1時間ほどの自由行動は直ぐに終わり、次の観光地はヨーロッパ最大のポストイナ鍾乳
洞まで100kmほどの移動となる。洞窟見学の前に昼食を摂ってからということになる。
今朝いたブレッド湖周辺も、これから移動するポストイナも共に山の方になり、魚料理と
なれば淡水魚の鱒が定番になる。トルコでも内陸部、スイスの湖畔でも鱒が予定されて
いた。私は鱒料理を食べることは殆どない。あるとすれば渓流にある流しそうめんの近
辺で養殖されている鱒釣りをした時、仕方なく釣った鱒の塩焼きくらいだ。大きさは15cm
~20cmくらいの細めのものが多い。
この地での昼食は鱒料理だった。30cm弱の大きな鱒をオリーブオイルかなんかでソテー
したものだが味が非常に淡泊で、塩を振りかけて食べた。淡水魚の臭いはなく適度の脂
が乘っており美味しく感じた。ヨーロッパのレストランはどこでも、事前に飲み物の注文に
やってくる。ミネラルウォーター、コーラ、スプライト、ワイン、ビールは大体同じ値段で100
円一寸くらいだから、どうせ同じ値段ならと白ワインを頼む。
白ワインを飲みながらパンを齧り、ジャガイモをつつき、鱒の塩焼きを食べる。この食事に
限らず大体、こんなパターンだから飯を食ったという実感は非常に薄い。そんな食事でも
腹ごしらえを終えると、落ち着くから妙なものだ。
スロベニアの岩塩、聖マリア教会のベル
塩チョコレート
スーパーで買ったポルチーニ茸 異様に長い松ぼっくり(種はなし)