「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

「なるほど」

2010-08-15 09:07:55 | Weblog
フローレでは新しい理念が4月に生まれました、新しい個人評価制度が理念にそった形で作られました。しかしまだまだ完全な評価制度となっていないことから、来年3月に再び作り直すこととし、一年だけの暫定評価制度となりました。
評価の軸はぶれていないので、来年できるであろう制度の中心は変わりがないと思います。
100点の評価の積み上げ方式で、30点が自己の成長、自己啓発、10点づつの3項目の評価になっています。
もう一つの30点は会社全体、部門、チーム、これらが等しく自分の仕事の中で捉えられて、自分のかかわっている仕事だけでなく、全体が見えているか。そして仕事の中でチームワークが発揮されているか、つらいことも、楽しいことも共に分かち合えているか、これも10点が3項目あります。
20点は、新しいことに意欲的に挑んでいるか、チャレンジ精神が旺盛か、常にポジィティブであるか、このような評価制度です。
しかし、すべての項目の中心は自己啓発、自己の成長にあります。

私は鉢物の仕事で週3回セリに立ち会います、一緒にセリに参加し仕事をしているのがK君です。
彼は時々私との会話の中で「なるほど」と言うことがあります、何度か彼の「なるほど」を聞いているのですが「なるほど」といった後の仕事が進化しているように感じてました。
さらに注意深く見ていると、少しづつ仕事の中身も進化しているようでした。

「なるほど」が成長への小さな階段を上る掛け声だとしたら、「なるほど」という言葉はどのような心が言わせるのか、同じ話を聞き、同じ本を読み、皆が等しく「なるほどと」思えるのか。
それは柔軟な心であり、先入感の無い無垢な心、さらに謙虚であること、私達は世の中のほんの少しのことしかわかっていない、毎日が勉強という心、この二つ心から「なるほど」が生まれるのではと思った。

8月4日フローレの第一回の勉強会があり、講師は「趣味の園芸」でもお馴染みのFAJの長岡求さんで「私流 植物との接し方~知らないことが多い だから面白い~」この演目で1時間20分話していただきました。
はじめから最後まで「なるほど」の連発でした、それぞれの植物が何万年と進化して、生き続けてきた「植物の生き続けるための戦略」。
植物を生業としている私達がどれもこれも知っていなければならないことでした。
私だけでなくこの勉強会で無数の「なるほど」が聞こえたように思えました。
そして第二回「なるほど勉強会」は10月行います。