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オカルト三国志  石印三郎

2019年10月05日 | オカルト三国志
「江表伝」に曰く。
歴陽県には水辺に岩山があり、高さは百丈(250m)ある。30丈(75m)の所に7つの穴が並んで空いており中は黄色や赤色になっている。これを「石印」と呼び、封印が開かれると天下は泰平になるだろうと言い伝えられていた。
また岩山には祠があり、そこの巫女は石印三郎(せきいんさんろう)という神が住んでいると言った。

276年、封印が開き、皇帝の孫皓(そんこう)は使者を送った。巫女は「石印三郎は天下が泰平になると告げた」と言い、使者が石印を調べたが、特に神託はなかった。
使者は(手ぶらで帰ったら殺されるため?)適当にありもしない文字を20字ほど石印に書きつけ、それを報告した。
孫皓は「私が天下を泰平させる証だ」と大喜びし、石印三郎に王位を与え、(ありもしない)神託の文字を石碑にしたという。

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