「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

仕事

2009-02-15 20:32:14 | Weblog
仕事とは「何かを成し遂げるための行動」何か?とは目標である。
全ての仕事は目標に向かって行動しなければいけない、仕事をしている人それぞれに違った目標がある。
一人一人がその目標に向かって仕事をしているのか?はなはだ疑問である。

金曜日、定例のマネジャー会議が行われた、一月の決算は思いのほか芳しくなかった。
それぞれの部門の売り上げや利益の目標、それと同じように重要なのは、その目標に到達するためにどのような努力を部門が行ったか?である。
残念ながら数字もさることながら、目標到達まで、努力が見えなかった部門がいくつか存在していた。

その努力が見受けられない仕事を仕事と呼んでいいのか?疑問に感じた。
スタッフ全員が毎日目標を持って仕事に向うこと、それは売り上げの目標や顧客の満足度など部門や個人、それぞれに分かりやすい目標が設定されているか?
もう一度、全部門の目標の見直し、個人の目標の見直しを明確にしなければいけない。

PCガーベラフェアー

2009-02-12 17:49:04 | Weblog
昨年は「SO」武蔵境と「SO」高田の馬場で二週間にわたりPCガーベラフェアーを行いました。好評で5000本のガーベラを完売しました。
PCガーベラより「今年もいかがですか?」とお声をかけていただき来週より3週間にわたり、シャガール版を次々へ引継ぎ6店舗で行います。
スタートはYヤ蒲田店とYヤ大和店20日21日22日と三日間、二番手は「SO」大森店と「SO」芦花公園店、三番手はYヤ吉祥寺店と浦和店、以上が一週間送りで週末の3日間行います。
Yヤ4店舗は今勢いが出てきてます、PCガーベラフェアーも面白い展開となりそうです、ガーベラの花もちが一番いい季節です、色も鮮やか、お値段も手ごろ、フェアーには打ってつけの季節です、ガーベラの可愛さをお客さんに知っていただくいい機会です。

明日はそのYヤ4店舗と「SO」大森店の店長会議です、今月に入り全店の数字に変化がでてきました。
明日会議に出席する店長の目が輝いて見えることでしょう。


無事終了

2009-02-11 21:27:50 | Weblog
今終わりました、東京花の仲卸会の懇親会には参加すると言っていた京橋花きの榎本君、とうとう湯島の会場まで届きませんでした。
大田で行われた「花となかよく花育キッズプログラム」こちらも負けじと盛り上がったとのことです。
おそらく榎本君も帰るに帰れず、最後までと言うことになったのでしょう。
ブログのアップ楽しみにしています。

湯島も負けじと盛り上がりました、白ひげ社長は4時丁度に湯島に到着、大田から湯島まで15分で来たそうです、まさにマジックです。
今日も怒られましたので訂正させていただきますが、マジシャンは彼の叔父さんでなくお爺さんとのことです、謹んでお詫び申し上げ訂正させていただきます。

磯村社長から1000分の1構想がわかりやすく説明され、来年度からでも実施したい、出来るところからスタートを切りたいとも話されました。

仲卸会のメンバーも基本的には趣旨に賛成です、全体の合意形成をどのような形にするか、会でも論議を尽くさないといけません。
6月の全国花き卸協会の総会で全員の賛同を得られる花の需要喚起のアピールを採択したいと考えてます。

本日のパネルディスカッションも含め多くの会員の発言がありました、大変貴重な発言ばかりで後ろ向きの発言は皆無でした、会がこの取り組みの中で大きな役割をになえる資質を十分持ち合わせているとの確信が得られました。

最後はおいしいお料理も頂くことが出来て幸せでした。
横山社長ご苦労様でした。

とんぼ返りに綱渡り

2009-02-10 16:56:47 | Weblog
明日は東京花の仲卸会の新年会が湯島のガーデンパレスで行われます。
大田花き磯村社長に講演をお願いしてあります。
混迷する経済状況の中、花き業界はどうなっていくのか?いやどうしなければいけないのか。
仲卸も曲がり角のさしかかっております、右か左か、いやはや戻るのか?
40名の参加者がいい勉強の場になると思います。

特別意識をしたわけではないのですが同じ日に「花となかよく花育キッズプログラム」の立ち上げの会が大田アーバンホテルで行われます。
同じ日にかち合ってしまって出席できませんが、仲卸を代表してこの会の副会長に就任した白ひげ社長が出席する予定です、白ひげ社長はとんぼ返りで湯島へ来ます。
新年会は4時から始まります、花育キッズプログラムは4時半に終わります、大田から湯島までどうやってくるか見ものです、彼のおじさんは前にも紹介しましたがマジシャンです、とんぼ返りも、綱渡りもお手の物です。

フローレも「花育の母」と言っても過言でないT女史が出席する予定です。
大きく発展していく要素がたっぷり詰まっている会です、多くの方のご支援を副会長の白ひげ社長に代わりまして御願い申し上げます。

さて新年会は板橋の回り当番で全ての企画が執り行われます、勿論磯村社長の講演も含め、そのあとのパネルディスカションもです、多彩なゲストをお招きしていると言うことでこちらも楽しみです。

潮目が変わる

2009-02-09 17:16:33 | Weblog
世田谷仲卸店頭はかなり厳しい数字が毎日続いている、昨対を超えることは少なく苦戦をしている。
今月の6日より仲卸6件の中の一軒(世田谷)店長が変わった、世田谷の立ち上げから長くPPで店長としてがんばっていたM女史が、二年のブランクを経て再びW店の店長として復帰した。
かなりたけている店長なので、世田谷のカンフル剤になってくれればと願っているのですが、フローレは「わが道を行く」で店長以下毎日同じことを繰り返している。

先日のブログでも書いたが「よそも売り上げを落としているからうちも落ちても仕方がない」この考え方を改めないと進歩がない、売り上げだけではないが、売り上げが一つの目安です。
昨年より売れないと言うことは何か問題がある、問題は一つでは有りませんが、問題点を明らかにすることから始めなければいけません。

世田谷店の管轄の小売店5店舗、12月は3店舗が昨対を割り込みましたと以前のブログで書きました、一月も同じ3店舗が昨対を割りました。
しかし2月にはいって潮目が変わってきたように思います、2月に入って全店が昨対を上回っています。
特に12月1月と昨対を上回ったYヤ浦店はさらに数字を伸ばしています。
10月より世田谷店の管轄となり当初より「鮮度」重視で配送も含め取り組んできたことが少しづつ結果を出してきているように思います。

何はともあれ昨年より商いがしぼむと言うことは、そこに「何らかの問題」が解決されづに放置されていると思わなくてはいけません。

社会の成り立ち

2009-02-08 11:19:42 | Weblog
私たちの暮らしている社会が成り立っている源泉はなにか?
一つは物を作り出す労働、いま一つはよりよいものを作り出す技術、そしてそれらのものを消費する生活。
この三つの要素が互いに重なり合い、より豊かに、より強く、より大きくなりながら成長し発展していく。
この三つの要素の一つが欠けると残りの二つ要素にも大きな問題が出てくる。
たとえば雇用形態が変化し、派遣や請負労働の中で賃金が下がれば消費が衰える、まして今回のような大量の首切りが起こると、消費はいっぺんでしぼんでしまう。
優れた技術は国民の豊かな生活のために使われなくてはならない、現在の経済社会は残念ながら必ずしもそうではない。
企業の内部留保や投機へと向かったことが、この度の世界的金融危機、世界同時不況の要因の一つとなっている。

今一度、私たちがなにを大切に日々の生活や仕事をしていかなくてはならないのか?考えなおさなければならない。


ロジスティク

2009-02-06 19:55:20 | Weblog
毎週金曜日、葛西で行われるロジスティク部門の会議に出るようになって2ヶ月が過ぎた、少しづつスタッフに元気が出てきた気がする。
特にマネージャーのO君、マネジャー会議ではなんとも頼りない発言を繰り返していたが、このところ手ごたえを感じ始めたのか、頼もしい言葉を耳にするようになった。
私が会議でいつも口にする言葉は「会社の為にがんばる必要はない、お客さんに喜んでいただけるようにがんばることが大切なのだ」「困ったことがあったらお客さんに相談しなさい、お客さんに聞きなさい」。
一番正しい答えを出してくれるのはお客さんです。
「なぜフローレから買ってもらえないのか?」「なぜこの花が売れないのか?」
お客さんの答えてくれたことを素直に聞き、どう実行するか?全員で知恵を出し合い相談する、決まったら全員で力を出し実行する。
これを一つづつ繰り返し繰り返し実行することです。

失敗の中には沢山の教訓がひそんでいます、次にその失敗の教訓をいかせるか生かせないかが大きな差になります。
なぜ失敗したのか、多くの場合、原因は自分にあります、他人事にせず勇気を持って解き明かすことが必要です。

失敗をすればするだけ、いい仕事をしなければいけません。
ロジスティクのスタッフの顔に自信がみなぎってくるまで、私に残っている少ない力を注ぎたいと思います。

感激

2009-02-05 17:48:10 | Weblog
今日はスーパーOZの本社に出向き、社長にお時間を頂きお話を聞かせていただいた。
昨年社長に就任され早く御挨拶にと思っていましたが、なかなかチャンスがなく今日になりました。
亡くなった創業社長の娘さんです、亡くなった会長にはお会いしたことはないのですが、会長の自伝を読ませていただいたり、会長の伝説は多くの人から聞かされました。
今日も社長からも会長の話をお聞きし、ご存命時に会長の話を聞いてみたかったと強く感じました、社長にも「うちの会長に小池さんを合わせたかった」と言っていただき、もう少し早いお付き合いがあればと残念に思いました。

社長とのお話でさすがは女性社長で花についてプロなみの知識と造詣を持っておられ、我々も、もう一度初心に戻りがんばらねばと思った。

4月に千葉の市川市に新店がオープンします、なんでもOZとして3年ぶりの新店だそうです。
今日の話ではそれ以上の話は出ませんでしたが、市川だけでなく何店かのオープンが有るのでは?と感じました。

セルフの花売り場で年間2500万の売り上げを上げたい、夢で終わるか現実になるか、OZの売り場なら可能にしてくれる気がする。


再びケインズ

2009-02-04 23:04:35 | Weblog
日本経済も先行き不透明な暗闇に入り込み、いつになったら明るい日差しが見えるのか?誰も確かなことを言えない状況である。
麻生首相は「もっとも早く不況から脱出するのは日本」と大見得を切った。
しかし誰しもその言葉を信用していないし、「麻生で出来るのか?」との声が聞こえてくる。

このたびの世界同時不況の発端となった市場中心主義が生んだ投機の弊害に早くから警笛を鳴らしていたのがケインズです。
実体経済をはるかにしのぐ巨大な資金が経済社会を飲み込み出したら手に負えないものになると言っています。
ケインズの想像をはるかに超える巨大な資金が投機に走ってケインズ曰く「手に負えない事態」を生み出したのが現在です。

それではどうしたらこの状態から抜け出せるのか?
一にも二にも、内需を拡大させる財政出動が必要です。
多くの派遣労働者が切られています、このような労働を認めているのは世界中でも韓国と日本ぐらいなものです、規制緩和がこの状態を生んだのなら元に戻し、政治が生んだとしたら、政治の力で救済することです。

イギリスでは消費税を下げ新たな消費を生んでいるとの結果も出ています。
新たな消費を生む財政出動が必要です、それも思い切った大胆な政策です。
今回の給付金ではいけません、この十年間で作られた1000万人を超えるという貧困層にももっと光を当てた支援が必要です。
社会保障や医療制度が改悪され国民の負担がますます増えています、ここにも手厚い政策が必要です。

ケインズは73年前の大恐慌のとき、その後の経済学を変える「一般理論」を書きました、おそらく現在でも大型公共投資では景気はよくならない、内需の拡大、民間の投資の誘発と国民の消費への喚起です、生きていればそういったのでは。






新にしん

2009-02-03 21:58:24 | Weblog
今日の昼は毎度の「売店清水」で新にしんの塩焼きを頂いた、にしんの大きさもさることながら、お腹には目いっぱいの数の子が入っていた。
にしんも数の子も美味しく頂いた、このにしんがあがったのは根室だとご主人が言っていた。

根室海峡は知床から沢山のミネラルを含んだ川の水が流れ込み豊富なプランクトンを育てる。
川の上流には落葉広葉樹が必要で、良質な腐葉土を作ってくれる、この腐葉土から流れ出る水にカルシュームと鉄分などのミネラルが豊富に含まれている、これこそがプランクトンが育つ栄養素になる。
少し前まではプランクトンは海のどこかから流れてくるものだと考えられていた。
近年豊な漁場には決まって川があり、その川の上流には豊かな森がありその森がプランクトンが育つ多くのミネラルを海へ運んでくる事がわかった。

気仙沼で牡蠣と帆立の養殖を営む畠山重篤さんがフランスの牡蠣が全滅し、気仙沼の牡蠣の種をフランスへ輸出、その牡蠣がものの見事に育ったことで、フランスに出向きそのわけを調べてみると、豊かな水を運んでくるロアール川の発見につながり、その川上には豊かな落葉広葉樹の森が存在していた事に気づく。
畠山さんは「牡蠣の森を慕う会」を設立、気仙沼に流れ込む大川の上流を探索すると川の両側がコンクリートで固められ、雑木林がお金になっる針葉樹の林に変わっていた、これでは海が死んでしまうという事で、広葉樹の植林がこの会で始まる。
気仙沼のたった一人の漁師さんが海と森の関係や生物の多様性の重要性を研究し実証した。

根室海峡は日本でも有数の漁場といわれ最近では鯨のウォッチングも楽しめるそうです、ここではは川が運ぶミネラルだけでなく、流氷がアムール川から流れ出た水を運び、それが溶け出す頃植物性のプランクトンを狙って動物性のプランクトンが、小魚、小魚をえさにする大型の魚や海鳥そして鯨やシャチ、自然の動物の連鎖が起こっています。
羅臼にあがる昆布、うに、かに、にしん、いかこれらの水産物は豊かな森に支えられ、森の恵みを受け私たちの口に入るとのことです。