僕が初めて知ったのは、
3才位の時だったと思います。
何故母が連れて行ったのかは、母も忘れていましたが、
僕が覚えている最初は、この時でした。
中耳炎に罹っていたらしく耳が痛くて泣いていました。
優しい顔のお婆さんが『ボ~、こっちにお出で』と呼びます。
何かされるのかと思い不安でしたが、
母にお婆さんの目の前に連れて行かれました。
お婆さんは僕の顔を覗き込んで、
何やらお経か呪文の様なものを唱え、
右手の親指と人差し指で輪を作り、
『フッ』と僕の顔に息を吹きかけました。
何と無く暖かで気持ちが良くなり、眠くなり意識を失いました。
気が付いて起きた時は耳の痛みが少しに成っていました。
このお婆さんの仕草が印象的だったので、
子供同士で遊ぶ時に真似をしました。
この『フッ』と息を吹きかけられた子は眠る役目です。
このお婆さんの事を、母は『信心のお婆さん』と呼んでいました。
先週の土曜日、メルを庭に連れ出し、
雪の中に入れましたら動けず、この状態で助けを待っていました。
犬は雪が好きだと云いますが、メルに限ってはコタツが好きです。
3才位の時だったと思います。
何故母が連れて行ったのかは、母も忘れていましたが、
僕が覚えている最初は、この時でした。
中耳炎に罹っていたらしく耳が痛くて泣いていました。
優しい顔のお婆さんが『ボ~、こっちにお出で』と呼びます。
何かされるのかと思い不安でしたが、
母にお婆さんの目の前に連れて行かれました。
お婆さんは僕の顔を覗き込んで、
何やらお経か呪文の様なものを唱え、
右手の親指と人差し指で輪を作り、
『フッ』と僕の顔に息を吹きかけました。
何と無く暖かで気持ちが良くなり、眠くなり意識を失いました。
気が付いて起きた時は耳の痛みが少しに成っていました。
このお婆さんの仕草が印象的だったので、
子供同士で遊ぶ時に真似をしました。
この『フッ』と息を吹きかけられた子は眠る役目です。
このお婆さんの事を、母は『信心のお婆さん』と呼んでいました。
先週の土曜日、メルを庭に連れ出し、
雪の中に入れましたら動けず、この状態で助けを待っていました。
犬は雪が好きだと云いますが、メルに限ってはコタツが好きです。