高知の自然・環境

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森林インストラクター 宇都宮東吾 「竹と遊ぶ」・・・はじめに

2009-02-25 | 木工・竹細工・竹とんぼ


「竹と遊ぶ」
はじめに
竹とは何かと尋ねると、「竹は木でもない草でもない竹である」、竹博士で名高い上田弘一先生の答えです。このことは、竹が独特の個性を持った植物であることの証です。

最近、竹・笹を邪魔物視されることが多いようですが、毒にも薬にもならない植物とは異なり、有用な植物であることを再認識すべきです。
四国山地のイシヅチザサは、笹特有の土壌緊縛力で山地崩壊と土壌浸食を防止しています。また、水源林として評価の高い四国のブナ林には、地床植物として笹が密生し、笹が生態系の一員として重要な役割を果たしています。

利用面では、食用たけのこ、竹工芸、建築資材、農業用資材、造園資材、生活用品、文化用品、遊び用具等々、さらには、竹炭、竹酢液など広範多岐にわたって利用されています。従って、邪魔物視することなく、豊富にある竹・笹を積極的に利活用を目指した研究開発が急務です。

同時に、関心を呼び起こすためにも竹・笹の特徴を活かしたイベントによって、地域の活性化を図ることは、一石二鳥の効果が期待できます。

竹・笹に関しては、どの地域でもいろいろな特技を持った方々が必ずいらっしゃいます。この熟年パワーを今こそ活用した「竹と遊ぶ」ーつくる、あそぶ、たべるーイベントを通して「元気想像」に一役果たすことになれば幸いと考えています。

              森林インストラクター 宇都宮東吾   

森林インストラクター 宇都宮東吾・略歴

2009-02-25 | 木工・竹細工・竹とんぼ
森林インストラクター 宇都宮東吾

略歴

1931年生まれ。
松山農科大学(現愛媛大学農学部)卒業後、愛媛県庁に勤務(研究職18年、行政職20年)、1992年退職。

退職後の第二の人生は、生きがいを感じる自然体験活動の道を選び、自然体験活動に関する組織づくりと組織活動、ネイチャクラフト分野のオリジナル作品開発、新しい自然遊びの考案、環境学習プログラムの研究開発等に尽力。

平成18年現在 四国森林インストラクター会 会長
       愛媛県森林・自然体験活動連絡会 代表
       元愛媛県森林インストラクター会 会長
       元愛媛県ネイチャーゲーム協会 理事長
       元大谷池ネイチャーゲームの会 会長

現住所 松山市束本2-7-17(TEL089-932-8991)


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