スハシをばらし始めたら
ネジがまた特徴的と言うか、真鍮地肌のワッシャが入ってました。
プラメーカー組み立て済みの割に、手間数削減を図るべく段付きネジを作るわけでもなく、こんなまぁ、ちょっと粗末なワッシャをそのまま使ったりする所がいかにも中華丸投げ生産ぽいです。
段付きワッシャの製品もあるのにね。
これが『分解してみないとわからないマイクロ』と工作する身勝手な立場の人間からの注意点です。
同じ形式でも製作ロットや最終製品名が違うだけで「全く違う金型・・・及び彫り方」というのがザラにありますので、そのあたり鉄コレとあまり変わらないですね。
テールライト装置は無いというものなのでがらんどうでした。
一方でヨ太郎側につくスハフには装置があって、オハにもない。
なんか不思議と言うか筋が通っていない構成です。
屋根裏に不思議な金型切削傷が見えました。
何が掘ってあったのでしょう。
窓接着は組み立て容易と見ているのかマイクロでは仕方が無いことなので、慎重に外していきます。
コレは運と慎重さが必要ですね。
改めて、総組み込みはめ込みだけで完成しているトミックスとカトーは凄いなと。
中華製のものが一部にあるけどね。
製品指導が強いのでしょう。
何とか外れた。
外せました。
このモデルは、スハシ44-1ではありません。
スハフ42の塗り替え品以外なんでもないのです。
面白いと言うか、窓が塗り分けがあるんですね。
ロの字サッシではなく上空きコの字サッシを表現しています。
こういうところはなぜか妙に細かい。
幌は接着されていませんでした。
部品は分けてペーパーで包んでおきます。
総弄りの対象は以上の3部材です。
これからある程度壮絶な戦いが待っています。
床下も残念を突っ切って、かなりプアです。
水タンクが奇妙な寸胴筋付きですが、これ、別部品なんですよ・・・
別備品なら違う表現もあろうもんなんですが・・・・・・・・。
色ンな意味で理不尽な構造です。
はふぅ・・・。(´∀`)
理不尽に理不尽ですが、
今回、この2台がドナーになります。
はっきり言って、勿体無い。
が、このマイクロを生かしてという前提でありますので、理不尽もしょうがないのです。
まぁ、旧型ハザ客車は既に旧製品ですし、手持ちに大量にあるのでいいですが、スロはチョット躊躇しますww
が、「あとでKATOベースでスハシをもう一台作るし,ドンガラはいずれスロ54-500にしたいからまぁいいっかw」ということです。
でも、地味に地味に旧型客車のラインナップもセットで出るようになっており、スロ54-500もいずれ出るような気がしますけど。
(KATO_C58-33と急行大雪客車セットとか、無いなんて既に言えない)
スハシをマイクロで作り続けるアリバイ・・・納得どころとしては?スハシって旧型客車だけど既にもう「JR北海道旧型客車編成・巨峰色グループ」ともすら連結しない「はぐれメタル」的なものなので、ディテールとか無理に合わせる必要がないってことですかね。
とりあえず邪念を捨てて斬り込んでいきます。
まず全く違うドアを取り去ります。
そうそう、側面塗装は生かしますかからマスクしておきます。
テールライトもノミで取り去ります。
テールライトも一時埋めます。
ドア後もどんどん仕上げます。
車体裾も一度埋め込みます。
整いました!
ドアがあった両サイドのうっすら一段引っ込む枠は残してあります。
裾も改めて切り込んでいます。
実車です。
これは先日解体された45系客車の保存車両で撮影した詳細写真です。
反対側。
こちらの車体裾は省略しておこうかな。
よく見ると、そうだった。
45系は縦雨樋が角パイプなんだった。
このモールドは丸パイプですね。
丸パイプは折妻車両の基本特権で、平妻にする世代進化の際に限界に収めるため角パイプにしたはずです。
平妻で丸パイプは「基本的に」東田子の浦事故で被災して車体新製したオハ35系スハ32系のものさらに一部だけのハズ。
東田子の浦事故では多くの円屋根折妻車両がオハ46オリジナル様式に車体交換されましたが、「実に微妙な車体寸法の調整」でごく一部が丸パイプのままだったと記憶。
だから普通は角パイプのはずなのです。
ここも修正か。
↑妻面だけで相当な弄りになって来ました。