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引越しいたします。

新疆ウイグル、ホータンのデモ続報。600人が拘束か!!!

2008-03-31 23:24:36 | ニュース

世界ウイグル人会議 3月31日より転載。
http://www.uyghurcongress.org/jp/news.asp?ItemID=1206935751

ウイグル領土からRFAに寄せられた情報によると、3月23日と24日の二日間連続で、ホータン市でウイグル人女性らを中心とするデモが行われた。

 情報によると、今回の事件は、ホータン市で影響力の高い玉商人ムタリップ・ハジムが拘束中に残虐な拷問を受けて死亡したこと、ホータン市で警察当局がウイグル人の若者たちを対象に大規模な拘束を行ったことに対して抗議するために発生したものだという。デモには多数のウイグル人女性が参加しており、デモ隊は『監獄の残虐な拷問をやめろ』『政治的、宗教的な理由で投獄されている子供たちを釈放しろ』『ウイグル人の民族風習を尊重しろ』などのスローガンを叫んだという。

 RFAの取材では、ホータンの警察当局は事件を全面的に否定したが、 取材に応じた複数のホータン在住の住民は事件が起きたとしている。そして、ホータン市にあるYIYANホテルの従業員(漢人)が事件について比較的詳しく触れた。この従業員は事件が発生したのは事実であるとした上で、次のように話した:『デモ隊のほとんどが女性でした。デモの最初の日は400人ほど、次の日は200人ほどが拘束された。拘束された者のうちには男性もいるが、多くが女性です。警察がホテルに来て一つの名簿を渡して、もし名簿に載っている人たちがホテルに来たら直ちに警察に通報するようにと伝えた。』 この従業員によると、警察当局はホテルに対して、今回の事件はチベットで起きている事件の扇動によるものだと説明していたという。

 また、ホータン在住の一部の市民は、何がを起きたかは分からないが、日曜日(23日)から数日間警察が主な道路を封鎖して、市民の外出が禁止される事態になったという。

関連情報として
ウイグル玉商人が拷問され死亡
http://www.uyghurcongress.org/jp/news.asp?ItemID=1206798701

3月23日、24日に起きたといわれているホータン(ホテン)での抗議デモ活動、ラジオ・フリーアジアでのみ詳細が報道されており、今のところ、インターネット上の西欧メディアでの報道はない。
ところが珍しく、日本の朝日、産経新聞(共同発)で報道されている。
http://www.asahi.com/international/update/0331/TKY200803310292.html
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080331/chn0803312144009-n1.htm

朝日がいち早く報道したのは誉めてやってもいいが、
>中国各地へ出稼ぎに行く若いウイグル族女性の労働、生活環境問題もデモの背景にあったという。
とした、「女性の中国内地への強制連行性」をまったく匂わせないものとなっているのはやっぱり朝日である。「宗主国」に気を使っているのであろう。
もちろん産経の
>地元政府が未婚女性を強制的に連行し低賃金で働かせているとして抗議した
というのがより正しいはずである。

さて、ここで注目したいのが中国当局に拷問され殺されたウイグル玉商人のこと。今中国は空前の投機ブームによる玉(ぎょく)の高騰が報じられている。

最近読売新聞で連載されている、中国特集「中国疾走」五輪の陰で2、1月30日掲載分にその一端が記されている。

北京市中心部にある骨董や宝石の専門店ビル「愛家収蔵」。3階建のビル内には「和田玉」などの玉を専門に扱う店が約50ある。1月末、開店準備をしていた店主の肖シンさん(27)が弾んだ声で言った。
「和田玉の値段はこの20年で一万倍、これからは株式市場の資金の一部も流れ込むはずですから、値下がりすることはないでしょう。」
肖さんがひょいと手に取った子供の拳ほどの白い玉は12万元、日本円にすると180万円だという。
 和田玉の採掘は早くも7000年前に始まったといい、春秋戦国時代以降、玉器などの主要な材料として重宝され、王侯貴族が愛好してきた。清朝時代には皇帝の権力を象徴する「玉璽」の材料といても用いられたとされる。そんな高給なイメージが愛好家をひきつける。
価格高騰の最大の原因は、現地当局による採掘制限で産出量が減ったこと。そこに目をつけた不動産開発業者や実業家が集中して買い求め、財テクの対象となったようだ。
 中国誌によると、昨年の和田玉1個の最高取引額は956万元(約1億4340万円)。20万元で売った玉を50万元(約750万円)で買い戻し、彫刻を加えて1200万元(約1800万円)で売ったケースもあると言う。

ホータン当地でもウイグル人の玉商人も大成功している事が十分考えられ、ムタリップ氏も当然高い資産を形成したのであろう。ラビア・カーディルさんと同じように些細なことで当局から目をつけられ、惨殺されてしまったのだろうか。
それにしても海外メディアが沈黙しているのが気になってしまう。この事件が事実なら第2のグルジャ事件にしないことが肝心だ。どうかこのニュースを見た方はどんどんネット上で広めてください。お願いします。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
丸刈りにさせた兵士を集合させ袈裟を支給…やっぱり... (森本)
2008-04-02 19:14:05
丸刈りにさせた兵士を集合させ袈裟を支給…やっぱり自作自演ですか
http://www.tibetcustom.com/article.php/20080328193918219
返信する
「丸刈りにさせた兵士を集合させ袈裟を支給…やっぱ... (森本@たびたびゴメンナサイ)
2008-04-02 19:52:12
「丸刈りにさせた兵士を集合させ袈裟を支給…やっぱり自作自演ですか
http://www.tibetcustom.com/article.php/20080328193918219

というコメントをさせていただきましたが…

別のサイトには例の写真は
「2003年以前に映画の撮影の為に袈裟を着る兵士」
であるとの注釈がありました
http://buddhism.kalachakranet.org/chinese-orchestrating-riots-tibet.htm

失礼しました
返信する
森本さま、事態は完全に情報戦争と化していますね。 (kok)
2008-04-03 23:28:08
森本さま、事態は完全に情報戦争と化していますね。
何が本当なのか、厳しく見つめていくことが必要です。自戒していこうと思います。
情報有難うございました。
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