ドクダミの花

毎朝、その日に飲む分のスギナを刈りに
庭に出るのですが、今の時期はとても楽しみです。

庭中に、白いドクダミの花がいっぱいだから。

この時期は、葉も柔らかく少し黄緑がかっていて瑞々しいのですが
朝日を浴びて咲く真っ白い十字架のような花びら
（正確に言うと花びらではなく、花を包んでいた苞。
葉っぱなんだそうです）は清らかで、
英語の別名『司祭の草』にふさわしい清々しさを感じます。

実は、昔は葉や茎のニオイが苦手で
それほど好きな植物ではありませんでした。

でもある年、ペットが死んで庭に埋めたとき
なぜかそこに一株だけ生えてきて、
季節外れの真っ白な花を咲かせてくれました。

不思議な気持ちで、毎日その花を眺めているうちに
いつのまにか、大好きになりました。

ドクダミ茶にするには、花が咲く時期に刈り取る方が良いそうですが
こんな愛らしい花を元気いっぱい咲かせてくれているのに
花ごと摘むなんて可哀そうです。

だから、お花が枯れてから
上部だけ刈り取って乾燥させて
ドクダミ茶として楽しませてもらうつもりです。
リスナーさんが教えてくれたのですが
癖がなくて美味しい上、美容と健康にとっても良いそうなんです。

お花だけでなく、薬草茶として楽しませてくれる十薬ことドクダミ。
ますます愛おしくなりそうです♪