黒坂黒太郎コカリナブログ

黒坂黒太郎のコカリナコンサート活動、東日本大震災被災地支援活動など

被災地支援コンサートVol.89    茨城県古河市   4月21日

2013-04-24 10:20:14 | 被災地支援
古河市は茨城県の最西端にあり、埼玉県、栃木県とも隣接する人口14万の町。広々とした田園がのどかに広がる美しい町。この町にもコカリナサークルがあり、その皆さんが主催して「被災地支援コンサート」が行われました。会場は地域に密着したホール。実行委員会の皆さんが手作りでコンサートを作ってくださいました。コンサートの中で地元コカリナサークル(なんと平均年齢70を越えているとか)の「どんぐり」の皆さんが「サリーガーデン」「星に願いを」「浜辺の歌」を演奏してくれました。コカリナの音がピッタリ合った素晴らしい演奏でした。当日は、冬に逆戻りしたような、とても寒い日だったのですが、会場は被災地への思いに包まれたなんとも温かいコンサートになりました。


東日本大震災被災地支援音楽祭 イン 松戸 4月20日

2013-04-23 11:26:39 | 被災地支援
 千葉県松戸市に「サンヨーホーム」という住宅建築会社があります。ここの会長さんがとっても音楽好きな方で、今までも何回もコンサートに呼んでいただきました。今回は被災地支援という形で、松戸市のメインホール「森のホール21」にて行われました。
松戸市立松戸高校の吹奏楽を始め、松戸地域で活躍する女性コーラスグループ「ディヴァレンジャー」、南三陸町出身の女性歌手「まきのめぐみ」さんらも出演、後半50分ほどを「コカリナと歌」で被災地に思いを届けました。 お客さんのノリもとてもよく、温かい雰囲気で被災地の皆さんだけでなく、みんなが元気になれるコンサートでした。
 千葉県に住む高校の同窓生が駆けつけてくれ、同窓のホームページに素敵な感想を載せてくれましたので、紹介させていただきます。

寒くても幸せ
投稿者:ToMo 投稿日:2013年 4月20日(土)23時19分18秒
 松戸市の「森のホール21」で開かれた東北復興支援音楽祭に行って来ました。
 Kuroの工房から届いた文書に、今日そこでコンサートがあると載っていたので、友だちを誘い、あれこれ調べている内に朝日新聞の千葉版に載ったので、直ぐに主催者に(無料)招待券を依頼しました。最寄り駅まで家から1時間半、半年ぶりに会う友人と昼飯を済ませて会場へ。
 1時開演、最初は市立松戸高校の吹奏楽部の若々しい演奏(40分)、新入生も居るので稚拙な部分もあったけれど、元気いっぱいで良かった。(略)
 それから休憩を挟んで、黒君たちの舞台。Kuroの巧まざるユーモアが一気に聴衆に親近感を覚えさせ、コカリナの音色が陶酔に誘う。周美さんの美声が会場を魅了する。ピアニストのテクもユーモアセンスも二人の演奏にぴったり。今日も最高のステージだった。周美さんが風邪なのか咳き込んでいたのが心配だったけれど、それでもあの美声でステージを勤め上げたのは流石のプロ根性でした。
 友人の言葉をそのまま載せると「良いものを紹介してくれてありがとう。もっと聞いていたいと思うコンサート、もっと見たいと思う舞台は滅多にないけれど、黒坂さんのステージはもっと聞いていたかった。」「周美さんの声はとても素晴らしいし、たとえばアメイジンググレイスにしても色々な人の歌を聴いてきたけれど遜色ない、彼女の歌になっている。」と。
 新松戸でしばらく旨い酒を酌み交わして別れたのだけれど、友人は帰宅してからUチューブでKuroたちの須坂での演奏会を一時間聞いたということです。演劇部顧問として活躍し映画・演劇に通じ、今は謡曲を習いながら能を見る目を養っている友人に、本当に素晴らしい人たちの演奏会を教えてくれてありがとうと言われた日でした。
 音楽祭も良かったし、酒も旨かったし、おまけに感謝の言葉を浴び続けて、本当に幸せな1日でした。

 

東京コカリナアンサンブル第6回定期演奏会   4月13日

2013-04-19 22:37:09 | 情報
4月13日 東京紀尾井ホールにて東京コカリナアンサンブルの定期演奏会が行われました。今回は、客演にチェンバロの第一人者中野振一郎さん、NHK交響楽団の首席コントラバス奏者の吉田秀さんをお迎えして、豪華な定期演奏会になりました。プログラムは、一部は「アネモネの誓い」(黒坂黒太郎作曲)から始まり、リストの「愛の夢」バッハの「G線上のアリア」無伴奏、と続きます。久石譲の作品の後、太極拳のために創った「虚空」(黒坂黒太郎作曲)をコントラバスと一緒に。そして一部の最後は新曲「ユー・レイズ・ミー・アップ」を矢口周美がコカリナ合奏をバックに歌い上げました。二部は黒坂黒太郎が「チャルダッシュ」を チェンバロ、コカリナと共に演奏。その後、ヴィバルディのヴァイオリン協奏曲から「春」「冬」。そして最後はヘンデルの「水上の音楽」「ラルゴ」「ハレルヤコーラス」。ラルゴでは平和を。ハレルヤでは人間讃歌を高らかに歌い上げました。アンコールは交響詩「ふるさと」、さらにその後、会場と一緒に「故郷」を歌い締めくくりました。
沢山の感想が寄せれました。それを紹介します。
●コカリナは抒情歌がぴったりと思っていましたが、クラッシックが吹けることに驚きました。ソプラノは明るく、バリトン・バスは体にしみ込んでいきます。企画がとても素晴らしかったと思います。一部、一番若い高校生、二部、白髪の美しいご婦人、お二人の司会がとてもよかったです。落ち着いた口調での曲紹介がわかりやすく、聞いた後で聴く曲がよく理解できた気がします。チェンバロとコントラバスがコカリナとこんなにもぴったりと響きあるのですね。聞き終えた後、脳や身体がリラックスした感じで、体の疲れがとれ、駅エスカレーターをつかわず上り下り階段で。心が穏やかになりました。(千葉県・女性・60代)
●コカリナの音色とホールがとてもよくあっていて、気持ちよく聴けました。コカリナ・コントラバス・チェンバロ・ピアノでの演奏はとても楽しめました。ハレルヤコーラスは本当に歌っているようで素敵でした。(埼玉)
●よくもたくさん、素晴らしいコカリナ演奏者が育ったものだ!と感動しました。何種類かのコカリナを持ちかえて!!「G線上のアリア」までやってしまって!!全部「木」の楽器なので同じ音色で落ち着いた気分になります。吉田秀さんの「コントラバス」の音色がすごく落ち着かせてくれました。周美さんの歌がますますコカリナの音色に合ってきて感動させられました。後半は「古典」音楽へのコカリナによる挑戦に、更に感動させられました。アンコールの「故郷」客席ともども全員合唱には涙が止まりませんでした。「礼」のタイミングまで教えながらの演奏会。ご苦労さまでした!!(東京・男性・83歳)
●格調高くて感激したしました。木の小さな笛がコントラバス・チェンバロと調和して素敵でした。コントラバス・チェンバロの生の音を聞くことが出来、うれしかったです。いつの日がN響と共演してください。ありがとうございました。(東京・女性)
●期待どおりの演奏会!!でした。ありがとうございました。(神戸・女性・64歳)
●姪が心温まる良いコンサートだといっておりました。(新潟・女性・60歳)
●コントラバス・チェンバロ・ピアノ・コカリナの世界、もっと聞きたい~!50人ほどのコカリナの音色もすばらしかったです。(東京・女性・70歳)
●コカリナでバロック音楽をやるなんて、すごい!!とても格好よかった。チェンバロとコントラバスが加わるとコカリナの優しい音色も重厚感が増して!!すごい!の一言。めちゃ格好よかったよ~。黒坂さんのチャルダッシュもいつもとはひと味ちがって素敵でした。(東京・女性)
●チェンバロ・コントラバスとのコラボもすばらしかった。楽曲も馴染みのあるもので楽しめました。メンバーの皆様、お疲れさまでした。次回を楽しみにしています。司会もメンバーの中から選ばれているのがまた親しみが持てます。(神奈川・女性・60代)
●コカリナのアンサンブルを初めて聞きました。高音もやわらかな音色でハーモニーはコーラスの様でした。後半プログラムのヘンデル素晴らしかったです。(神奈川・女性・40代)
●選曲・演奏もアレンジも構成も素晴らしかった。チェンバロ・コントラバスとのコラボもよかった。(東京・女性・62歳)
●初めて聞きましたが、とてもよい落ち着いた音色でよかったです。(さいたま市・女性・50歳)
●優しい音色に心がいやされました。アンコールの「ふるさと」はピカイチ!アレンジも素晴らしい。是非「きらきら星変奏曲」がききたい。ただ残念だったのは、タクトをあまり見ていなかったことかな・・・。リクエスト曲:ジブリ・エーデルワイス・涙のカノン など(東京・女性・52歳)
●木の楽器、素晴らしかったです。初めて知った楽器ですが、とても日本人に合うと思いました。和と洋を結ぶことも上手で楽しかったです。(神奈川・女性・65歳)
●コカリナの音色の素敵さを初めてしりました。黒坂先生の一段と光った、うっとりするような吹きも良く、話術も良くとても素敵な良い演奏会でした。あらためて40周年お祝いを申し上げます。チェンバロ他、コカリナ演奏の皆さんありがとうございました。右端男性陣のダンディ御主人、どうぞ末永く演奏を、またお会いできる日を楽しみにしています。(神奈川・女性・63歳)
●アネモネの誓い…切なくなりました。愛の夢…ピアノ曲をコカリナで、福澤先生のピアノでささえながらのハーモニー、お見事?。G線上のアリア…コントラバスコカリナの柔らかい響きが魅力的。久石譲の作曲した曲がコカリナにぴったりなのはなぜでしょう。心地よい。虚空…黒坂先生らしい曲。青空の下丘の上に寝転んでいたくなるような曲でした。ユーレイズミーアップ…周美先生のまろやかな歌声に曲も癒されました。一言一言日本語を大切に歌われて心に確かに響きました。チャルダッシュ…ウイーンフォイリゲの夢の様な一時を思いだしました。うっとりです~。何度聞いても黒坂先生素敵です。コントラバスの低音が体の奥深くまでつき動かす様な感じ。四季…コカリナが小鳥のさえずりになりました。ヘンデルの世界もコカリナの音色が似合うというのは嬉しいです。コカリナをここまで極めて下さりありがとうございました。福澤先生のアレンジ、演奏、いつも素晴らしいです。本日のプログラム選曲も良く、満たされました。感謝。故郷のアレンジ、演奏、コカリナの誇りとなる代表曲ですね。素晴らしすぎます。感動。胸が熱くなりました。東京コカリナアンサンブル最高!!(千葉・女性・62歳)
●とても素晴らしくしばし呆然としております。いつまでも心に響く素晴らしい音色にこの感激を糧にこれからまた生活していきたいです。(千葉・女性・67歳)
●コカリナとはどんな楽器なんだろうと、興味半分で演奏会に参加しました。聞いていさわやかな音色に心が癒されました。素晴らしい演奏をありがとうございました。また聞きたいです。このような演奏会を通じて、より多くの人に愛される音楽になれればよいですね。(埼玉・男性・67歳)
●吉田秀さんのコントラバスとコカリナアンサンブル楽しみにしていました。「虚空」コントラバスの響きとコカリナの音色が良く合って、素晴らしかったです。コントラバスに支えられてコカリナを吹いている人も楽しそうでしたよ。「チャルダッシュ」今までにない盛り上がり、とても良かった。1回しか合わしていないとか・・・さすがプロですね。「コントラバスとチェンバロの世界」とても心がなごみました。二つの楽器が話をしているようでした。第6回の定期演奏会、コカリナアンサンブルもよく音がそろっていて、レベルが上がりました。ソプラノが美しかった。第7回も楽しみにしています。午後の一時、有意義な良い時間でした。ありがとうございました。(東京・女性・73歳)
●大変よかった。去年(24年5月)よりよい。(東京・男性・76歳)
●何時聞いても素晴らしい。しかし、今回は客演もあり、特に素晴らしいと思った。(今日で3回目です。)(埼玉・男性・74歳)
●良かった。チェンバロを初めて目にしました。生で聞いたのも初めてです。バッハの曲が合うのがよくわかりました。(東京・男性・72歳)
●とても心なごむコンサートでした。ありがとうございます。チャルダッシュは素晴らしかったです!!コントラバスのソロ演奏は初めて聞きました。これも感動でした。ちなみに私はコカリナの存在を初めて知りました。(神奈川・女性・68歳)
●初めてのコカリナコンサートでした。とても楽しみにしてまいりました。コカリナの美しい音色に胸を打たれ、また、コントラバス・チェンバロ等の素晴らしい合奏も加えて本当に感激の一時でした。コカリナはまだ始めたばかりヨチヨチ歩きですが、少しでも進歩してなんとか音の出るようにと思っています。今日は素晴らしい一時でした。
●今日初めて定期演奏会に参加しました。とても素敵なコカリナの音色に感動しました。(特にソプラノ)初めて生演奏で聞く、コントラバス・チェンバロの音色にもとても癒されました。鳩ケ谷でのチャリティコンサート「つむぐ」以来の周美さんの生の歌声に「がんばろう」という気持ちを頂きました。時々職場でコカリナのCDをながしているのですが、黒坂さんのチャルダッシュが私は大好きで、今日聞けたこと、とても嬉しかったです。ソプラノコカリナを持っていますが、素敵な音色が心から出せるように練習しようかななんで思っています。また、コンサート聞きに来ます。ありがとうございました。(埼玉・女性・43歳)

ブレンダン・グラハムさんからのメール

2013-04-10 09:48:45 | 情報
「涙と希望の島」(Isle of Hope, Isle of Tears)の作詞・作曲者、そして世界的大ヒット曲「ユー・レイズ・ミー・アップ」の作詞者として知られるアイルランドの作家、ブレンダン・グラハムさんからメールが届きました。
昨年暮れにお送りした「希望のコカリナ」のCDがイギリスの出版社を通じてようやく届いたようで、それに対するお礼のメール。
ブレンダンさんは、本業は小説家。ベストセラーになった本を書いている方ですが、ホームページもなく、どこに住んでいるかさえ明らかにされていない「不思議な人」だそうです。
ネットでようやく写真と紹介記事を見つけることができました。
Dear Kurosaka,
黒坂さん
I have only recently received your CD and only today did I have the opportunity to listen to all of it. It is really a beautiful piece of work...congratulations.
最近あなたのCDを受け取りました、そして今日やっとすべての曲を聴くことができました。これは素晴らしい作品です。おめでとうございます。

I am very happy with the recording of Isle of Hope, Isle of Tears...and I loved the singing - who is the singer?.
Isle of Hope, Isle of Tears...のできには非常に満足しています。歌が素晴らしい。誰が歌っているんですか?

I hope that the CD was a success for you and that it helped the people of Fukushima.
あなたのCDの成功が、福島の人々の助けになる事を願っています。

Very best wishes,
お元気で。
Sonas,
幸せを

Brendan Graham
ブレンダン グラハム

ブレンダンさんの写真

ブレンダン・グラハムは1945年生まれ。小説は『The Whitest Flower』(1998年)と『The Element of Fire』(2001年)のたった2冊という寡作ぶり。前者はアイルランドでベストセラー第2位になったそうで、『Die Irische Nacht(アイルランドの夜)』という題名でドイツ語訳されている。この作品はアイルランドの大飢饉を伝えるドキュメンタリー小説とされており、マサチューセッツ工科大学の教科書として採用されているとのこと。彼はまた作曲家でもあり、元アイルランド音楽権利団体の首長。現在は西アイルランド在住。

『The Element of Fire』はアイルランドの大飢饉で未亡人となったヒロインのエレンが、生き残った二人の子供、そして飢饉のさなか取り残されていた「物言わぬ少女」とともに1850年代の米国ボストンに逃れるという物語。当時のボストンは米国交通・文化の要所で、エレンは安定した生活と新たな恋人を得るが、旧世界を捨ててきた絶望感と、米国で始まろうとしていた南北戦争の動乱の中、人生と愛の葛藤に翻弄されるという物語らしい。


被災地支援コンサートVol.88   千葉県山武市   4月7日

2013-04-09 20:44:45 | 被災地支援
山武(さんむ)市は千葉県の東部、九十九里浜に面した町。2006年に成東町・山武町などが合併して山武市となった。毎年のように「山武コカリナまつり」が行われているため、コカリナ愛好家にはよく知られた町。この町で被災地支援コンサートが行われました。ちょうど、台風並みの低気圧が襲来、天候が心配されましたが、当日の朝になると、少し風はあるものの、「台風一過」でからりと晴れ渡りました。おまけに、町の一大行事「市民ウオーキング」が中止となり、そこからお客さんも沢山きてくださり、会場はほぼ満席。そして市長さんも、教育長さんもご来場。なんとも幸運な。低気圧に感謝でした。
コンサートの中では、二つのコカリナグループが登場、素敵な音色を披露してくれました。会場となった山武文化会館の音響もすこぶるよく、とても気持ちよくコンサートを行うことができました。