<script src="http://jss.afpbb.com/sdata/newsdelivery/blogzine/js/utf8/3165000/f4f8128d515eefdcc0e1094c6c42d7a4.js" type="text/javascript"></script>
各紙の報道から(当ブログのコメント欄にも注目お願いします。)
共同
http://www.47news.jp/CN/200807/CN2008072601000265.html
日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080726AT2M2600V26072008.html
産経
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080726/amr0807261102008-n1.htm
朝日
http://www.asahi.com/international/update/0726/TKY200807260043.html
読売
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080726-OYT1T00255.htm?from=navr
時事
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008072600092
FNN
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00137440.html
このビデオはアメリカ、ヴァージニア州のインテルセンターという調査機関が調べたものであるという。
それがこれらしい。(エンベッドはしません)
http://jp.youtube.com/watch?v=XU1nfomjGBA
一番詳しいのが産経山本記者ですが、この人は北京大留学経験アリで初代中国総局長らしいです。でもラビア・カーディルWUC総裁について飛ばし記事やったことあるのであんまり評価はしていません。
トルキスタン・イスラム党、同じ名前の組織は確かに中国や欧米で言うところのETIM(東トルキスタンイスラム運動)と同組織であるといわれている。パキスタン軍に首領のハサン・マフスムが射殺されて以来、ほとんど表に出てくることはなく壊滅したといわれていた。マフスムの師である人物は今トルコ在住だがほとんど活動はしていないという。
以前にもトルキスタンイスラム党をなのる組織がビデオを発表したことがあり、それは紹介した。
本物か、謀略か、東トルキスタンのイスラム党動く
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20061111
古い話だが、それ以前もETLO(東トルキスタン解放組織)なる団体が天山獅子隊という部隊を結成して中国に宣戦布告したなるビデオが流れ、それがBBC中国語サービスで報道され、幸か不幸か日本のネットワーカーに東トルキスタン問題が広がるきっかけになったこともある。
つか、ねた?
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20050930
何回かの「東トルキスタンテロリスト」の「衝撃のビデオ発表」のときに共通するのは中国側が表立って報道したり、外交部が非難したりは全くしていないことである。東突の危険を世界に伝える絶好の機会というのに。
今回はどうなるのだろう。あのビデオを見た限りでは何か出来すぎのような感もあるのだが、今回に限ってはことがことだけに、中国側の反応に注目したい。
関連
新疆公安ETIM基地攻撃
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20070110
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さっきからテレビ新聞何社かに問い合わせを受けたりしていました。この犯行声明は7月23日付。私の所には実は翌24日に、何者か分からないウイグル人名の送り主によるメールで、ウイグル語による声明文が届いていました(笑)。あほらしいので、全く取り合わず、「ふ~ん」ですませていたのですが、こりゃまた日本のメディアはマジメにとりあげちゃって。まぁ、詳細は別途、ご報告致します。
上海のバスの件は、中国公安は事故で処理していたんですがね。
それにしても、映像処理といいすばらしい。自ら「ワルモノです」という黒装束は、天山獅子隊を思い起こさせなつかしいですね。
(アラビア語でコーランからの引用が5行ぐらい)
(タイトル) 雲南での聖なるジハード
トルキスタン・イスラム党は、第29回北京オリンピックの中止を、中国及び国際社会に何度も警告した。しかし、中国はこの警告を偉そうに拒否してきた。
特殊な訓練を経験しているトルキスタン・イスラム党のメンバーたち(「ピダイ」→パルチザンとでも訳すべきか・・)は、活発に活動を展開して、上海で公共バスを二台爆発させ、それから温州で警察に対する攻撃を行い、広東にある一つの工場を爆発させ、2008年7月21日には雲南で公共バス3台を爆発させた。
トルキスタンイスラム党は、雲南で成功させたこの聖なるジハードを通して、中国をもう一度警告した。
我々の目的は、オリンピックに関連する最も致命的で重要な拠点を、ターゲットにすることだ。我々は中国に対し、中心都市において、今まで使ったことのない手段を使って厳重な打撃を与えるだろう。
トルキスタン・イスラム党は、中国及び国際社会に対して、以下を最後の警告とする。
トルキスタン・イスラム党のパルチザンたちが、中国で行われるオリンピックに関連する個人・場所そして行事に、激しい軍事行動を実行するだろう。よく知っておいて欲しい。中国はこれを免れる能力を持っていない。もし自分の命を守りたいならば、オリンピックから遠ざかりなさい。
オリンピックに参加する予定の皆さん、選手たち、とくにムスリムの人たちは、中国に行く予定を取りやめなさい。異教徒たちと同じ列に並ぶことをやめなさい。
神の摂理に従って、中国共産党は、オリンピックを自分たちが望んでいるように安心して成功させることは出来ないのだ。
トルキスタン・イスラム党
だそうです。
kokさん、この声明や映像についての「不信な点」については、また書き込ませてもらいます。
犯行声明の翻訳ありがとうございます。
本当にこれだけ広範囲にわたって活動できる能力があるのなら、物凄い集団ですね。
研究者さんのところに最初に犯行声明を送りつけるとはなんだかよくわかりません。
と言っているうちに中国当局が「土伊党」(笑い)の犯行説を否定したようです。
日本を代表する民間インテリジェンスのスペシャリストがどういう解釈をしてくれるか楽しみだったんですが。
結局、騙されたのは日本のマスコミとAFPぐらいだったということでしょうか。
いちばん迷惑をこうむったのはウイグル人だったりして。
私の見解を以下に記しておきます。
最初犯行声明の文面だけを見たとき、私は二つの可能性を考えました。一つは新疆の安全庁によるもの、もう一つは亡命者の一部の勢力によるもの。どちらにせよ「ガセ」「でっちあげ」との認識でした。その後、文面だけでなく映像を見て、後者の可能性が最も高いという結論に達しました。いずれにせよ、まともに取りあげるに足らないもので、少なからぬ欧米のメディアはこれを黙視しています。
私と同様、在日ウイグル人にも、数日前からこの犯行声明をメールで入手していた者がおりました。そもそも犯行声明の流布の経緯がおかしい。例えばアルカイダなどであれば、真っ先にメディアに犯行を訴えます。しかし、新疆問題に首を突っ込んでいる人間などに真っ先に出回るというのが変ですし、声明文にも矛盾点が多いです。
①本来「テロの脅威」を宣伝したがる中国公安当局が、すでに事故と判断している上海のバス炎上などについても、この「犯行声明」では自演宣言をしている(←当局陰謀説はちょっと厳しい) ②雲南省の省都・昆明に於けるバス破壊事件の前に、昆明市人民の携帯メールに「**系統のバスに乗るな」式の警告が漢語で出ているが、もしこれがウイグル人の過激派組織による犯行なら、こういうことはしないだろう。そもそもオリンピックを妨害するなら、北京や周辺の天津などで行うのが自然だが、首都から遠く、沿海部に比べると経済発展している地域とは言い難い少数民族地域の昆明で、ウイグル人過激派がテロを行う理由も乏しい ③映像の作りが「天山獅子隊」(2005年)によく似ている。この一件も、まず先に欧州から映像が流布された。使用されている(アルカイダなどがよく使う感じの)音楽と音像処理を考えると、ネット規制が厳しい中国国内のウイグル人過激派がやったとは絶対に考えられない
他にも、言い出したらきりがないくらい、妙な点はあります。
ちなみに映像の音声は、「南疆」訛りのウイグル語でした。
結論からすると、組織名に「東トルキスタン」という言葉を使っていないことから、汎トルコ主義を信奉するヨーロッパの亡命ウイグル人の一部が、中国政府に嫌がらせをするため、雲南のバス爆破などに便乗して声明をでっち上げた可能性が濃厚です。
>TIPは、米中両政府がテロ組織として認定している新疆ウイグル自治区の組織「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」と同一組織
と、産経などは米国民間インテリジェンス企業の見解を流していますが、この認識は正しくありません。確かに、欧州に逃れた故ハサン・マフスムらによる「東トルキスタン・イスラム運動」の生き残りたちが、汎イスラム思想に近づいていったことは確かですが、トルキスタン・イスラム党とETIMは「同一組織」ではありません。勢力も、欧州から中国国内の同志を遠隔操作するほどの経済力・影響力はないですね。
一カ所、タイプミスです。
「汎イスラム」ではなく「汎トルコ」です。
ご明察、感じ入ります。上海の事件をテロ関連としたのは確かりんご日報でしたね。雲南省に関して言えば古くからの回族ムスリム、サイイド・アジャッルの子孫などが山の中に住んでいることを思い出しました。
さて西側メディアも識者の意見を発表し始めました。
おなじみHRWのニコラス・ベクリンは「TIPは以前にもビデオを発表したが、攻撃を遂行できる作戦能力を持っていることは疑わしい。」
International Risk Limitedのセキュリティコンサルタント、Steve Vickersは「この程度の規模のグループが大規模な攻撃をすることは疑わしい。」
以上
http://www.smh.com.au/news/world/china-downplays-claims-of-a-jihad/2008/07/27/1217097059920.html?page=2
中国現代国際関係研究所カウンターテロリズム研究センターの李偉は
「このグループが中国の別々の都市で別々の攻撃をする能力はない。影響力を増やしたいだけ」
中国に招請されているシンガポールのテロリズム専門家、Rohan Kumar Gunaratnaは「ETIMは約40人がパキスタンでアルカイダと訓練中」といい「大規模テロリズムを北京でオリンピック期間中に実行するのは不可能だが、中小規模なら可能」
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/07/26/AR2008072601370.html?hpid=topnews
という感じです。
先生のETIMとTIPは別グループであるという指摘、どうやら世界的なスクープみたいです。
以前のTIP(ETIM)はウェブサイトを持っていましたが、見られなくなってしまいました。
今回、出現したTIPは汎トルコ主義に傾いているのに、汎イスラム的なアル・カーイダを意識したようなビデオを作るとは皮肉なことですね。
先に言及しました、シンガポールの専門家ですが、TIMEのサイトにもコメントが載っていました。しかしそのレポートは結構怪しいような印象がもたれているらしく、ベクリン氏などはワシントンに行ってWPのジム・ドゥルー記者に談判しに行くような剣幕らしいです。
http://jp.youtube.com/watch?v=qq68vP4lB1A
関西のムーブで水谷先生のコメント紹介したコーナーの動画がありました。
kokさんと水谷先生書き込まれていて恐縮で素人杉の考察恥ずかしいんですが、自分は今回の犯行声明は水谷先生と同じで便乗犯かと。
それで犯人は昆明地元当局とトラブルになった人間かな~?と思っています。
中国・昆明のバスで焼身自殺未遂 - 国際ニュース : nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20080728-389353.html
こういったことが起こる素地もあったりしますし、7月頭水害もあったりして災害起こったところ住民不満溜まりやすいですし・・・。
それと、北京でもこのような報道ありましたが
轉載中國 〔てんさいちゅうごく〕 : 上海の摩天楼に通達:ウイグル人やチベット人がいたら警備員まで
http://yaponluq.exblog.jp/8374786/
一般庶民の目とか考えたら普通の漢人の方が動きやすいと思っています。(締め付けが緩い)また、各地で大なり小なり暴動起きていて暴動以上にならない方がおかしいとも思っています。
それとkokさんmixi上で自分の所にアクセスあったみたいでそこに書いてある内容と上に書いた内容殆ど変わらないんですけどね(笑)