隆々ブログ

小平市議会議員 立花隆一の活動報告です。

国がストレステストの審査開始 専門家から批判相次ぐ。

2011-11-19 | 原発とエネルギー

11月15日、朝日新聞の記事です。様々に問題のあるストレステストです。原子炉の起動をするための検証というのであれば何のための「安全耐性評価」となってしまします。

(引用)  経済産業省原子力安全・保安院は14日、原発の運転を認めるかどうかの判断材料にするストレステスト(耐性評価)の報告書の審査を始めた。保安院が審査のためにこの日初めて開いた専門家への意見聴取会では、テストのあり方をめぐり批判が相次いだ。

 聴取会委員の井野博満・東京大名誉教授(金属材料学)は「不備があった安全審査を見直さないまま、テストを安全性の判断に使うのは理解できない」と指摘。テスト以前に、耐震設計への安全評価の見直しや、老朽化した原発の運転をどうするかを再検討すべきだとした。原発の地元住民を意見聴取会の委員に加えることも求めたが、保安院は「地元への説明は別に実施したい」とした。

 テストは2段階に分かれている。まず定期検査で停止中の原子炉を再起動させるために1次評価をし、その後さらに厳しい条件の2次評価をする。この点でも井野委員は「すぐに全原発を停止して、2次検査をするべきだ」と批判した。岡本孝司・東大教授(原子力工学)も「安全の本質を確認する2次評価を先にやるべきだ」と訴えた。(終了)