隆々ブログ

小平市議会議員 立花隆一の活動報告です。

なぜ、議会がチームとして震災問題に取り組めないのか。

2011-04-10 | 議会改革

4月7日にお会いした方は、震災前に「防災の語る会」で意見を伺った方でした。

3月初旬に開催した語る会は、どうしても小平市の震災対策について聞きたいことがあるという方の要望で開かれました。説明担当として招かれ、小平市の現状と防災対策について説明しました。その時、小平市は、「『地盤もしっかりしていて、立川断層も影響がない。』」と行政は言ってますので大丈夫でしょう。」、と言ってしまった後での大震災だったので心苦しい思いでお会いしました。

その語る会での中で議会の役割に話がおよび、「たとえば、災害が起きた時に、現状では議会を招集することは議会(議長)が、自ら出来ないので通年議会を実施すべきです。」、とその時、説明しました。そして、その後、現実の震災に遭遇してしまいました。

3月11日、大震災が発生した夕方に議会の要職を務めていた方に、「被害が甚大であるので議会として義援金や支援をどうするすべきか、至急に臨時議会を開くべきでしょう。」との提案をしました。

ところが、「事務局からも、議長からも何もないので連絡があれば、それから考える。」との返事でした。

正直、がっかりしましたが、これが今の小平市議会の現実です。

問題は、議員個人や会派として募金などの活動はしていても、二元代表制の一翼を担う議会全体がチームで取り組まないので、議会としての存在感がないといわれるのです。

行政ができないのであれば、市議会の28人が有事の際には、直ちに議会に集まり、現場での市民の声を持ち寄り、議員が議論を様々な角度から行い、一定の方向性を打ち出し、市へ要望し、実行に移すなどの取り組みを進められていれば、もっと素早く対応ができたのではないかと考えています。