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ＡＰ ＩＨＴ 07年5月5日
http://www.iht.com/articles/ap/2007/05/05/asia/AS-GEN-SKorea-High-Wire-Competition.php
ウイグル人の伝統芸術として知られている綱渡り「ダワズ」その選手が韓国ソウルで行われた「綱渡りレース世界選手権」で見事優勝した。
この大会ハイソウルフェスティバルというイベントの一環としてソウル市を流れる漢江の城山（ソンサン）大橋周辺で挙行されたという。漢江の水面上22メートルに張られた太さ3センチのスチールワイヤーが約1．0キロを以下に早く渡るかというスピードレースであった。
大会は5月3日から三日間行われ、18人が参加し優勝したのがウイグル人Abudusataer Wujiabudula であった。
彼は1キロを11分22．49秒で渡りきり、優勝賞金15000ドルを獲得した。18歳の青年であるという。
ちなみに2位はコロンビアのアラン・マルチネス11分30．54秒、3位はアメリカ人ジェイド・キンダーマーチン（彼は例のカナダのサーカス団シルクドソレイユに前は所属していてテームズ川上150フィートのワイヤーをわたった経験があるらしい。）時間は11分35．54秒
競技者18人の中には女性4人も含まれていたようでそのうち一人はウイグル女性のようである。写真報道の中にはウイグルの英雄であるといわれているアディリ・ホシュルもいたようであるが彼が競技者に含まれていたかどうかはわからない。ちなみに中国人とロシア人の競技者二人が途中で川に落ちてリタイアしたという。
地元韓国からは映画「王の男」でのスタントマンとして知られていた韓国綱渡りチュルテギの名手クォン・ウォンテ（彼は2年前のワールドレコーズという日テレの番組の50メートル綱渡りレースで優勝している）が参加したが、17分6．77秒の記録に終わった。
これは久しぶりにすばらしいニュースである。しかし当然のことながらほとんどのネットの新聞やテレビではChinese tightrope walker、中国人として報じられている。しかし本当の中国人は川に落ちた。（笑）
そして「漢」江を渡りきって優勝したのはウイグル人なのである。この快挙を
聞いて「孫基禎」のエピソードを思い出す。ベルリンオリンピックマラソン優勝者の胸の日章旗を大極旗にかえて報道をした東亜日報はそれが導火線となって廃刊させられたという。今のウイグルではたぶん報道もされないだろう。ウイグルは当時の韓国以下の植民地であるということが証明されるのではないか？どういうわけだか在米ウイグル協会とかのサイトでも反応は鈍い（苦笑）
ウイグルの伝統芸術ダワズ（綱渡り）についてはエリキン・カシュガリー氏のサイトで紹介されています。
http://ethnos.takoffc.info/tarim/f_dawaz.html
また、以前「梅辰どんぶり亭」という番組でウルムチのショッピングセンターでのパフォーマンスを一瞬写ったのを覚えている人がいるかもしれません。
レコードチャイナ
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写真を見て驚かれましたか？
約2000年前からの伝統をもち、全く命綱やネットなどの安全装置をつかわないことが特徴でわずか、5歳ごろから修行を行うという世界中でも驚異的な綱渡りなのではないか？今回のシルクドソレイユやチュルタギを向こうに回しての勝利には大変に意味がある。
ダワズをテーマとしたドキュメンタリーがサンダンス映画祭に出品され、シカゴドキュメンタリー映画祭では入賞もしています。
ダワズはいまのウイグルの「綱渡り」的状況、すなわち民族が存続するのかそれとも中華民族に吸収されてしまうのか、を象徴するかのごとくにとらえられています。
ラビア・カーディル紹介サイト↓
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