木っ葉の微塵日記

流れ者が日々のあれこれをつぶやきます。当たって砕けるかも~
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高校入試に“箸の持ち方”

2006-10-28 08:46:29 | Weblog
少し前のニュースで、どこかの高校が入学試験で「箸の持ち方」を見るという話があった。

確か「基本的な躾が家庭でなされているかどうかを見たい」という趣旨だったと思うが、疑問だ。

もちろん、「箸を上手に使える」ということも一つの能力なワケで、それを試しても良いが、一般の高校で入学者を選ぶときに参考にするというのは解せない。

昔、友だちの家に遊びに行ったとき、夕食を御馳走になったのだが、そこのお祖母さんに「箸の持ち方がおかしい」と指摘されたことを思い出した。多少“美しい”持ち方からずれていたとしても、機能させることができれば構わないではないか。だって、豆をつまむことだって問題なくできたのだから…。

#もちろん悪意があってのこととは思わないが、若かった自分は残りの食事を全てスプーンでいただいたのでした。

話を高校に戻したい。必修科目を履修させていなかった高校が問題になっているが、義務教育でもなし、“高校卒業”の資格に今、必修とされている科目が本当に不可欠なのか?よく解らない。

進学するにせよ、就職するにせよ、資格を問うよりも、そちらの入口で能力を測れば済むことではないか。もし、大学なり会社なりが“箸の持ち方”を見たければ見れば良い、と思うのだ。