紅葉「お、開いたぞ!」
猪重「中から何か出てくるようでござる」
亀十郎「危険かも知れません。姫さま、近づいてはなりませんぞ!」
亀十郎「…って言ってるさきから!」
紅葉「めんこいの~!」
紅葉「どうしたのじゃ? これっ、しっかりするのじゃ!」
猪重「気絶しているだけのようで、命に別状はなさそうでござる」
紅葉「そ、そうか、それならばひとまず安心じゃな」
亀十郎「書物によりますれば、おそらく『河童』という生き物のようでございます」
紅葉「かっぱさん?」
亀十郎「しかし、河童が天から降ってくるとはどこにも書いてはございませんが…」
カッパ「…がお?」
紅葉「おお、気が付いたか!」
カッパ「ここはどこがお?」
紅葉「ここはわらわの城、木葉城じゃ。わらわの名は紅葉じゃ。そなたは何という名じゃ?」
カッパ「カッパがお」
紅葉「やはり、かっぱさんであったか。体の具合はどうじゃ? 痛いところなどないか?」
カッパ「痛いところはないけど、お腹が空いたがお…。きゅうりを食べたいがお」
紅葉「おおそうか、それではわらわがきゅうりを取ってくるから、おとなしく待っているのじゃぞ!」
猪重「何と言うことでござろうか! わがまま勝手放題のあの姫さまが、かいがいしく親身になって世話をするなど、とても信じられないでござる」
亀十郎「天変地異の前触れでなければ良いが…」
カッパ「がお?」
次回に続く…
猪重「中から何か出てくるようでござる」
亀十郎「危険かも知れません。姫さま、近づいてはなりませんぞ!」
亀十郎「…って言ってるさきから!」
紅葉「めんこいの~!」
紅葉「どうしたのじゃ? これっ、しっかりするのじゃ!」
猪重「気絶しているだけのようで、命に別状はなさそうでござる」
紅葉「そ、そうか、それならばひとまず安心じゃな」
亀十郎「書物によりますれば、おそらく『河童』という生き物のようでございます」
紅葉「かっぱさん?」
亀十郎「しかし、河童が天から降ってくるとはどこにも書いてはございませんが…」
カッパ「…がお?」
紅葉「おお、気が付いたか!」
カッパ「ここはどこがお?」
紅葉「ここはわらわの城、木葉城じゃ。わらわの名は紅葉じゃ。そなたは何という名じゃ?」
カッパ「カッパがお」
紅葉「やはり、かっぱさんであったか。体の具合はどうじゃ? 痛いところなどないか?」
カッパ「痛いところはないけど、お腹が空いたがお…。きゅうりを食べたいがお」
紅葉「おおそうか、それではわらわがきゅうりを取ってくるから、おとなしく待っているのじゃぞ!」
猪重「何と言うことでござろうか! わがまま勝手放題のあの姫さまが、かいがいしく親身になって世話をするなど、とても信じられないでござる」
亀十郎「天変地異の前触れでなければ良いが…」
カッパ「がお?」
次回に続く…
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