KONASUKEの部屋

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アシベニカギバ20200914

2021年01月19日 | チョウ目
アシベニカギバ。
脚が赤いカギバガ。
この個体では、一般的には目立つ「く」の字型の白い横脈紋や、黄色い外横線が目立ちません。
この外横線から外側が黄色い帯になる個体も居て、昔はキオビカギバと呼んで、別種と考えられていたそうです。
翅には小黒点が散らばります。

前翅の翅頂は、♂よりも♀の方が突出するそうです。
ヤママユなんかは、♂の方が尖るんですけど、何ででしょう?
不思議ですね。

①脚:赤い。名前の由来。
②外横線:黄色で、真ん中が凹む。
 この外側が黄色になる個体もある。
③「く」の字型の白紋:この個体では不明瞭。
④小黒点:後翅の後半で顕著。
⑤前翅頂:♂より♀の方が突出する。

別名:キオビカギバ
分類:チョウ目カギバガ科カギバガ亜科
翅を広げた長さ:♂26~30mm、34~38mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:5~6月、7~9月(年2~3化)
          幼虫で冬越し
エサ:成虫・・・食べない(口吻が退化)
   幼虫・・・ガマズミ、コバノガマズミ、サンゴジュ、オオカメノキ、ゴマギ、カンボク
その他:地色が赤褐色で前翅に細い黄色線(外横線)のある型と、暗赤褐色の前・後翅に黄色の帯がある型(古くはキオビカギバと呼ばれていた)とがある。
外横線は真ん中で凹む。
前翅横脈上に「く」の字型の白紋があるが、不明瞭な個体もある。
翅に小さな黒点が列をなして並び、後翅の外半で顕著。
♀は♂より前翅頂が強く突出する。
成虫は脚が赤い。
クロスジカギバ、オオフトカギバに似る。
広葉樹を中心とする樹林と林縁で見られる。
日本固有種で、全国的に普通、個体数も多い。
暖地では9~10月に第3化が発生することがある。
夜行性で、灯火に飛来することもある。
幼虫はクロスジカギバに似る。
紫色を帯びた暗褐色(緑色の個体もある)で、白色の縞模様があり、胸部背に一本の肉角、腹部先端に縞模様をした尾角がある。
頭は猫耳状に尖る。
背中の中央付近に、ベストを着ているような模様がある。
終齢幼虫の体長は約28~40mm。
葉を丸めて繭を作る。
参考:Digital Moths of Japan
   みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
   かたつむりの自然観撮記
   虫ナビ
   暁の蛾類図鑑
   田中川の生き物調査隊
   富山県産蛾類博物館


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