長崎・龍虎堂薬局 子宝・不妊相談blog ~あなたにもかわいい赤ちゃんを…~  

中国漢方による『周期調節法』での子宝相談! 不妊症や治療にお悩みの方へのお役立ち情報と薬局の情報をupしていきます。

龍虎堂薬局のご紹介

長崎県、長与町の漢方薬局です。開局は1978年、今年で36年目になります。 イスクラ産業の「不妊症専門講座(周期調節法)エキスパートコース」を受講。 年に一度、中国での研修や「お茶の間講座」・「スクーリング」などで中医師・中医学講師の先生方に師事し、不妊症や不育症の学習に研鑽を重ねています。 長崎の薬局で唯一、日本不妊カウンセリング学会の認定不妊カウンセラーがおります。不妊症でお悩みの方、結婚予定の方… 一人で、カップルで悩まずにご相談下さいね。 (ご相談はご予約制です。前もってご連絡下さい。) お店のHPへはブックマークからどうぞ。facebookもやってます♪(*^-^*)

12人に1人の病気~乳がん~

2015年10月02日 | ながさきプレス「漢方のチカラ」
◆12人に1人が乳がんに
毎年10月は「乳がん月間」です。乳がんの罹患者は増加の一途をたどり、今や12人に1人が乳がんになっていることをご存知でしょうか?
乳がんは、乳腺組織に発症する悪性腫瘍です。早期発見・治療に努めれば完治率は9割程度とされています。グラフの通り、子宮がんと共にほかのがんに比べて若年層の罹患者が多いのも特徴です。



危険因子と西洋医学の治療
乳がんは
□初潮が早い・閉経が遅い
□初産が30歳以上、出産未経験者
□長期にわたる女性ホルモン補充療法

など、女性ホルモンにさらされる期間が長いほどリスクが高くなるといわれています。また、
□40歳以上
□肥満
□家族に乳がんの罹患者がいる
□喫煙・飲酒

などが危険因子とされています。
乳がんは30代から急増する病気。毎月1回のセルフチェックを欠かさずに。自分のためだけでなく、家族のためにも乳がん検診を受診してください!



西洋医学では手術や薬物療法(抗がん剤・ホルモン療法)・放射線治療などを組み合わせた総合的な治療が行われます。

がん全般に対する漢方の考え方
がんは正気不足(免疫力の低下や冷え)瘀血痰濁(血行不良)気滞(ストレス)などが絡み合った結果発生すると考えています。漢方では主に、補気養血薬・活血化痰薬・疏肝薬などを組み合わせて、予防や補助治療に取り組みます。
漢方薬で手術や放射線・抗がん剤など治療中に身体が受けるダメージ(体力・免疫力・血液検査数値の低下、食欲不振、吐き気、口内炎、むくみなど)を和らげ、体調を調えてしっかりと治療が継続できるように。副作用を軽減し、免疫力・回復力が上がることで再発の予防・延命効果・生活の質(QOL)の向上などが期待できます。

“がんの芽”は私たちの体内で日々発生しているもの。その芽を未然に摘み取るには、しっかりと寝る・バランスの良い食事・ストレスを溜めない・冷え症の改善など、まずは生活養生を気付け見直すことが大切です。

日本不妊カウンセリング学会
認定カウンセラー
夏苅竜子

《原稿作成に当たり、長崎県医療政策課・がん対策班と、ピンクリボンながさき様にご協力頂きました。ありがとうございました。》

ながさきpress2014年10月掲載

雲外蒼天 結婚15年目、待望の妊娠

2015年10月02日 | こうのとりがやってきた~店頭の症例から~
38歳のSさん。学生時代にがんが見つかり、1年間の抗がん剤治療経験がありました。生理、排卵は順調にあり、23歳で結婚。10年以上もの間子宝を望みながら授からず、遠方から相談に見えたのは3年前の夏。体調をうかがうと、ひどい生理痛に大きな血塊、寝るのは深夜2時で睡眠の質も悪く、イライラ、憂鬱、いつも眠くだるい、立ちくらみ、動悸、じんましんに慢性鼻炎に冷え性。慢性的な頭痛と肩こり、耳鳴り、便秘にゲップやガス…ありとあらゆる症状は〝全身からの悲鳴”で、子宝どころではない状況を示していました。

まずは根本的な体質改善を優先し、補気養血・活血薬を中心とした漢方薬の服用と、夜更かしなど生活習慣を見直すことをお願いしました。半年もするとずいぶん改善したため、生理周期に合わせて薬を飲み分ける「周期調節法」を始めました。それから更に半年後、基礎体温も良くなってきたので不妊治療との併用を提案しました。さっそく地元の専門病院を受診したところ、「抗がん剤治療と年齢からAMH(卵子の残存数を示すホルモン)が1.1と低く、妊娠力が低下している」との診断で体外受精をすることに。

漢方を服用して丸1年目の秋、採卵を2度続けて実施。2度目の移植で陽性反応が出ましたが、残念ながら子宮外妊娠で手術することに。心身が落ち着いた翌春、3度目の移植も結果は陰性。「子宮腺筋症から、子宮がボール状に腫れている」ため生理を止め、着床環境を改善することになりました。この4ヶ月間は内膜症治療を補助する漢方(清熱解毒・活血薬)を中心に併用し、子宮の腫れが引いたところで4度目の移植→昨年末、無事着床したとの連絡が。
様々なことを克服し、結婚15年目にして待望の妊娠でした。

現在は安胎薬を服用しながら、大事に経過を見ています。「先日5ヶ月検診でした。元気に育っています。心身共にサポートして頂いたおかげです」と嬉しいメールを頂きました。
出産予定は夏ごろ。私も元気な赤ちゃんと会えることを楽しみにしています!

日本不妊カウンセリング学会
認定カウンセラー
夏苅竜子

ながさきpress 2015年4月掲載

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おめでとうございます!
Sさんは元気な赤ちゃんを出産されました。



漢方の身体づくりと体外受精の併用で、結婚15年目にしてようやく授かったとてもカワイイ男の子。
産後数日で髪が真っ黒! 安胎薬をしっかり飲まれた証拠です。
“腎”がしっかりしていますから、元気で賢い子に育ってくれると思います。
(“腎”は成長・発育・老化に関係し、脳や骨・髪・生殖器系と関係が深い臓腑です)

途中、子宮外妊娠や子宮内膜症を治療するために生理を止めたり…、妊娠中も妊娠糖尿病など
いろいろな事がありましたが、その都度サポートさせて頂きました。

お産の時間もかなりかかったそうで、いまはそのダメージを取るべく産後養生の漢方薬を飲んで頂いています。