ホリスティックヒーリング宙『心の扉を叩いてみたらきっと何かが見えるはず聴こえるはず』

ホリスティックヒーリング宙(sora)のヒーラー&臨床心理カウンセラー株本のぶこが心・心と身体について綴っています

生命の奇跡

2007-12-18 15:15:33 | 心・身体・癒し
先日、ある番組で嘘のような本当の話が紹介された。
それは海外での起こった、あるご夫婦が体験した生命の奇跡のドラマだった。

ある男性が、ある女性にひと目惚れをして結婚した。
男性は初婚。一方、女性には前の男性との間に子供が二人いての再婚だった。
やがて二人の間にも子供が誕生。一家五人の穏やかで幸せな日々が始まろうという矢先、彼女の身体に異変が起きた。
検査の結果は、末期の癌だという。
余命半年との宣告に、絶望に打ちひしがれる彼女と彼、そして三人の子供たち。

しかし彼は、その絶望感を振り切るように、あることをしようと決心する。
それは結婚式。
実は結婚はしたものの、生活に余裕がなかった二人は結婚式を挙げていなかったのである。

式を挙げる場所は近くの公園。親類や親しい友人を招いての手作り結婚式が彼によって着々と準備されていく。
そして、いよいよ明日が結婚式という日、突然彼女の容態が急変、病院へ担ぎ込まれ集中治療室へと運ばれたのだった。
容態は予断を許さない状態。半ば危篤状態だった。
緊迫した空気のなかずっと彼女を見守っていた彼がある決断をした。

「病室で結婚式を挙げよう」
神父がよばれ、医師、看護師、数人の親族が見守るなか、二人の結婚式が始まった。
厳かなうちにも執り行われた式は、誓いの言葉の場面に。
まずは彼が誓いの言葉を述べ、次に彼女が…しかし彼女は相変わらず危篤状態のままである。
誰もがこの場面が沈黙のまま過ぎていくことを疑わなかった。彼さえも…

が、しかしそこで奇跡は起こった。
彼女が言葉を発したのだ。
「私はここにいるわよ」
そこにいたすべてのひとが驚愕し、狂喜したのは言うまでもない。
しかも彼女は意識を回復しただけではなかった。
翌日、予定された結婚式を挙げるため、何と公園まで歩いていったのだ。

その後、彼女は退院。
自宅で夫と三人の子供たちと一緒に元の生活に戻ることができたのである。
そのときの彼女にインタビューした映像が残っていた。
危篤状態からの奇跡の生還を喜ぶ様子が映し出された。
一方で癌が治癒したわけではない現実と向き合わなくてはいけないことでの死への不安と怯え、家族と別れなくてはいけない嘆きの気持ちが赤裸々に語られていた。しかし同時に彼女は言っていた、「残された一日一日を大切にして生きていく」とも…

番組は彼女がその取材の三ヵ月後に亡くなったことそして残された彼と三人の子供たちの今を…を伝えていた。
彼もまた彼女と同じようにあの奇跡の日から、そして現在も一日一日を大切に生きていることを。
彼女が旅立ったことは悲しい、しかし三ヶ月間という貴重な時間は彼と三人の子供たちに大きなそしてたくさんの愛と幸福そして思い出を与えてくれたようだった。

生命が神秘であるように、その誕生も終焉も私たちには想像もつかない神秘を抱いている。
科学では計り知れない叡智がそこにある。
生きることも死ぬことも数値で判断できない不思議な力が備わっているとしか思えないときが確かに存在しているのだ。

アーノルド・ミンデルによって拓かれたプロセス指向心理学「コーマ・ワーク=昏睡状態の人と対話」するは、まさしくこうした生命の力、エネルギーが最後の最後まで人間に備わっていることを示したものといえるだろう。



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