KONASUKEの部屋

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オオハガタナミシャク20210401

2021年04月19日 | チョウ目
オオハガタナミシャク。
前回掲載したセスジナミシャクにちょっと似ていますね。
でも、背中に明瞭な白線はありません。

「大」と付きますが、「ハガタナミシャク」よりも小さいです。
ハガタナミシャク、ソトキナミシャクなどと似ていて、同定に時間がかかりました。

①内横線
②外方に膨らむ
③外横線:「く」の字にならない
④内方への突起
⑤内外横線はつながらない
⑥翅頂~外縁の黒色部:高さのある山型
⑦腹部を上げて止まる

分類:チョウ目シャクガ科ナミシャク亜科
翅を広げた長さ:♂24~30mm、♀27~34mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:5~6月、8~10月
          幼虫?
エサ:成虫・・・花の蜜
   幼虫・・・ノブドウ、ヤマブドウ、ツタ、サンカクヅル、エビヅル、ヤブカラシなどのブドウ科
その他:白い内外横線は、明瞭な白い縁取りのある帯状となる。
    内横線の帯は中央付近で外方に膨らむ。
    外横線は「く」の字にならない。
    翅頂~外縁の黒色部は、高さのある山型。
    (ソトキナミシャクでは、内横線(外側)は前縁寄りで鋭く尖る、外横線は「く」の字に曲がる、翅頂~外縁の黒色部は高さのない三角形。)
    前翅外横線の内方への突起、内横線の外方への突起は、ヒメハガタナミシャクよりも強いことが多い。
    横帯同士は繋がらない。
    (ハガタナミシャクでは繋がる。)
    南下するにつれて黄色味が強くなる。
    ♂の第4腹板には、一対の袋があって、毛塊を内蔵する。
    「大」と付くが、ハガタナミシャクより小さい。
    腹部を上げて止まる習性がある。
    樹林と林縁、公園、果樹園などで見られる。
    夜行性で、灯火に飛来することも多い。
    全国的に普通種だが、個体数はそれほど多くない。
    終齢幼虫の体長は約40mm。
参考:Digital Moths of Japan
   みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
   かたつむりの自然観撮記
   虫ナビ
   北茨城周辺の生き物
   渓舟の昆虫図鑑
   富山県産蛾類博物館


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