ホリスティックヒーリング宙『心の扉を叩いてみたらきっと何かが見えるはず聴こえるはず』

ホリスティックヒーリング宙(sora)のヒーラー&臨床心理カウンセラー株本のぶこが心・心と身体について綴っています

私はあなた あなたは私08'

2001-01-05 15:25:15 | 心・身体・癒し
ボディフォーカスト・アプローチを始めて二年余り。
改めて思うことは、もしボディフォーカスト・アプローチに出会わなければ、今の私はどんな風になっていただろうということだ。

ボディフォーカスト・アプローチの創始者である講師と話したのだが、いろいろな出来事が起こり、それに対しての解釈や捉え方そして対応は、これを知っているのと知らないとではずいぶん違っていただろう。

先日、例によって教育分析を受けた。
昨年の秋以降に起こった色々な出来事を報告、と同時に初心には帰れないという思いなどを話した。
さらにそこから発展して「ゆだねる」ことを心に決めたこと、そして話の過程で私がふと漏らした「宇宙を信頼している」との言葉から講師のレクチャーがあった。

「ゆだねる」という言葉そして「信頼」というキーワードから講師は、自分と外界とに境目があると錯覚しているかもしれないということを話し始めた。

おそらくその時点で講師は、私がまだ「自分というものをゆだねる」という意識の底に、自分とは別の世界からの采配によって起こることと捉えていると思っていたらしい。

私自身、講師にそのことを指摘されるまで自覚はしていなかったのだが、この言葉が刺激となって気がついたのは、最近の私のなかに「全体」という意識が湧き起こっていたことだった。

それを言葉にすることは難しい。
端的に言えば「私はあなた あなたは私」というものに他ならない。
私の周りに境界が無いとするならば、私が見ている対象のひとの関係は別個のものではなく同じということになる。
つまり、あなたの問題は私の問題であり、私の問題はあなたの問題なのだ。

そこには厭とか嫌いとか苦手とかの思いは存在しなくなる。
そしてそれは、自分が関わるすべてのひとの、さらにそのひとに関わるすべての人たちへと大きく広がっていくのだ。

そんな話をした私に、講師は「それを言葉にするのは難しいでしょう」と言い笑った。
そして「ナメクジまで愛しいでしょう」と言ったところでふたりで大笑いになった。

ただ、私自身のことを言えば、十数年前、突然に「ミミズと人間の生命の重さは同じなのだ!」と気がついたことがあり、講師の言葉にまったく違和感はない。

「全体」それはおそらく私にとっては「宇宙」と呼べるものなのだと思う。

ボディフォーカスト・アプローチを始めたことが切っ掛けとなり、「瞑想」を習慣化したことで、私は今まで感じなかった「宇宙」というものの存在を強く意識するようになった。
そして、一昨年の暮れの大きな大きな劇的な気づきは「宇宙観」をもたらしたと言っていい。

それはわかりやすく言えば、トランスパーソナルな世界といえるのかもしれない。
人によってはスピリチュアルと表現する場合もある。

しかし、私自身のなかにあるのはそれとは少し違う、トランスパーソナルを超えた世界であり、宇宙という大きな世界に生きるものとしての存在の自分、ただそれだけなのだ。





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