KONASUKEの部屋

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ハグルマトモエ20190807

2020年03月07日 | チョウ目
ハグルマトモエ。
前翅に巴紋があるのがトモエガ亜科の特徴。

オスグロトモエの♀と紛らわしい。
一般的に、巴紋が大きいのがハグルマトモエ、小さいのがオスグロトモエ♀とされるが、正直、見比べて見ないことには分からない。
そこで、もう一つの識別ポイント。
青い矢印の黒線が、前翅前縁に向かって広がるのがハグルマトモエ。
オスグロトモエ♀ではほぼ平行。

分類:チョウ目ヤガ科トモエガ亜科
翅を広げた長さ:55~75mm
分布:北海道?、本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:4~9月(年2化)
          蛹で冬越し
エサ:成虫・・・クヌギ・コナラ・ヤナギなどの樹液、腐果
   幼虫・・・ネムノキ
その他:春型はヤマトトモエと呼ばれ、別種扱いされていた。
    一般に春型は大型で、♂では翅表が赤褐色。
    ♂は翅表の黒味が強く、♀は斑紋が鮮明となる傾向が強い。
    斑紋には変異がある。
    オスグロトモエ♀と紛らわしいが、巴紋が大きいのがハグルマトモエ。
    (その他の識別ポイントは記事を参照のこと。)
    主に広葉樹林、里山などの林縁で見られるが、植樹があれば公園でも発生することがある。
    夜行性で、灯火にも来る。
    幼虫は夏~秋に見られる。
    頭からお尻まで細く黒い線が何本も走る。
    終齢幼虫の体長は60~70mmで、日中、食樹の根際付近に潜む習性がある。
    葉を巻いて繭を作る。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   学研の図鑑LIVEPOCKET幼虫(学研プラス)
   廿日市市の自然観察(昆虫)
   かたつむりの自然観撮記
   虫ナビ


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