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小金沢ライブラリー

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映画感想―『ドラゴンボールEVOLUTION』

2010年02月19日 | 映画感想

~あらすじ~
2000年前(!?)ピッコロ大魔王とその弟子の大猿(!?)が世界を危機に陥れた。
しかし7人の勇者(!?)によって封印されたピッコロはよみがえり、再び地球破壊を目論む。
一方、気の修行に励む孫悟空はハイスクール(!?)での冴えない日常(!?)に悩んでいた(!?)。


~感想~
鑑賞後、「つまらない」とか「むかつく」とか「ぶっ殺す」といった負の感情ではなく「……」という虚無の感情にとらわれた。
いまさら断るまでもなくドラゴンボールの実写化としては一から十まで破綻しているのだが、そのくせ魔封波のエフェクトだとか、ピッコロに加担する女の名前がマイだとか、ヤムチャが砂漠の盗賊だとか、そういった原作に無駄に忠実な部分があるにはあるのが、無性に腹が立つ。
変なところをいちいち指摘すると『デビルマン』並に収拾がつかないので、印象深いシーンだけ抜き出すと、
メジャーな技・影鶴拳。煩悩だらけの悟空(たぶん筋斗雲乗れない)。チチはアジア系なのに悟空はアメリカン。気功波が直撃したけどノンダメージなブルマ。どう見ても50代の亀仙人。脈絡もなくくっつくヤムチャとブルマ。ナマステー。かめはめ波は回復呪文。渡辺vs田中。いきなり最終決戦。ちっちゃい大猿。如意棒どこいった。7つの試練をいつ乗り越えた。かめはめ波は体当たり属性。じいちゃんを生き返らせるという発想はない。看病される大魔王。
などなど悪い意味で盛りだくさんの内容かつ『デビルマン』より断然まともな造りなので、どうしても観たいという方を積極的に止めようとは思わない。
でも思ってるほど酷くはないよ、きっと。


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