「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

すごい男

2010-08-26 21:44:51 | Weblog
すごい男が花業界にあらわれた、このすごい男、半端な行動力ではない。
一ヶ月、大まかな花業界のキーマンに面接、現状をつかみ、なすべく方向を模索中である。
沖縄を一日で制覇、トンボ帰り、39.5度の高熱も、たいした免疫力を発揮、たった数時間の睡眠で完治。
行動力だけではない、哲学、経営経済、文学すべての芸術に格別の造詣を持っている。
そうだ!このすごい男は医学においても新しい分野を開拓している、何でも「社会医学」といってこれからの学問だそうだ。
この学問を征服すると、さまざまな社会問題の解決につながるそうだ、平成の「赤ひげ」のごとく、そういえば立派なひげもまさに「赤ひげ」だ。
すごい男、こんな表現をした。

   世の男性諸氏、やっぱこれだそうですよ
   上級編の彼女への究極のアプローチは?いったい何が効くのでしょうか???
   『抱えきれないほどの花束』
   最終兵器の破壊力、試してみては? 一生の投資だと思えば、安い安い。   

最終兵器の破壊力なんて表現からすると、戦争推進論者かと思いきや、立派な平和主義者だ。

           花には平和を導く力があるのでは。
           「フラワーパワー」っていいますよね。
           「フラワーパワー」 平和を求める叫びが
           燎原の火のように響き渡った
           我々はしおれないともに幾千もの花を咲かせよう。

                      Abbie Hoffman (1967)

そういえば「小石川養生所」の赤ひげ先生はこんなこと言ってたな、「病気が治るにはどのような治療、どのような良薬より、患者が持っている『生きる力』もともと持っているこの力にかなうものはない」

このすごい男文京区小石川でなく、千代田区霞ヶ関にいる、しかも、花の生産流通消費を一括取り仕切っている、花き産業振興室のボスとして7月よりその任に当たっている。
花業界が長年にわたり患ってきた、『生活習慣病』、日常の生活そのものを直さなければならない。
きっとこのすごい男、やってくれそうな気がする。
自分がこのすごい男の力になれることがあるだろうか?このすごい男と一緒に仕事をするには、まだまだ勉強が足りない。老体に鞭打ち頑張らねば。
最後にすごい男のわれわれに対する強烈なメッセージ。

         一人の生産者からの声が、国の政策を作る。
         一人の市場関係者の意見が、国の政策を変える。
         一人の街のお花屋さんのメールが、国の政策を生み出す。
         そんな時代がもうすぐそこに来ている。
         Wikipedia のように人々の知恵がネットワークで共有され、
         問題が(マスコミ経由ではなく)現場から直接伝えられ、
         対策をみんなで考え、さまざまなトライ&エラーをし、
         うまくいったらみんなで共有する。
         それがweb 2.0 時代の政策立案・実施過程である。

         すべてが響きあい、ささやきあう。
         たとえお金がなくても、情熱と行動と仲間(と仕組み作りのノウハウ)
         があれば、社会の病気は治せるし、政策にもなる。

         花き産業振興室の取組が、
         新たな時代の政府の取組の一事例になれれば幸いである。