隆々ブログ

小平市議会議員 立花隆一の活動報告です。

小平市の避難者の受け入れはどうなっているのか。

2011-04-12 | 市民との対話

4月10日には、小平市岩手県人会の総会・懇親会に参加しました。陸前高田出身である会長のあいさつの中で、兄弟の方が亡くなり、親戚の方も現在、行方不明との報告がありました。他の役員である大槌町の出身者からは3月末に現地に入り、実家が跡形もない状況となっているとの報告もありました。

その中で、復興の意志を伝えるため、自粛ムードだけでなく、あえて、元気に「乾杯」をするようにしました。

その懇親会の終盤になった時、ちょっとした議論となりました。それは、「小平市はなぜ、避難者の受け入れをしないのか?地域センターなどで受け入れできるはずだ。」と、他の県人会の方から市長へ向けて意見が出されました。

確かに、小平市には市営住宅はありませんので都営住宅での受け入れというのが原則と行政は考えるでしょうが、受け入れ人数の収容だけではなく、少ない人数でも市内の公共施設で知恵を出し、可能な限り受け入れをしようとすることが、現地への励ましにつながるものになります。

意見を出した参加者の方は、非常事態に小平市のリーダーとしてあるべき姿について、強い口調で述べたものと感じました。

具体的には、小平市内の民間企業の遊休施設、中でも社宅・寮や国などの住宅などでの受け入れ(斡旋)業務を行政が行うことで、受け入れが可能になるはずではないか、と考えます。

ともかく、行政任せだけでなく議会も、危機意識を共有して、ある面一体で、素早い避難者受け入れと防災対策を進めるべきです。