
天からの恵みである水蒸気は、
朝夕の温度変化の激しい時に、凝結して霧に姿を変える。

いわば、霧は、
雨・露と同じながれに位置しているのではないだろうか。
霧であれば、手で摑もうとすると、
わずかでも摑むことができるような気がする。

「かすみ」の中には、
植物と森羅万象とのやりとりの中から抽出された精気やエッセンスが、
それぞれ、それらしく収まっているにちがいない。
その中には、
ほのかな季節の香りも収まっているにちがいない。
量はなくとも、それを食べれば、
身も心も満たされるにちがいない。
当然、健やかな身と心も満たされるにちがいない。

そんな「かすみ」を誰か御馳走してくれませんか。


全文では無く、抜粋してあります。


箱根三国峠から見た、
かすむ富士