隆々ブログ

小平市議会議員 立花隆一の活動報告です。

小出裕章氏(京大教授)が「小佐古参与辞任などについて。」 語った。

2011-05-05 | つぶやき

5月2日(月)、MBS(毎日放送)ラジオの番組に、小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)が出演しました。

ラジオ小出裕章氏「小佐古参与辞任、フィルター取り付け、水棺等について」 の書き起こし(転載)を以下に掲載します。 

メインキャスター(以下「MC」):水野晶子    コメンテーター:平野幸夫・毎日新聞「ほっと兵庫」編集長

※完全なテキスト化ではありません。 誤字脱字等ご了承下さい。 ( )は補足等。

MC:小出さん、こんばんは。

小出氏:こんばんは。

MC・平野氏:よろしくお願いします。

小出氏:はい、よろしくお願いします。

MC:まず伺いたいのは、先週からの動きです。

  菅総理がわざわざ呼び寄せた内閣首相参与(内閣官房参与  という形で仕事をしていた放射線安全学

  の先生、東大の小佐古さん(小佐古敏荘)という教授が、自らお辞めになる事になりました。

  これは、とりわけ学校の校庭での子供の被曝の基準について、緩すぎる、と涙の会見となったのですが、

  この辞められた小佐古さんという方は、原子力専門家として、小出先生はご存知の方ですか。

小出氏:はい、私のケンカ相手です。

MC:そうですか、じゃあ本当に議論で180度違うような方ですか。

小出氏:そうです。

MC:これまで、どういうお立場で、お話をなさっていたような方なのでしょうか。

小出氏:例えば、静岡県には浜岡原子力発電所というのがあるのですけれども、その浜岡原子力発電所

  対する静岡県の技術アドバイザーになりまして、浜岡原子力発電所が絶対安全だというふうに言って来た

  人です。

MC:そうなのですか。

  浜岡原発は、地震の予想されている地域の真上にあるのだから、という話が今いろいろな所で議論になっ

  ている原発ではありますよね。

小出氏:そうです。

MC:この、今回お辞めになった小佐古さんがおっしゃっている事自体は、小出先生が先週の前半からおっし

  ゃっていた事と同じなのですよね。

小出氏:はい。 今回彼が言っている事は、大変まともです。

   私は彼を評価したいと思いますけれども、いつからどうしてこのように変わってしまったのかな、

   というのが私の疑問です。

MC:以前だったら、こういう事をおっしゃらないようなお立場の方でしたか。

小出氏:そうでした。

MC:そういう方が、このように、やはり今の政府のやり方は違うのだ、と。

  このままであれば、自分の子供にはこんな体験をさせたくない、ともおっしゃり、

  こんな事を認めたら学者としての生命を亡くしてしまうのだ、という強い事もおっしゃっています。

  ここまでおっしゃるというのは、小出先生からご覧になるとどんなふうに見えますか。

小出氏:小佐古さんがこんな事を言うのは、私は大変意外でした。

   ただ今回の彼の発言は、私は正しいと思いますし。 彼を支持したいと思います。