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引越しいたします。

アメリカ国務省人権報告書(中国新疆)2

2005-03-05 22:56:04 | アメリカ国務省人権報告(新疆)
昨日の続きの米国務省報告から。

新疆での分離主義に対しての取締りは「三悪」すなわち、「過激主義」「分割主義」そして「テロリズム」を新疆の社会安定に対する大きな脅威として具体的に標的としている。
新疆の当局は、独立を支持しての平和的活動をしている人々と、「不法な」宗教活動、暴力的テロリズムを、整然と区別することが出来ないでいたので、急襲強制捜索、拘束、逮捕あるいは法的な処罰が標的としているのは、礼拝しようとする人々なのか、平和的に政治的結果を求めている人びとなのか、暴力に手を染めている人々なのか明らかにするのは往々にしてむずかしかった。


ムスリムの宗教活動、教育、礼拝所を締め付けている規制は新疆において強力に施行されている。新疆である地域に民族的不安が起これば、役人はモスクの建設や聖職者の訓練を制限する。当局は民族的不安定が起こっていたある地域において18歳以下の子供にイスラムを教えることを禁じている、と報告されている。他の多くの地域ではアラビア語やクルアーンは制限なく教えられているにもかかわらずである。一例をあげれば地方公務員は新疆では18歳以下の人間はモスクに入場するのを禁止されているという。しかしこの政策は一様に施行されてはいない。当局はイマームの説法を検閲する権利を保持している。特にイマームは宗教の名を借りたテロリストの行いによってイスラムに生じた被害を強調するようにと命ぜられている。



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