KONASUKEの部屋

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早起きは三文の徳⑤コシアキトンボ♀20190613

2019年06月16日 | トンボ目
コシアキトンボのメス。
・・・のハズ、なんだけど?
何だろう?
この違和感は?
まるで初見のトンボのような?

あぁ!
そうか!
止まり方だ!

普通は、こう。
翅を開いて止まる。
イトトンボ類とかムカシトンボなら、翅を背中に揃えて止まるけど。

トンボ科が翅を閉じて止まるのは、普通、羽化直後だけだ。
してみると、この娘は羽化して間もない、ようやく飛べるようになった個体なのかも。

改めて、件のコシアキトンボのメスを観てみよう。
翅の付け根と先が黒い。
この辺は、コシアキトンボのメスっぽい。
しかし、コシアキトンボの名前の由来ともなっている、腹の付け根の黄色い模様が、ほとんど無いように見える。
翅を閉じて止まっているために、翅の付け根の黒い模様で隠されてしまっているのだ。
これが違和感の原因だったようだ。

分類:トンボ目トンボ科
体長:40~50mm
分布:本州、四国、九州
   平地・止水
成虫の見られる時期:6~9月
          幼虫で冬越し
エサ:成虫・・・飛翔する昆虫など
   幼虫・・・~若齢 ミジンコ類
        中齢~ 水棲の昆虫の幼虫、オタマジャクシ、メダカなど
その他:腹部3・4節が白いのが特徴で、「腰があいている」ように見えることからの名。
    メスや未熟なオスでは、この部分が黄色い。
    後翅の付け根は褐色。
    メスでは翅の先も褐色になる。
    比較的汚れた環境にも住むことが出来、平地の池沼に広く分布する。
    産卵はメス単独で、水面から出ている枯枝などに腹部を打ち付けて行う。
    オスはホバリングして見守る。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
   かたつむりの自然観撮記


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