食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

ポストイナ鍾乳洞

2013年12月22日 17時25分05秒 | 旅行

午後になっても朝ほどではないが風が寒さを後押しするような格好になり、洞窟の入口

まで歩くのにも首をすくめる。洞窟の中に入ると2時間近く出てくることは出来ないし、中

にトイレはないので、必ずトイレを済ませておくようにと添乗員の話に、年寄り軍団は一斉

にトイレに駆け込む。洞窟の観光は時間が決まっており30分に1本の割でトロッコ列車が

出るので、それに合わせて入口で待つ。音声ガイドは€1で借りることができるので大方の

人は日本語版を借用する。

洞窟の入口は10mくらいの穴になっているが内部は人工的な整備が施されており洞窟で

はなくトンネルのような雰囲気だ。元々の入口は小さかったものを観光用に広げたものか

どうは分からない。入口から5分ほど歩くとトロッコ列車乗り場に到着する。長いトロッコに乗

り込みインディー・ジョーンズのように暗い穴倉をひた走るか。

トロッコだからゴットン・ゴットンのイメージでいたらゆっくり目のジェットコースター並のスピー

ド感があり、左右に揺れながら滑走していく。頭や手が洞窟の岩肌に触れるのではないかと

いうほどトンネルは小さくカーブも多い。時折、灯りがつけられているが暗い中を走るからス

ピード感は倍化しているようだ。途中は鍾乳石が作る作品があったり、横穴、吹き抜けのよう

に大きく開いた天井などが視界に入る。ビデオを片手に持ち撮りながらの疾走だが、何処を

撮影しているのか確認する体制がとれない。

右左に揺られながら10分くらい走った所から徒歩で鍾乳洞ツアーが始まる。それまではトロッ

コがやっと走れるくらいの穴だったのに、この場所からは高さはマチマチだが大きな空間の中

にある自然の造形を見られる。残念なことに、この場所から撮影禁止となり各自の目と心に焼

き付けて残すことしかできなかった。

このように素晴らしく、珍しい風景を写真に残せないのは残念だから思い出のためにと写真を

買うことにしたが、洞窟の素晴らしさを上手く表現されたものを探せず、不満の残る絵葉書を購

入した。一般的に、こんな素晴らしい観光地でしかも撮影禁止なら、沢山の美しい写真などを

売っていると期待したのに残念だった。

ガイドの案内でポイントにくると音声ガイドが説明してくれる。形や色の繊細さとダイナミックさが

ミックスされているのに、ちぐはぐな所は無くまるで人が何かの意図を持って造ったかのような作

品だ。1cm伸びるのに100年かかると言われる鍾筍や湿気に含まれた鍾乳石が織りなすカーテン

のように薄い石布など筆舌に尽くせない。だから百聞は一見にしかず、写真を撮りたかった。

ポストイナ鍾乳洞

 


『正月準備』

2013年12月22日 17時16分14秒 | 日記

贈呈用の門松の樽と3本の竹の細工を終え、あとは29日に飾りつけをするだけになった。

竹を束ね締め付けている針金が見えないように針金の上からショロナワを縛り、飾り結び

をして体裁を整える作業が残っている。残念ながら私には出来ないので、熟練の方にお

願いすることになっている。

門松用の竹で余ったものがあるので小さな花器を作ることにした。飾るものは花ではなく、

目出度い正月にぴったりの千両と万両の実。これは私の所で使うのではなく、知り合いの

叔母さんにあげる物。

我が家では竹を半分に割り、先端は門松風に切り3本束ねた刺身皿を作る。子供たちが

集合すると総勢11人と大人数になるので、我が家の皿では小さ過ぎるからお手製のもの

を準備することにしている。

何といっても最大の行事は餅つき。昔ほど多く餅つきをしないが、杵と臼を使った本格的

なものだから少しだけ準備は大変。道具は眼鏡型薪ストーブ、煙突、焚き木を山から持ち

帰り餅米を蒸すかまど作り、臼と杵の掃除に加えて会場となる車庫を片つけ掃除しておか

なければならない。合わせて、その夜は我が家の忘年会だから魚を捌いておいて、それ

に間に合わせなければならないから、時間がありそうで結構タイトな爺さんの行動予定だ。

歳と共に師走や正月を迎える気持ちの中からワクワク感が薄れているようだ。気合を入れ

て、行く年、来る年を張り合いのあるものにやるぞー。


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