食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、安重根』

2013年12月09日 17時24分05秒 | 旅行

韓国では侵略者のシンボル伊藤博文を殺害した独立運動家安重根を英雄として扱わ

れ義士と呼ばれている。以前、韓国に行った時、ソウルタワーの登り口付近にある『安

重根記念館』を見学に行こうと思っていたが、時間がなくて行くことを断念したことがあ

る。そして次の訪韓時、ガイドさんに安重根記念館のことを話したら、ソウルタワー近く

の公園だったと思うが、大きな銅像や彼の行動を讃える石碑が飾られている公園のよう

な場所を案内してくれた。その場所は綺麗に整備され、清掃も行き届き、英雄とされる

人の聖地のようだった。

私はこの時代の韓国人の心理に同情できる。昔から侵略により民族尊厳も何もかも踏

みにじられてきた、それに一矢を報いたいのは誰でもそうだろう。良い悪い論だけで割

り切れる問題ではないが、日本人は伊藤博文を殺害した殺人者として見ており、大方

の人は安重根のことを知らないと思う。しかし韓国では日本と全く逆の状況になってい

る。日本はこの時代の歴史をどの程度教育しているか些か疑問に思う反面、韓国は政

治家などの発言に対して神経質過ぎて過剰反応の傾向にあり、両者の間を溶かせな

い温度差を作り続けている。

日韓の間でこうしたすれ違いは今後も起こるであろう。要は程度の問題で、韓国の人が

現在持っている神経質な度合いが変化しなければ、一人の政治家がヘイトスピーチし

ただけで再び韓国で大きな反日になる可能性は消えない。今は、たったそれだけでも

壊れそうな信頼関係でしかないが、信頼の醸成努力を惜しんではいけないと思う。

双方の政治家が問題発言したとしても『馬鹿な政治家の戯言』と聞き流す度量を、お互

いの国民が持てることを願っている。

                                             *** 韓国編終わり ***


『関空で寝坊』

2013年12月09日 17時21分31秒 | 日記

現地時間12月6日、午後14時40分にザグレブ空港を出発しドーハで乗り継ぎ、日本時

間17時20分に関空着の帰国経路。時差の関係で時系列に追うのがややこしい行程に

なるから、時差を考えないで12日6日からの行動を纏めてみると

午前8時30分~14時40分 観光

以降は   約1時間 ザグレブからブダペストに

       約1時間 待機

       約7時間 ブダペストからドーハに

       約9時間 ドーハから関空

日本時間12月7日、午後17時20分に到着となるまで18時間も飛行機と空港に拘束されて

いたことになる。真夜中のドーハ出発なのにいきなり夜食が出されるがそれを断りワインを

貰う。飲みながら映画を観ていたら、その内に寝てしまった。以後はうつらうつらしていたら

到着2時間前に機内食が出て来た。昼食とも夕食とも言えない妙な時間の食事。さしてす

るすることはない、寝ては出される機内食を食べているだけだから、妻の言だと『養鶏場の

鶏みたいにじっとして食べているだけ』

時差のある中での移動だから時間はバラバラ、食事もバラバラに出るから私たちには荷の

重いものだったが、周囲の人たちは老若男女を問わず食欲旺盛な姿に、妻と感心しなが

ら羨ましく眺めていた。機内食を食べて間もないのに久しぶりの日本だからと、メニューを見

ながら歩いた結果、何てことはないかつ丼と蕎麦のセットに落ち着く。久しぶりの日本の食

事で『日本人』であることを再認識する。

夕食後ホテルで寛ぎ、翌朝は10時頃発の梅田行のバスだから時間的には楽勝のペースの

はずだった。これなら、いつものペースより簡単だと目覚ましを掛けないで寝のが運の尽き、

目が覚めたのは9時を過ぎており大慌てで朝食をとりホテルを後にすることになった。

夜中に一度目が覚めて、『あと一寝入りしても6時頃には・・・・』などと余裕をかましていたが

体内時計は相当な狂いを生じていたようだ。そんなドタバタはあったが、幸いに時差ボケや

体調の変化はなく写真やビデオの整理を始めている。


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