◆12人に1人が乳がんに
毎年10月は「乳がん月間」です。乳がんの罹患者は増加の一途をたどり、今や12人に1人が乳がんになっていることをご存知でしょうか?
乳がんは、乳腺組織に発症する悪性腫瘍です。早期発見・治療に努めれば完治率は9割程度とされています。グラフの通り、子宮がんと共にほかのがんに比べて若年層の罹患者が多いのも特徴です。
◆危険因子と西洋医学の治療
乳がんは
□初潮が早い・閉経が遅い
□初産が30歳以上、出産未経験者
□長期にわたる女性ホルモン補充療法
など、女性ホルモンにさらされる期間が長いほどリスクが高くなるといわれています。また、
□40歳以上
□肥満
□家族に乳がんの罹患者がいる
□喫煙・飲酒
などが危険因子とされています。
乳がんは30代から急増する病気。毎月1回のセルフチェックを欠かさずに。自分のためだけでなく、家族のためにも乳がん検診を受診してください!
西洋医学では手術や薬物療法(抗がん剤・ホルモン療法)・放射線治療などを組み合わせた総合的な治療が行われます。
◆がん全般に対する漢方の考え方
がんは正気不足(免疫力の低下や冷え)や瘀血痰濁(血行不良)、気滞(ストレス)などが絡み合った結果発生すると考えています。漢方では主に、補気養血薬・活血化痰薬・疏肝薬などを組み合わせて、予防や補助治療に取り組みます。
漢方薬で手術や放射線・抗がん剤など治療中に身体が受けるダメージ(体力・免疫力・血液検査数値の低下、食欲不振、吐き気、口内炎、むくみなど)を和らげ、体調を調えてしっかりと治療が継続できるように。副作用を軽減し、免疫力・回復力が上がることで再発の予防・延命効果・生活の質(QOL)の向上などが期待できます。
“がんの芽”は私たちの体内で日々発生しているもの。その芽を未然に摘み取るには、しっかりと寝る・バランスの良い食事・ストレスを溜めない・冷え症の改善など、まずは生活養生を気付け見直すことが大切です。
日本不妊カウンセリング学会
認定カウンセラー
夏苅竜子
《原稿作成に当たり、長崎県医療政策課・がん対策班と、ピンクリボンながさき様にご協力頂きました。ありがとうございました。》
ながさきpress2014年10月掲載
毎年10月は「乳がん月間」です。乳がんの罹患者は増加の一途をたどり、今や12人に1人が乳がんになっていることをご存知でしょうか?
乳がんは、乳腺組織に発症する悪性腫瘍です。早期発見・治療に努めれば完治率は9割程度とされています。グラフの通り、子宮がんと共にほかのがんに比べて若年層の罹患者が多いのも特徴です。
◆危険因子と西洋医学の治療
乳がんは
□初潮が早い・閉経が遅い
□初産が30歳以上、出産未経験者
□長期にわたる女性ホルモン補充療法
など、女性ホルモンにさらされる期間が長いほどリスクが高くなるといわれています。また、
□40歳以上
□肥満
□家族に乳がんの罹患者がいる
□喫煙・飲酒
などが危険因子とされています。
乳がんは30代から急増する病気。毎月1回のセルフチェックを欠かさずに。自分のためだけでなく、家族のためにも乳がん検診を受診してください!
西洋医学では手術や薬物療法(抗がん剤・ホルモン療法)・放射線治療などを組み合わせた総合的な治療が行われます。
◆がん全般に対する漢方の考え方
がんは正気不足(免疫力の低下や冷え)や瘀血痰濁(血行不良)、気滞(ストレス)などが絡み合った結果発生すると考えています。漢方では主に、補気養血薬・活血化痰薬・疏肝薬などを組み合わせて、予防や補助治療に取り組みます。
漢方薬で手術や放射線・抗がん剤など治療中に身体が受けるダメージ(体力・免疫力・血液検査数値の低下、食欲不振、吐き気、口内炎、むくみなど)を和らげ、体調を調えてしっかりと治療が継続できるように。副作用を軽減し、免疫力・回復力が上がることで再発の予防・延命効果・生活の質(QOL)の向上などが期待できます。
“がんの芽”は私たちの体内で日々発生しているもの。その芽を未然に摘み取るには、しっかりと寝る・バランスの良い食事・ストレスを溜めない・冷え症の改善など、まずは生活養生を気付け見直すことが大切です。
日本不妊カウンセリング学会
認定カウンセラー
夏苅竜子
《原稿作成に当たり、長崎県医療政策課・がん対策班と、ピンクリボンながさき様にご協力頂きました。ありがとうございました。》
ながさきpress2014年10月掲載