屋根ダクトの接着とクーラーの加工第一弾。
てことで、
こんな感じに接着します。
センター出しはノギスを当てましたが、結局目測に頼りました。
ノギスが大きすぎて動いてしまうからです。
これは小さなノギスを買えと言うことか!
写真には撮れませんでしたが、金属板に張った耐水ペーパー400番~1000番までを使い、ダクトの面出しを行いました。
意外と寸法に出ない程度に歪んでいたので、軽く当てながら平面を研ぐ感じに。
と、いうことでクーラーを取り付けますが、3個乗るクーラーのうち、真ん中は京王重機でストックしてあったとされる京王3000系や京王5000系のクーラーを積んでいます。
ので・・・
京王5000系キットを開封し、当該クーラーをチョイスします。
このキットも琴電になる予定( ・∀・)ノ
そのものズバリの筈。
ところが、このままダクトに載せると、幅は違うし、高さもイメージとは違います。
ので、実物もそうなんですが、削り込んでメリ込ませる形となります。
駄菓子菓子、そんな器用に削りこむことは私には出来ないので。
こんなものを用意しました。(゜∀゜)
ダクトを作ったときの残りゴミ。
幅だけはダクトのまま。
リャン面テープに貼り付けてカットし・・・
1mmプラ棒を貼り付けて
こんなジグを作ってみましたヽ(・∀・ )ノ
プラ棒を外に張ったのは、ちょうどダクト+2mmでクーラーの幅だったからです。
金属棒にジグを当て込み、クーラーを沿わせながら削ってダクトの幅をクーラーに掘り込もうって算段です。
掘り込む深さを真剣に測り、プラ棒にクーラーが着地したら切削完了・・・と言う風にもしようと思いましたが、そこまでやらんでも出来ると思ったので様子を見ながら削ります。
こーんな感じ( ・∀・)♪
案外・・・
上手に掘り込めました。
ですが・・・
正直なトコ、ここでダクトの幅が若干(0.5mm程度)太かったことに気が付きました。
もうちょっと細い欠けになるつもりだったんですが。
(∩゜д゜)アーアーきこえなーい
流石にもうやり直しはどうかと。
パンタ内寸にあわせたんですが、細いつもりのトミックスパンタでも若干太いんですね。
もうコレは開き直ります。
乗せてみました。
精度はバッチリです。
1mmプラ棒で下駄を履かせています。
高さもなかなか良いようです。
さて、2両分2個作って今日はここでおしまい。
次、その両サイドに乗る別形式から流用したクーラーを考えます。
このクーラーなんです
(,,゜Д゜)・・・・・・・・。
なんてもんから流用してくれたんだ(実物)・・・_| ̄|○ il||li
しかも、このクーラーを足延長&一部ルーバーの撤去など、仮に贅を尽くしてこの製品からもぎ取ってもそのままでは駄目なんです。
さて、ここは流石にズバリの成形品がないようなので、2両4個、どげんかせんとならんわけです。
一旦寝たんですが、再びテーブルに向かいました。
取り出したる道具(-_-;)
切り出して。
埋めちゃいました。
やっぱり、納得いかんです。
塗装だってろくに旨く出来ないかもしれないのに、施工で手を抜いたら面白くないじゃないですか。
( ´゜д゜)(゜д゜` )ネー
埋め埋め。
完全に埋めました。
希望の位置をノギスでコピーして・・・
ポンチ打ち。
センターは目測。
今回はちょっと良いことではないですが、掘る段階でセンターを作っていきます。
えいや!
コレで文句は自分に言わないで済むだろ!( ‘д‘)つ))`Д´)グリグリ
思った通りのとこに置きなおせました。
畳むと、妻板から飛び出しそうな雰囲気がやっと出ました。
ちなみに前回。
角度が違いますが、変化を見ていただけたでしょうか?
とっころが
(;・∀・)ハッ?
実は・・・
穴掘ったの、3度目でした(ノ∀`)
2回目も・・・ノギス充て間違って内側に寄っていたのでした・・・。○| ̄|_
埋めなおしも2回やったわけです・・・。
ヤスリを当てる回数が多くなって、ダクトの歪みが心配です。
次はダクトと屋根の接合とか、サーフェーサーを吹いて、表面を整えようと思います。
屋根の加工と床下嵩上げが工事の殆どを占めるこの工作。
工作していて自虐的ではない気がしてきました。(´ー`)
製品化の暁にはクーラー含めて全一体でしょうし。
ということで、ダクト作りに入りますε≡≡ヘ( ´∀`)ノ
おお、写真間違えたww
まぁ、こんな荷物もとどきました。
模型店に行くより通販主流は寂しいものです。
というか、この改造に入ったので動力ユニットを仕入れたのです。
ちょぼちょぼ買って行きたい所ですが、果たして15m級が再生産されるようなキットは今後出てくれるのでしょうか?
さて、本当に出したかった写真。
窪ませた屋根が何ミリ落ちたかを計測。
0.75mmです。
各雑誌やネット情報から、ダクトは掘られ具合の倍と見ましたので、1.5mmのダクトを制作すればよいと思います。
次にダクト幅を決めます。
資料では、パンタの内寸ほぼ一致なので。
測ってしまいます。
京王5000系や6000系から廃車発生したPT42系を付けていますので、TOMIXの0208番・PT42型を使います。
ある意味、覚悟のいる製品です。
それはパンタ穴。
角穴を開けなければなりません。
しかし、プロポーションは最も良いと思うので採用します。
工作を楽しむのだ。
えーっと・・・・o(・Д・ = ・Д・)o
6.7mmですね。
てことで、若干細く6.5mmで切り出そうと思います。
このあたり、概要図しかないので見たままと勘で行うのが辛いところ。
幅6.5mm×長さ90.50mmで1.2mm厚プラ板を切り出しました。
カッターでの切り出し放しですから、断面は数多くのスジ彫り切りで荒れておりますし、垂直に切れたかと言うのも疑問が残ります。
手元にあったこんなエバーグリーン材を出しました。
精度良いですよね~( ´_ゝ`)♪
このプラ成形材で高さを0.5mm足して所要にします。
外側に張っていきます。
これを2段両側に貼り付けて、タミヤ緑瓶さらさらタイプで接着します。
1段目でこんな感じ
0.5mmプラ板を重ねれば良いと言うものではなく、屋根は曲面ですから、頂点でやじろべぇは隙間ウメが大変ですから、足状態に取り付けて中を中空にします。
確かに希望の高さから若干変わることは覚悟ですが、元の厚さ設定が勘なんで、まぁ、おかしかったらやり直します。
2段目にこんな感じ。
樋ですね。
乗っけます。
地味に1.2mmプラ板の裏を上にしています( ;∀;)
あとで研ぎました。
横から見た感じ。
中央部方面が膨らんでいるのは、若干長めにして最後に最終長さを仕上げるためです。
多分、かなりイメージがいいと思います。(´・ω・`)ノ
この状態で、ダクト断面に元屋根高さのアールをケガキます。
カッターの刃で薄くケガき、汚い話ですが・・・
手 垢 を 擦 り 付 け ま す !
(`・ω・´)9m シャキーン
綺麗過ぎた手はケガケ無いww。
ほんと品の無い話ですが。
上面には端部から1mmで同じく
手垢擦り付けのケガキ!!
あ、一応妻帯者で会社管理職ですから清潔にはしているつもりです。
衛生をモットーとするには、鉛筆の削りカスを擦り付けると良いでしょう。
ケガキに合わせて、こういう風に削ります。
この斜め面落としは、深屋根の元東山線車両改造車のみにあるようです。
こんな感じ。
いい感じです。
続いてパンタ台。
製品化を信じる準備工事みたいなものを信じて
このエリアの真ん中にパンタを積めば良いわけですね?
色々なものをケガキ
うまく良くかわかりませんが
パンタ取り付けリブの幅は2.3mm
地味に四苦八苦して
あまり出来が良くないケガキです。
0.9mmドリルで穴を開け
ぶっちゃけ0.6mmドリルのほうが良かったです。
細ノミで拡大と仕上げ
厚材を舐めてました。
もっと小さな穴から拡大すべきでした。
汚い穴になってしまいました。
整えようとしたら、大きくなってしまったので。(/ω\)
このようなエバーグリーン材で
穴を狭めると同時に、リブの爪引っかかりの高さを決めます。
0.3mm程度飛び出させると実は良いことが作業の中で解りました。
つまり、上面から0.5mm前後の深さに爪が引っかかる状態にするのがベスト。
裏からその高さに掘るのもよし。
こうやって埋めなおすのもよし。
パンタ仮載せ。
これも見たままの勘ですが、パンタ足が上面とほぼ同一面に来るようにするのが良いようです。
ですからコレに合わせると爪は深さ0.5mm前後に止まるようにするとよいと言うこと。
真横から。
じつは、印象掌握的にはあと更に1mm程度、パンタを妻面側に持って設置したほうが良さそうです。
本当に端っこにパンタが乗ります。
が、もう後戻りが面倒&強度不足に陥るので今回は見送ります。
畳んだ時に妻面とほぼ面になるくらい。
後部パンタ足が後部窓の前辺の直上ていうところでしょうか。
あえて前部をもう一度。
目指すはこの車高なのです。
約1mmほどの嵩上げです。
ぶっちゃけ付随車はどうにでもなります。
問題は動力ユニットです。
改造アイディアを捻らなければ。
改造後の床下面は1130mmなんです。(実車寸)
こんなイメージでしょうか?
通常の電車とほぼ一緒になる筈なんです。
しかし、現状はこんなに差があります。
シャコタンもいいところです。
さすが小断面地下鉄です。
銀座線2000型などの鉄コレで出ないとこのズバリ動力は出ません。
・・・ああ・・・銀座線はひょっとして出るかもですね・・・。
こんな感じでダクトは出来そうなんで、もう一台の屋根を進めます。
写真進行的には逆行です。
カッターマットの上に棒やすりを置き
そこに屋根の削るものを置きます。
裏のリブを避ける方法です。
いい感じに枕木方向に傾いてレール方向に水平が取れるので
大変削りやすいです。
2両とも屋根下げをしたので
ダクトも追増して、一旦作業終了。
この間意外と時間が掛かり、作業時間「のべ」5時間程度。
ダクトの側面が層状なので、瞬間接着剤や溶きパテで埋めては削り、埋めては削りして面出し作業は写真では見えませんね。
モデりはじめます。
制作のポイントを列挙してみましょう。
「鉄コレ名古屋市営300形を琴電700に改造する5つの大きなポイント」
・クーラーが取り付けられた。
・パンタグラフが取り付けられた。
・台車からコレクトシューが取りさられた。
・台車と車体の間にスペーサーを噛ませられて、かなり車高が上がった。
・一部の車は元の屋根がぞっくりと外され、作り直された。
かなり加工点が微妙な部分・かつ結構な大改造です。
そのうち、屋根の大改造はこの車に該当し当初は難儀が予想されました。
また車体の高さ変更は今考えても悩むだけでも厳しい構造です。
モデルを睨んで見ます。| 冫、)ジー
正面は無改造で済みそうです。
標準改造のヘッドライトとテールライトのレンズ化くらいでしょうか?
でもこのブツはリム付だから失敗できないな(ノ∀`)
側面の窓割りも生かせます。
妻面も無改造・・・。
ってことは屋根に集中ですね。
屋根を外すと・・・
ん?
怪しい角穴ハケーン!
てか、ここにパンタ乗るんですよ。
しかも、屋根を切り取ったそのままの形で、モデルの屋根も取り外せます。
本物も妻部に元屋根アールが残っているんです・・・。
てことで、充分にこのモデルに屋根部品だけ作り変えて出す気満々のようです。
しかもこのズバリモデルは琴電に大量に渡った元名古屋市営でも1編成2両のみ。
他は前面や屋根が異なります。
この車両と同じ深屋根で改造先頭車切妻とか
浅屋根改造先頭車切妻とか
浅屋根の元々先頭車とか
しかし、他の形態は改造が更に難儀になるんで、予備在庫モデルを使ってやるかもしれん位にして、この701-702のモデルを制作します。
この屋根改造をサラリとこなせれば、次は出来たも同然になるってことです。
屋根側面はこんな感じ。
外したままの印象は実車と同じでしたから、新屋根は外された姿の高さにほぼ等しいということです。
屋根幅計測します。
15.70mm・・・っと。
外した屋根の全長は・・・
91.50mmっと
取り外した屋根の深さは・・・
1.35mmっと φ(`д´)メモメモ..
1.2mmのプラ板を切り出して嵌めて新屋根作ればいいのかな?
が・・・
気になった部品・・・
元の屋根の肩部分が気になりました。
両肩がきついアールで下がっている部分と、屋根の嵩上げにリブを兼ねた部分が一致しており
そこが
1.1mmです。
っと、考えます。
この元屋根の両リブを屋根ごと切り取って、真ん中だけ使用して両側部は1mmプラ棒で足して成形すれば良いんじゃないのか?
コレコレ・・・。
てことで、真ん中の屋根を活かして、両サイドをプラ生成しよう。
これは、屋根の材質に悩んでいたので即実行。
屋根の裏のリブを取り去りために切り取ります。
次に、屋根を下げるのに不必要なモールドがいくつかありましたので・・・
ネジメス穴と思われるものを撤去。
旧型国電鉄道コレクションのようにネジで留めるつもりだったんでしょうか?
このように無駄なモールドがありました。
しかし、屋根の高さを担っていました。
取り去り!
屋根を留めるピン的なモールドも、高さを決めるひげのようなモールドがありましたので削いじゃいます。
車体本体も、真ん中の厚みのある部分が干渉しますので
薄く薄くカッターの刃を何度も入れて
撤去です(゜∀゜)
これで元の屋根を乗せると、一段下がるはずです。
思い通り過ぎて怖いです。
やっぱ準備工事してある感じがします。
また切り取った屋根を外し
1mmプラ棒を足すと出来上がり。
モニタールーバーの跡が見えますので、瞬間接着剤をパテ代わりにたっぷり盛って、削り落とします。
0.2mm狭い筈ですが、ぴったりです。
怖いくらい思い通りです。
完全にサイドの足した部分の嵌りがぴったり。
瞬間接着剤を垂らしたままの姿も見えます。
屋根は固定しません。
瞬間接着剤の凸凹を成形すると、もう
比較しても解り易いくらい基本工作が出来てしまいました。
これで今日はおしまい。
このままでは駄目なので、クーラーダクトを兼ねた、分厚いもう一重の細い屋根を作りますが今日はここまで!
まだ1両のみの施工なんで相方も同じことをしなくてはなりません。
この製品を買い上げた方はわかると思うんですが、
いずれこの改造は製品で発売されます。
はい。ですから自虐的だと申しているのであります(`・ω・´)ゞビシッ!!
しかし、この改造のために予備含め2セットも北海道人が買っても何の意味もございません。
ですから、地球を救うために白色彗星と対峙して壊滅轟沈した宇宙戦艦アンドロメダのように突っ込むのです。
男のロマンです。
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三三 三三 三三 三三
三三 三三 三三 三三
これであります。 撮影 わたくし
四国を旅する機会があったのは4年前あたり。
私的な旅と、仕事復帰して出張での2回。
どうも、この後この車両は、この訳あり「ことでんそごう色」から長尾線色に塗られ、その後長尾線大型化に伴い、番号変更の上、志度線に転属。色も志度線色になったそうですが・・・
でも、そんなの関係ねぇ。
後述しますが、どうせこの改造は製品化されるのが確定っぽいので、製品化されないと踏むこの色にしたいと思います。
上の写真は一回目の四国の時。
これは2回目に訪問したとき。
長尾線色に塗り替えられる際なのか、最初の写真のころからわずか半年あまりですが、ステップが取り付けられています。
結構修繕の箇所が多いですね。( ・∀・)ノ
この2回の訪問でスッカリ琴電に嵌ったワタクシは、旧型車最後のともし火状態の微妙な時期をモデル化しようと、コツコツキットを増やしているのです。
で、遂に制作に取り掛かっちゃおうかなぁー・・・。ってこと。
ステップ拡大
コレをつければ、製品が出ても再現されないでしょうね。
しかも、長尾線大型投入期以降のみの装備です。
701はもう志度線に流れ、取り外しましたからこのモデルで取り付けていたのは半年位という限定記になります。
車体関係ではこのジャンパ栓つば
・・・が、琴電の特徴です。
もと旧型の元三岐鉄道車両も
つばが付いています。
さてどう料理しましょう。