KONASUKEの部屋

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オオシラホシアツバ♂20210913

2021年10月10日 | チョウ目
オオシラホシアツバ。
腎状紋は白紋で、一般的にL字型。
この個体は、L字の上部も太いタイプのようです。
いずれにしても、マルシラホシアツバのような円紋にはならず、V字の切れ込みがあるのが特徴とのこと。
前翅の幅が狭く、後角が斜めに切れているので、♂ですね。

①腎状紋:白紋で、外方がV字形に切れ込む
②♂前翅後角:斜めに切れる
③前翅中室内の白紋
④横線は目立たない
⑤後翅横脈紋:下半分が太い

分類:
チョウ目ヤガ科クルマアツバ亜科
翅を広げた長さ:
32~50mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地(~低山地までが中心)
成虫の見られる時期:
5~8月(年1~2化)
幼虫で冬越し?
エサ:
成虫・・・クヌギ、コナラ、ヤナギ類など広葉樹の樹液
幼虫・・・クヌギの葉
その他:
腎状紋は白色のL字状、まれにL字の上部も太くなるが、外方は中央で大きくV字形に切れ込む。
(マルシラホシアツバは円形に近く、切れ込みはない。)
地色はマルシラホシアツバより明るい。
♂の前翅は幅が狭く、後角は斜めに切れるが、その傾向はマルシラホシアツバよりも顕著。
3本の横線はやや暗色で、あまり目立たない。
前翅中室内の小白点は、マルシラホシアツバよりも明瞭。
後翅の横脈紋は下半分が太くなり、マルシラホシアツバよりも明瞭。
第2化の個体は小さい。
一般に♂より♀の方が小さい。
♂の前脚は毛束で被われる。
広葉樹を中心とする樹林と林縁で見られる。
夜行性で、夕刻日没直後から活発に飛翔する。
灯火に飛来することも多い。
普通種で個体数も多い。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
渓舟の昆虫図鑑
北茨城周辺の生き物
あおもり昆虫記
富山県産蛾類博物館
自然観察雑記帳
こんちゅう探偵団


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