地球上で最も貧しい国、バングラディシュにグラミン銀行という「貧者の銀行」がある。
今年のノーベル平和賞に輝いたムハマド・ユヌス氏がこの銀行の創設者である。
貧困の撲滅に多大な成功を収めている銀行がグラミン銀行である。
現在グラミン方式のクレジットプログラムは世界58カ国で実地されている。
バングラディシュでは女性の地位が非常に低く、貧しければ貧しいほど社会の中で最も困難な役割を担っているのがバングラディシュの女性である。
男性の寿命より女性の寿命が短い国は世界の中でも珍しく、異常な現象である。
女性の85%は読み書きができない、40%の人達が最低の食事さえ満足にとることができない、ここでは平均身長や平均体重が年々低下しつづけている。
バングラディシュ独立以来300億ドルもの外国からの援助を受け取っているというのに、バングラディシュはいまだに危機を脱していない。
きっと援助金も適宜適切につかわれていない事もあるが、サイクロン、洪水などの自然災害が繰り返し起こり何万単位で人が亡くなっていく、ほとんどの町が海抜30メートル以内という地形、1平方km当り830人もの人が住んでいる人口密度、災害が起きた時その被害を増幅させる。
グラミン銀行が出きる前には多くの人達はどのような生活をしていたのか?「ムハマド・ユヌス自伝」の中から少し引用しょう。
バングラディシュの典型的な農村で女性が朝早くから、竹の椅子を編んでいる、彼女達は竹を仕入れるのに5タカ(20円)仲買人に借りる、一日一生懸命編んでその日のうちに仲買人椅子を売る、その値段は5タカ50バイサ、50バイサ(2円)が彼女の一日の儲けである。
米を作る農民達も状況は同じである、田植えのシーズンの初めに借りた米を、収穫時には2.5倍の量にして返さなければ成らない。
竹の椅子を編む人、米を作る人、働けば働くほど貧乏から抜け出す事が出来ない。
グラミン銀行はこの人たちにお金を貸しつづけている、しかも借りての50%は女性を目標に、バングラディシュではグラミンが出来るまで、女性が銀行でお金を借りるなどと考えもつかなかった事である。
なぜ女性か?その理由は飢えや貧困の問題が、男性より女性が抱ええている問題であるという事、そして女性の方が沢山の飢えや貧困を経験してる事、だから彼女達はたとえ僅かな望みやチャンスでも貧困から抜け出せるのなら、どんなに大変な戦いだってすると言うことである。
グラミン銀行と借りての間には幾つかの約束があるが、取り交わす一切の書類は存在しない、紙切れに意味はないと言うことである。
ふつう銀行は借り手の返済がとどこうらないよう、また返済不能に成ったときのためにさまざまな担保や保証人を要求する、つまり相互不信を基礎に成り立っている。
グラミン銀行の貸し倒れは1%にも満たないそうである、しかも返済不能になった人を悪い人だと決め付ける事はしない、むしろ、個人的な環境がとても大変だったから、僅かなローンすら返すことが出来なかったのだろうと考えるそうである。
日本のサラ金のように借り手に生命保険をかけて、命を担保にして高い金利でお金を借りるのとは随分違うものだ。
もっと違う所は貧しい人々が責任感を持ち自らの生活を自分でコントロール出きるように援助する所である、しかもこの事がプライベートで行われている事に驚いてしまう。
先日、6大金融機関が最高益を出したという新聞記事を読んだ。特例法により各行はあと2~5年法人税を払わなくて済むそうだ。
3兆円の税金の投入、ながらく続いていている低金利、300兆円もの金利を国民から奪ったといわれている、勿論ローンを抱えている人の金利は軽減されている。
そして各種の手数料の値上げ、国民の負担の元での復活のように見える。
政治献金の復活、これが社会貢献の第一歩だというのも納得がいかない。
利用者にどのような利益還元が出来るのか?もっと質の高い社会還元が出来るのか?しっかり考え実行をして頂きたい。
日本の金融機関が社会の中でもっと自身の役割を自覚し、企業活動をすれば、高金利や激しいとりたてで苦しみ、自殺者までだす、サラ金も含めた金融業界の状況改善にとりくむべきだとおもう。
グラミン銀行の創設者ムハマド・ユヌスの言葉を最後に記して、一日も早く貧困と飢えがこの世界からなくなるように!
ムハマド・ユヌス・・・「マイクロクレジットだけでは貧困を終わらせることはできない。クレジットは人々が貧困から抜け出すための大きな出口にすぎないのである。もっと多くのドアや窓が・・簡単に抜け出せる出口が・・作られるべきである。望みさえすれば、貧困のない世界を作り上げることは可能だと・・・」
今年のノーベル平和賞に輝いたムハマド・ユヌス氏がこの銀行の創設者である。
貧困の撲滅に多大な成功を収めている銀行がグラミン銀行である。
現在グラミン方式のクレジットプログラムは世界58カ国で実地されている。
バングラディシュでは女性の地位が非常に低く、貧しければ貧しいほど社会の中で最も困難な役割を担っているのがバングラディシュの女性である。
男性の寿命より女性の寿命が短い国は世界の中でも珍しく、異常な現象である。
女性の85%は読み書きができない、40%の人達が最低の食事さえ満足にとることができない、ここでは平均身長や平均体重が年々低下しつづけている。
バングラディシュ独立以来300億ドルもの外国からの援助を受け取っているというのに、バングラディシュはいまだに危機を脱していない。
きっと援助金も適宜適切につかわれていない事もあるが、サイクロン、洪水などの自然災害が繰り返し起こり何万単位で人が亡くなっていく、ほとんどの町が海抜30メートル以内という地形、1平方km当り830人もの人が住んでいる人口密度、災害が起きた時その被害を増幅させる。
グラミン銀行が出きる前には多くの人達はどのような生活をしていたのか?「ムハマド・ユヌス自伝」の中から少し引用しょう。
バングラディシュの典型的な農村で女性が朝早くから、竹の椅子を編んでいる、彼女達は竹を仕入れるのに5タカ(20円)仲買人に借りる、一日一生懸命編んでその日のうちに仲買人椅子を売る、その値段は5タカ50バイサ、50バイサ(2円)が彼女の一日の儲けである。
米を作る農民達も状況は同じである、田植えのシーズンの初めに借りた米を、収穫時には2.5倍の量にして返さなければ成らない。
竹の椅子を編む人、米を作る人、働けば働くほど貧乏から抜け出す事が出来ない。
グラミン銀行はこの人たちにお金を貸しつづけている、しかも借りての50%は女性を目標に、バングラディシュではグラミンが出来るまで、女性が銀行でお金を借りるなどと考えもつかなかった事である。
なぜ女性か?その理由は飢えや貧困の問題が、男性より女性が抱ええている問題であるという事、そして女性の方が沢山の飢えや貧困を経験してる事、だから彼女達はたとえ僅かな望みやチャンスでも貧困から抜け出せるのなら、どんなに大変な戦いだってすると言うことである。
グラミン銀行と借りての間には幾つかの約束があるが、取り交わす一切の書類は存在しない、紙切れに意味はないと言うことである。
ふつう銀行は借り手の返済がとどこうらないよう、また返済不能に成ったときのためにさまざまな担保や保証人を要求する、つまり相互不信を基礎に成り立っている。
グラミン銀行の貸し倒れは1%にも満たないそうである、しかも返済不能になった人を悪い人だと決め付ける事はしない、むしろ、個人的な環境がとても大変だったから、僅かなローンすら返すことが出来なかったのだろうと考えるそうである。
日本のサラ金のように借り手に生命保険をかけて、命を担保にして高い金利でお金を借りるのとは随分違うものだ。
もっと違う所は貧しい人々が責任感を持ち自らの生活を自分でコントロール出きるように援助する所である、しかもこの事がプライベートで行われている事に驚いてしまう。
先日、6大金融機関が最高益を出したという新聞記事を読んだ。特例法により各行はあと2~5年法人税を払わなくて済むそうだ。
3兆円の税金の投入、ながらく続いていている低金利、300兆円もの金利を国民から奪ったといわれている、勿論ローンを抱えている人の金利は軽減されている。
そして各種の手数料の値上げ、国民の負担の元での復活のように見える。
政治献金の復活、これが社会貢献の第一歩だというのも納得がいかない。
利用者にどのような利益還元が出来るのか?もっと質の高い社会還元が出来るのか?しっかり考え実行をして頂きたい。
日本の金融機関が社会の中でもっと自身の役割を自覚し、企業活動をすれば、高金利や激しいとりたてで苦しみ、自殺者までだす、サラ金も含めた金融業界の状況改善にとりくむべきだとおもう。
グラミン銀行の創設者ムハマド・ユヌスの言葉を最後に記して、一日も早く貧困と飢えがこの世界からなくなるように!
ムハマド・ユヌス・・・「マイクロクレジットだけでは貧困を終わらせることはできない。クレジットは人々が貧困から抜け出すための大きな出口にすぎないのである。もっと多くのドアや窓が・・簡単に抜け出せる出口が・・作られるべきである。望みさえすれば、貧困のない世界を作り上げることは可能だと・・・」