このは紅葉のお絵かき日記

トランプ大統領・たつき監督・irodoriの味方だよ

#78 もっと自由に!

2006年06月20日 | 透明水彩
絵を描く主な練習というのは、写実的に描くと言うことです。「写実的」とは平たく言えば本物そっくりに描くことです。
間違えてはいけないのは、実物そっくりに描くことはあくまで「練習の手段」であって、目的ではないと言うことです。心の中の映像をより豊かに鮮明にし、表現できる「自由の翼」を得ることが目的です。

さて、わたしにはそういう技術のかけらもないので、一歩でも前に進むために日々一生懸命練習を積まなくてはならないわけですが、目標があまりにも果てしなく遠いものですから、ときどき目標を見失い忘れてしまうことがあります。
実物そっくりに描こうと力を入れすぎると、絵が窮屈になったり、つまらなくなったりします。
楽しむために絵を描いているはずなのに、楽しくないのでは描く意味がありません。

そういうときは何も見ないで絵を描いてみます。モデルがなければそっくりに描かなくてすむので、ある程度気楽に描けます。
実物を見ないで物や人、動物を描いたりもしますが、一番のんびり描けて良いのは「木」です。

木というのはどんな風に描いても木に見えるので安心して描けます。
そういえばこのブログの第1回も「木」がテーマでした。
見返してみると、同じようなことを書いてましたね…

今回はもっと自由に冒険できるようにいろいろと工夫してみました。
使う絵の具は赤と青の2色だけ。緑や茶色を使うのは当たり前すぎるからです。
しかも始めにいきなり赤い絵の具をこぼして、シミをつけました。右下隅にある赤いのがそれです(他のシミは絵の中に隠れてしまいました)。
このシミを生かした絵を描けたら大成功です。
あらかじめ大失敗の絶体絶命状態から始まるので、もう何も恐れることはないはずです。

…と思って、描いた絵なのですが、意外と普通の絵になってしまいました。
一時はどうなることかと思ったのに…あっさり収束させてしまいました。
冒険が足りない?
自由に描くというのは難しいです。想像力が貧困なせいです。

けれども楽しく描けたので、これはこれで良しとしましょうか。
何をするにも、楽しむことが一番大事ですね。

最初につけたシミもこうして見るとかわいいものです。
次に描くときは、もっと激しく厳しいシミを付けたらよいでしょうか?
真ん中にドバッと!

                         

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いい (はな)
2006-06-20 23:55:55
影絵のようで

これも好き



大地にしっかり根付いてる感じ

出ているよ



色の組み合わせも好きです
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Unknown (サミスケ)
2006-06-21 00:09:28
紅葉さんの木の絵が好きよ。

特に、針葉樹っぽいところが。



週末、パソコンを開かない間に、

紅葉さん、たくさんUPしていたんだね。



私もがんばるわ♪
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 (このは紅葉)
2006-06-21 09:39:30
はなさんへ

なるほど、言われてみればしっかりした感じが出ていますね。

目指している力強い絵が少し描けたのかな?



サミスケさんへ

はい、毎日更新が目標なので週末も営業中です(笑)

わたしも、無理しないで出来ることをがんばります。





このは紅葉

お二人のお話を聞いてから、あらためてこの絵を見ると、なんだか良い絵に見えてきました。

何でも気の持ちようで、良く見えたり悪く見えたりするのかも?
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Unknown (山猿)
2006-06-21 10:12:40
またまた想像させてください。

一瞬、桜の木かと思いました。



けれど、色に惑わされてはいけない・・・(笑)

これはケヤキの木と私は想像・・・



箒状の枝ぶり、私はケヤキの木が大好き。

というより、落葉樹が好きなのです。



夏には木漏れ日を与えてくれ、冬には大地にさんさんと陽の光を注いでくれる落葉樹。



なんか気分が大きくなる絵です。気持ちいい・・・・
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山猿さんへ (このは紅葉)
2006-06-21 13:37:06
ありがとうございます。

絵を見ていただいて、いろいろ感じていただけたら嬉しいです。

わたしも描いていて気持ちが良かったです。
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色々な描き方 (信天翁)
2006-06-22 04:27:22


 紅葉さんすごい

色々描き方あるなーって関心させられました

私ももうすこし経験をつんでから 色々描きたいです。



紅葉さんの描き方さん 又教えてくださいね。
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信天翁さんへ (このは紅葉)
2006-06-22 13:39:30
絵の描き方に決まりはないので、いろいろ試してみると自分の絵の可能性が広がって面白いと思います。

わたしはお教えできるほどのものは持ち合わせていませんが、何か少しでも参考になれば良いです。
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